他人に嫌われる覚悟。
私の周りに100人の人間がいて、基本的にその人たちと蜜に接する機会があるとします。
その全員の誰からも嫌われずに過ごしていくにはどうしたら良いでしょうか。
・悪口を言わない
・陰口を言わない
・文句を言わない
・楽しい話をする
・良い人でいる
なんて感じでしょうか?
ま、この辺は良いですが、「ゴリさん」っていう人格がゴリさんであることにおいて、100人全員に不快感を与えず、全員に好かれる状態っていうのはありえることでしょうか?
例えばね、100人に嫌われないでいるには、100人からどんな誘いがあっても断ることは出来ませんね。
カラオケだろうが、釣りだろうが、ディズニーランドだろうが、スイーツ巡りだろうが、2時間並んでようやく食べられる超人気の店に行く、ってことだろうが。
ちなみに、今、挙げたものは、私全部苦手です。
なので、そういうものは基本的に鮮やかに軽やかにお断りするわけですが、誰にも嫌われないで生きていくとしたら、イヤイヤながらでも付き合って、それでもそのイヤイヤオーラを打ち消して、「楽しいね~。また行こうね~♪」っていう盛大な嘘演技を終えて、ようやく家に帰って仮面を脱ぐわけです。
人に嫌われないために、自分を痛めつける、悲しき仮面レスラー。
だったらね、最初から悪役レスラーになってしまった方が良いと思うわけです。
「カラオケ?ディズニー?スイーツ?そんなもんいるかボケ!酒持ってこいや~~!!!」っていう感じで。
むしろ、そこまで開き直ってしまえば、「あ、あの人はそういう人なのね。」ってことになるし、どんな悪役レスラーにもファンというものはいるものです。
「誰からも嫌われない人」ってね、狙って出来るものではないと思うんですね。
そういう人もごくたまにいますが、それって、才能ですよ。
約束は守らない、平気で自分勝手な行動をするっていうようなものがあっても、「でも、あいつは憎めないよな。」ってことを誰にも思わせることが出来る人ってのは、もはや、それは天から授かった「そのままの存在で人に好かれる」っていう才能です。
なので、本人は「人に嫌われないように生きていこう♪」なんてことは全く思っていません。
それが見え隠れした時点で、鋭い人からは、「あいつ、何気に打算的だな。」ってことがわかってしまいますから。
誰からも嫌われない、なんてことは無理です。
100人中の50人、60人に嫌われるのはきついですが、100人中の1人、2人に嫌われる程度ならば、「人間社会においては、むしろ、それくらいが正常」って感じで思っていた方が良い。
「絶対に誰からも嫌われたくない!!!」って思っているから、嫌われないためにビクビクして過ごしてしまうし、誰か1人にでも「嫌われてるモード」を出されただけで、ドン引きして傷ついてしまうわけです。
いいじゃん、別に、1人、2人に嫌われたって。
つうか、98人、99人はあなたのことが基本的に好きなわけでしょ?
自分のミスで誰かを傷つけてしまったり、誤解によってトラブルが起きてしまったようなことならば、謝るなりしっかりと話し合いをするなりしたら良い。
わざわざ、敵を作るようなことをすることはないわけですが、それでもダメならね、もう、しゃあないよ。
特に、日常的に会う利害関係の強い人でない、「滅多に会わない知人」とかだったら、ほんとにどうでも良い話。
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