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グラデーション

人生は明確に区切りというものは無い。

あたかも区切りがあるかのように教育されている。

24時間が1日と言われ、365日を一括りにして1年と言われる。

学生は、1年経過すれば進級し、最上級生は卒業する。

大人になって感じるのは人生はいつどこで何をしても良いということ。

勝手に自分からクラス替えをしても良いし、勝手に卒業しても良い。

そして、いつでも入学しても良いし、野球部をやめて茶道部に入っても良い。

卒業するのも先生に報告しても良いし、しなくても良い。

もちろん全ての責任は自分に返ってくるのだが、意外と自由なのにいつの間にか自由を失ったかのように生きている人は多い。

何事にも区切りというものは、誰かが決めたルールなわけで、土日に必ず休む必要は無いし、1日3食食べなくても良い。

多くの人が信じているものは誰かが決めたルールや固定概念の中で生きているのだ。

時間と共にルールや固定概念も変化していく。

風潮や流行りも、大正、昭和、平成、令和と変わっていっている。

というか、同じことなんてことはない。

今まで味方だった人が環境や立場の変化でお互いに競い合わないといけない敵になる可能性もある。

久々に会っていない親戚もいつの間にか成長し大きくなっていることがある。

今日も明日も明後日も全く同じ1日が訪れることはない。

今日は今日しかないし、今日できることが明日できるってことは保証されていない。

明日には命を落とし、骨になるかもしれない。

そう考えると人生というものはかなり尊い。

どんな人間でも時間と共に老い、命は無くなるのだ。

人生はグラデーションのようにいつの間にか色が変わっている。

そして人間も喧嘩していた人といつの間にか仲良くなったり、いじめの標的がいつの間にか変わったり、仲の良かった人でも些細なことで縁が切れたり、人間の心というものも不思議なものである。

環境や立場の変化で仲良くなる縁もある。

人の心もご縁もグラデーションのように変化していると最近強く感じたお話でした。

終わり。








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