うさ乃佑

大学入試現代文講師。既婚アラフィフ。英語学習、SF、クラシック音楽、仏教、瞑想などに関…

うさ乃佑

大学入試現代文講師。既婚アラフィフ。英語学習、SF、クラシック音楽、仏教、瞑想などに関心あり。読書メモをnoteに書いています。(批評めいたものではなく、雑感です)

記事一覧

悩み、願い、欠点、長所を併せ持つ人間として生きる

朝目覚めて、今日もまた人間としての一日が始まると、弱さや欠点を抱え、不如意がありつつも、丁寧に、荒っぽくなく、人を見下さず生きていく、謙虚な心で何らかの形で世の…

うさ乃佑
3日前

エンターテインメントの世界

エンターテインメントの世界には、面白い人、歌の上手い人、顔の美しい人、キャラが立っている人、場の雰囲気を作れる人、絵の上手い人、物語のを作るのが上手い人、演技が…

うさ乃佑
4日前

世のため人のため

わたしの半世紀の人生を振り返って思うことですが、やはり自分の欲望を優先して何かを行ったとしても、それは結局うまくはいかなくなるということです。心身のバランスが崩…

うさ乃佑
4日前

わたしの叔父さん

わたしの母方の叔父さん、母の姉の旦那さんは、小金持ちだった。不動産関係の仕事をしていて、ちょうどバブル期だったこともあり業績は好調、大金持ちではないが、小金持ち…

うさ乃佑
4日前

ビーイング・ダルマーーー自由に生きるためのブッダの教え (アチャン・チャー) (1)

タイの名僧であるアチャン・チャー師の説法に基づく本です。瞑想に興味を持ったのはもう七、八年前になります。最初の頃は、たしか草薙龍瞬さんの「反応しない練習」や小池…

うさ乃佑
6日前
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今日は英語学習デー

今日は英語学習デー。空き時間は英語の学習に勤しみます。楽しんで学習してこそ実り多き学びがあり、精神の血肉にもなっていくと思います。受験勉強も同じ、単なる苦役、ミ…

うさ乃佑
8日前

禅と精神医学 (平井富雄) (3)

恩田彰の言葉「生き生きとした新鮮な心が、座禅によってもたらされ、それが創造力の母体となる」「心身鍛錬の必要性」「生命感情回復」「パスカル・生の存在論」「数息観」…

うさ乃佑
10日前
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現代の日本人の精神構造

現代の日本人の精神構造について、明らかにしていきたいのだ。どういう歴史的な経緯で、どのような変遷によって今に至るのか。他国の文化で生きる人々にも関心はあるが、や…

うさ乃佑
10日前

生きる現代文読解語 (霜栄) (5)

語句の意味問題が500題あるんだが、自分で辞書を引いて調べ直している。書き込みだらけになった。自分の持っていた語感との微妙なズレなどを確認しながらの楽しく有意義な…

うさ乃佑
12日前
2

生きる現代文読解語 (霜栄) (4)

いま、語彙のところを読んでるんだが、これが現代文講師としてあるまじきほど、語句の意味で忘れている箇所があり、これはもしかして老化現象なのではないかと自分を訝って…

うさ乃佑
2週間前

浄土三部経(上) 無量寿経 (中村元、他) (1)

岩波文庫の無量寿経についての解説本を読んでいこうと思う。「日本人の心に深い感化を及ぼした浄土三部経」と表紙にあるとおり、日本人、日本語母語者、日本文化の中で育っ…

うさ乃佑
2週間前
1

禅と精神医学 (平井富雄) (2)

まだはじめの方しか読んでいないのだが、読んでいるだけで心が落ち着いてくるような文章である。著者が、瑩山禅師を非常に尊敬しているのが伝わってくる。心が豊かで落ち着…

うさ乃佑
2週間前

生きる現代文読解語 (霜栄) (3)

ずるーーい。大昔、こんなに分かりやすい親切な現代文の参考書はなかったぞ。みんな、しかたなくもっと自分だけで苦しんで勉強していたのだ。それにしても、言葉の世界って…

うさ乃佑
2週間前
1

生きる現代文読解語 (霜栄) (2)

序章・現代とは?を読んだのだが、これ秀逸じゃね?というワードが脳裏に浮かんだ。最後の「思想チャート」という表。中世・近代・現代と比較しながらすっきりと理解できる…

うさ乃佑
2週間前
1

生きる現代文読解語 (霜栄) (1)

これは受験生たちに「読むための前提知識」を与えようとする本だと思う。受験生必読の書の一つとされているようだ。受験生たちは限られた時間の中で受験対策、読解力養成を…

うさ乃佑
2週間前
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地頭(じあたま)について

わたしは自分の地頭が、あまり良くないと感じながら生きてきた。それはすでに中学生時代からそうだった。単に知能がどうこうではなく、自分の力で何かを考え出す、考案する…

うさ乃佑
2週間前

悩み、願い、欠点、長所を併せ持つ人間として生きる

朝目覚めて、今日もまた人間としての一日が始まると、弱さや欠点を抱え、不如意がありつつも、丁寧に、荒っぽくなく、人を見下さず生きていく、謙虚な心で何らかの形で世のため人のためにもお役に立っていこうとする、そういう心構えで一日を始めていくこと。

エンターテインメントの世界

エンターテインメントの世界には、面白い人、歌の上手い人、顔の美しい人、キャラが立っている人、場の雰囲気を作れる人、絵の上手い人、物語のを作るのが上手い人、演技が上手い人、頭のいい人など、「魅力的な人」がたくさん活躍している。スポーツも広義のエンタメとすれば、テクニックややスピードやパワーに優れ、組織的な動きが巧みな「優れたプレーヤー」がたくさん存在している。そして人々は、彼ら彼女らのパフォーマンス

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世のため人のため

わたしの半世紀の人生を振り返って思うことですが、やはり自分の欲望を優先して何かを行ったとしても、それは結局うまくはいかなくなるということです。心身のバランスが崩れていき、後に多大なダメージを受けるのです。世のため人のため、少しでも周りの人、関わる人の「お役に立っていこう」「お手伝いをしよう」そういう思いで、カッコつけることなく、こちらの弱点や悩みも隠しすぎず、適切にお話もしながら、「人と人」のおつ

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わたしの叔父さん

わたしの母方の叔父さん、母の姉の旦那さんは、小金持ちだった。不動産関係の仕事をしていて、ちょうどバブル期だったこともあり業績は好調、大金持ちではないが、小金持ちになっていた。気前のいい人で、いとこと遊ぶたびに一万円や二万円を、ぽんとお小遣いにくれた。正直、私はそのお金を有効に活用できたとは言えないが。子供なので、自分でお金を稼いだこともないし、その一万円の重みなど知る由もなく、ただただ喜んでいた。

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ビーイング・ダルマーーー自由に生きるためのブッダの教え (アチャン・チャー) (1)

タイの名僧であるアチャン・チャー師の説法に基づく本です。瞑想に興味を持ったのはもう七、八年前になります。最初の頃は、たしか草薙龍瞬さんの「反応しない練習」や小池龍之介さんの「考えない練習」を読んだ記憶があります。思考を止める、雑念を止める、その効果について初めて知りました。その後、高名なティクナットハン師の著作に親しみ、マインドフルネスについて知りました。仏教の専門的な内容も含まれるため、十分な理

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今日は英語学習デー

今日は英語学習デー。空き時間は英語の学習に勤しみます。楽しんで学習してこそ実り多き学びがあり、精神の血肉にもなっていくと思います。受験勉強も同じ、単なる苦役、ミッションと思ってこなしていくのか、学問の始まりであると好奇心を働かせて取り組んでいくのかで、後の人生への影響がまるで違ってくるのではないでしょうか。教え子たちの社会での活躍を見ていても、そう思います。

禅と精神医学 (平井富雄) (3)

恩田彰の言葉「生き生きとした新鮮な心が、座禅によってもたらされ、それが創造力の母体となる」「心身鍛錬の必要性」「生命感情回復」「パスカル・生の存在論」「数息観」「病的不安と健康な不安」「自然の不安をもつ人間存在」「円寂する心」「ストレスがすべていけないのではない、不安があってはノイローゼになるというのは誤った考え」「現実を避け、現実をあまりに苛酷と考える二次的不安(浮動性不安)↔人間の復元力」「進

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現代の日本人の精神構造

現代の日本人の精神構造について、明らかにしていきたいのだ。どういう歴史的な経緯で、どのような変遷によって今に至るのか。他国の文化で生きる人々にも関心はあるが、やはり母国語を使う人々が一番の対象になろう。一体、何がどうなって、今のような日本人になっているのか、それが知りたいのだ。

生きる現代文読解語 (霜栄) (5)

語句の意味問題が500題あるんだが、自分で辞書を引いて調べ直している。書き込みだらけになった。自分の持っていた語感との微妙なズレなどを確認しながらの楽しく有意義な作業である。もちろん書いてあることをそのまま受け入れるのも問題ないのだが、やはり自分で調べるのもプラスになると思う。その分、時間はかかるけどね。

生きる現代文読解語 (霜栄) (4)

いま、語彙のところを読んでるんだが、これが現代文講師としてあるまじきほど、語句の意味で忘れている箇所があり、これはもしかして老化現象なのではないかと自分を訝っているところ。自身の老いを実感するのも人生体験の一つとはいえ、受講生に迷惑をかけてはいけないので、こまめに辞書を引いて確認しながら読んでます。辞書って、引き始めるときりが無いというか、意味が循環してるところもあるし、辞書によって結構意味も違っ

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浄土三部経(上) 無量寿経 (中村元、他) (1)

岩波文庫の無量寿経についての解説本を読んでいこうと思う。「日本人の心に深い感化を及ぼした浄土三部経」と表紙にあるとおり、日本人、日本語母語者、日本文化の中で育った人々のことを考える際に、浄土三部経は欠かせない文献であろう。と、ずっと思ってきたのだが、ちゃんと読む機会がなく、やっと読み始める(こんなんばっかし)。読むと言っても、仏教学の専門家でもなし、自分流で読んで、雑感を述べていく。いつも通りであ

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禅と精神医学 (平井富雄) (2)

まだはじめの方しか読んでいないのだが、読んでいるだけで心が落ち着いてくるような文章である。著者が、瑩山禅師を非常に尊敬しているのが伝わってくる。心が豊かで落ち着いた人であると、そうみなしておられるようだ。座禅というものに対して、ソフトなイメージが広がってきて、読んでいて心地よさすら覚えるのである。

生きる現代文読解語 (霜栄) (3)

ずるーーい。大昔、こんなに分かりやすい親切な現代文の参考書はなかったぞ。みんな、しかたなくもっと自分だけで苦しんで勉強していたのだ。それにしても、言葉の世界って面白いなぁ。(つづく)

生きる現代文読解語 (霜栄) (2)

序章・現代とは?を読んだのだが、これ秀逸じゃね?というワードが脳裏に浮かんだ。最後の「思想チャート」という表。中世・近代・現代と比較しながらすっきりと理解できる。特に現代の項目が秀逸。現代って面白い。現代を生きてみたいって思わせる記述になっていると思う。

生きる現代文読解語 (霜栄) (1)

これは受験生たちに「読むための前提知識」を与えようとする本だと思う。受験生必読の書の一つとされているようだ。受験生たちは限られた時間の中で受験対策、読解力養成を行わねばならず、そのための省エネ、省時間が不可欠となる。そのためにこの本は役に立ちそうだ。読み進めていく。

地頭(じあたま)について

わたしは自分の地頭が、あまり良くないと感じながら生きてきた。それはすでに中学生時代からそうだった。単に知能がどうこうではなく、自分の力で何かを考え出す、考案するということが得意ではないと、不十分であると感じてきたのだ。だが、それは地頭がどうこうという問題ではなかったようなのだ。当時から、わたしの頭は様々な分野に関心が分散されすぎていて、専念するということが難しかった。それはわたしの気質というよりは

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