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外資系メーカーで働く僕の日々 [3/22~3/26 の記録]



僕が、ドイツに本社を持つ外資系バルブメーカー「GEMU Japan」に入社をして約2か月。まだまだ製品の勉強と、営業のエキスパートとなるための訓練とで、ひとり立ちへは道半ばであります。


そんな僕が、この「GEMU Japan」に入社する過程の話。
まずこの会社に興味を持った理由は非常に単純でした。
「英語×営業」の部分で自分のスキルを伸ばし、更なる自己成長を遂げたいと思っていたから。

そしてバルブに全く縁もゆかりもない人生を歩んできた僕ですが、この「GEMU Japan」に入社を決めた理由も非常にシンプル。
それは、初めて会ったメンバーの方々が皆とても親切であったから。面接に伺った際、誰もがしっかりと、丁寧に、挨拶をして下さったから。このメバーの表情や姿勢を見て、「この会社は必ず伸びる」と感じたわけです。実際2020年も業績を伸ばしています。
(勿論プロダクトと研究開発は業界内でも優位性がある事は前提)

そんな外資系メーカーに勤める僕が、「外資系メーカーで働くこと」、「英語×営業」、「ドイツ人との仕事ぶり」について、加えて「外資系メーカーにも関わらず、非常に落ち着きのあるメンバーととも働く僕の日々」を「営業週報」という形で共有していきたいと思います。


名付けて『GEMU Japan ぼくの営業週報』



僕のお仕事

簡単にですが、
僕のお仕事とどんな会社に勤めているのかを説明しますね。

まず初めに、僕たちが扱っているのが「バルブ」です。

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バルブと聞いて、
「あ~バルブね!」って理解される方は少ないと思いますが(笑)
上記写真のような所謂製造現場において、配管内を流れる流体を制御しているのが僕たちが扱っている「バルブ」であります。

そしてこのバルブ、実は僕たちの生活に決して欠かすことが出来ない物なのです。私たちの日常を彩る日用品、例えば「食品」「化粧品」「飲料」「医薬品」「スマホ」等など、様々なものの製造現場においても、バルブが必ず使用されています。

いつもコンビニで買う飲み物も、コロナウイルスに打ち勝つためのワクチンも、ありとあらゆる物の製造現場でバルブは活躍しています。


つまり、バルブがもしこの世界から無くなってしまったら僕たちの「日常」は成り立たなくなってしまうわけです。こんな風に(笑)

そんな「バルブ」を扱うのが、僕の仕事です。


GEMU Japan

ここからは、GEMU Japanの紹介を少しだけ。

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1964 年、ドイツにて設立したバルブメーカー「GEMÜ」
(GEMÜは、ゲミューと読みます。)

GEMÜはドイツの本社を中心に、全世界1900名以上の仲間とともに、
ドイツ、スイス,フランス,中国,ブラジル、米国の6つの製造拠点を持ち、27つの子会社が力を合わせ、全ての大陸に渡り成長拡大を続けています。

グローバルに事業展開し,革新的な製品とカスタマイズソリューションにより、GEMUはバルブ業界において「世界的なリーディングメーカー」となりました。

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インダストリー 4.0の 技術を追求し「バルブ×IT」の技術を開発したり、自社開発の「VRトレーニングプログラム」を用いて新たな教育ソリューションを考案したり、様々な取り組みをしています。

全世界の製薬業界で『世界シェアNo.1』であり、近年では半導体業界でも少しずつシェアを伸ばしてきています。そんなGEMUの日本法人として、GEMU Japanは活動しています。

これが僕が働くGEMU Japan株式会社です。


それでは、
本題の『GEMU Japan ぼくの営業週報』をお楽しみください。


週間行動指針

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週初めなので、先ずは今週1週間の大まかな目標を立てます。

● お客様とのオンラインミーティング(数件)にてお客様のニーズを明確にする
● ドイツ本国とのオンラインミーティングにて今後の戦略を練る
● GMPの書籍にて製薬業界のバリデーションについての理解を深める
● 出荷作業でより多くのバルブを見て触って学ぶ
● 営業週報の試験運転



3/22(月)

・新PCセッティング
GEMUにジョインして約2か月、もうやく僕専用のPCが届きました!
かなり前から発注していたのですが、多くの会社でリモート勤務への取り組みが進んだためなのか、或いは単純に春の時期での新入社員用の購入で受注が増えたのかは定かではありませんが、随分と長く納期がかかってしまったとのこと。春の季節は要注意ですね。

とは言え、こうして自分用の新PCを用意頂いたので、これからしっかりと会社に貢献出来るよう頑張りたいという意欲が湧いてきました。他のメンバーの方々に「追いつけ追い越せ」で精進したいと思います。

また、PCの設定はオーストリアのメンバーに協力頂きました。
世界中にいるメンバーとシームレスで交流があるのは、外資系企業の良い所ですかね。


・GMP研究
これから製薬業界について知識を深めるため、こちらの書籍を参考にしていきます。GMPの情報も発信していければと思います。

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3/23(火)

・インスタグラム更新
インスタグラムで、「煌煌と輝くバルブ」の姿を更新。メタリックで清潔感のあるものに目を惹かれる方も多いのではないでしょうか、少しずつフォロワーが増えてきました!皆さんも是非チェックしてみてくださいね。

・バルブ組立
更に、特殊加工品の組み立てを実施。

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まずは検品とクリーニング。

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エタノールを使い除菌も欠かさず。

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全パーツの除菌を終えたら、これらの工具で早速取り付けていきます。

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一人で作業を行いましたので、組み立て工程の写真は撮れませんでした(笑)
先輩方の補助無しでもほとんど一人で完了出来るようになりました。

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組み立てた後は、漏れが起こらないか検査します。

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こんな風にしてバルブを実際に組み立てたり、検査を実施したりしています。



3/24(水)

・荷物搬入
毎週水曜日は、ドイツからの荷物の搬入日。
外資系メーカーであり、ドイツでのバルブ製造のため納期を気にされがちですが、こうして毎週空路で入荷してるので寧ろ他のバルブメーカーより短納期で対応出来るのが GEMU Japanの強みなんです。

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・オンラインミーティング(得意先)
午後は先輩の得意先とのオンラインミーティングを傍聴させて頂きます。
「配管を流れる流体の量に応じてバルブの開度を緻密にコントロールしたい」と要望でしたので、ポジショナーとバルブを組み合わせた製品のご提案。

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本来バルブ単体ではON-OFFの制御しか出来ませんが、バルブの上部に「ポジショナー」と呼ばれるアクセサリーを搭載することで、バルブの開度を0-100%の細かな調整が可能になります。

それぞれの製造現場では配管の中で流体を流しているだけではなくて、このようなコントロールバルブを使って綿密に制御が行われているわけです。非常に奥深いんですよ。



3/25(木)

・オンラインミーティング(得意先)
得意先とのオンラインミーティングに同席させて頂きます。
緊急事態宣言が解除されても、実際に訪問して製品のご紹介をすることはまだまだ難しいので、オンラインにてお打ち合わせさせて頂くことが増えていますね。

多くの場合、「Microsoft Teams」「Zoom」を使ってミーティングをしています。

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小型の10Aや15Aサイズの分離型ダイアフラムが新しく追加されており、一体型に比べて分離型のほうが耐久性に優れているので、今後は分離型をお使い頂きアプリの性能をアップさせていくことが出来そうというお話。早速オーダーが入りました!

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加えて「電動バルブ」のご紹介も行いました。

GEMU 電動バルブの優れた点は大きく3点。
● 廃棄エアーが出ないこと(クリーンルーム内で優位性発揮)
● 非常に高い開度調整制度(気操作式バルブ+ポジショナーよりも更に精度が高いと一部のお客様からフィードバック有り)
● 既設のバルブの置き換えが可能(ダイアフラムバルブ、アングルシートバルブ等)

まだまだ知らないことを学ぶ機会となり、更にミーティング後に先輩から詳しく説明を聞くことが出来、また1つレベルアップしました!



3/26(金)

・電動バルブ知識を更にアップデート

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昨日のミーティングで電動バルブが非常に高性能であることをよく理解したので、事務所にあるデモ機を使って先輩から説明をしてもらいました。空気操作式と違う側面からのソリューションとして大きな可能性があるので、今後更に研究を深めていきます。

イプロスのサイトにも情報追加して、もっと多くの製造業の人に知ってみらえるよう働きかけていきます。


・ドイツとのミーティング
定例のドイツの責任者とのミーティングを「Microsoft Teams」を使って行いました。お互いの状況を報告したり、今後の動きについて確認の機会。

「とにかく早く一人で営業に出て成果を上げたい」
そんな風にやる気と焦りを感じる瞬間。そのためにも先ずは製品の理解を確実にしていきます。



1週間振り返り

・製品理解について
今週は製品の出荷や組み立てで実際に製品を触って学ぶ機会をたくさん出来た事は非常に良かったです。次週も引き続き、製品を見て学ぶことを続けていきます。

・次週も引き続き
電動バルブの研究を行うことで、ポジショナーとの比較理解につながるので、次週も続けていきます。電動バルブの細かな情報をお伝えする情報発信「イプロス」と「note」で。

・修正点
GMPの学習目標を立てていたが、電動バルブなどより優先度の高いものに時間をとる必要があることが分かったので、次週以降業務内容を再度整理する必要有り。

・試験運転の感想
『営業週報』の試験運転のつもりで今週1週間行いましたが、自分にとっても”内省”の機会となり日々の業務を効果的に行えていると感じるので、今後も続けていく予定。


今週のドイツ人

ドイツはまだまだ寒いようで、夜は気温1℃まで下がるとの情報。

写真は載せることは出来ませんが、オンライン画面越しに可愛いぬいぐるみを部屋に飾っているのが見えました(笑)



次週の『GEMU Japan ぼくの営業週報』もお楽しみに!




◆GEMUはどんな会社?

◆GEMU Japan公式インスタグラム

◆GEMU Japan製品情報





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