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スキマバイトの現在

2023年11月14日の記事で、メルカリがスキマバイト事業に参入するという記事を題材に、ニュース感想文を書きました。

その記事の中で、スキマバイト事業はこれから伸びていくと思う。伸びなかったのは大手の参入がなかったからだ。というような事を書いたのですが、先日スキマバイト事業を展開する「タイミー」がグロースに上場を発表しましたよね。今月26日~8月1日の間に上場するとのことで、より多くの人にスキマバイトという言葉が浸透していくきっかけになるかもしれません。

ということで本日は、メリカリがスキマバイト事業に参入すると決めた際に書いたニュース感想文を再配信しようと思います。

元ネタの最後にはスキマバイトの今後と題して、いくつかの情報をもとにちょっと未来予測をしてみようと思いますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。

それではここからは元ネタ記事となります。


本日の題材はこちら

株式会社メルカリがスキマバイト事業に参戦という記事です。

最近、興味のないニュースばかりが流れているなぁと思った中で、このニュースはとても興味深いです。

メルカリって、過去に色々なサービスを展開していますよね。メルチャリとか、メルカリアッテとか。色々なことを試し試しやり、統合やサービス終了を繰り返して今がある。そんな感じを受けます。

現在はメルカリ・メルカリshop・メルペイがメインで、あとはスポーツ団体として鹿島アントラーズを持っているという感じです。

そんなメルカリがスキマバイト事業に参入するということで、これはかなり見ものです。スキマバイト事業って、くるくると言われ続けていますけど、残念ながらきてませんよね。そういう働き方が浸透しにくい状況にあるのも事実ですが、今一つサービスが突き抜けていない感じも否めません。

メルカリがスキマバイト業界で成功すれば、それこそメルカリの基盤は盤石になると思います。記事内にもあったように、もの・お金・信用のやり取り以外に、時間・技術までやり取りようになるわけです。メルカリというフィールドを出入りしている人が今まで以上に便利な生活を送れるようになるわけで、下手をすれば、メルカリのサービスだけで生活が送れるようになるかもしれません。

これが決まれば決定打になる。そんな事業参入であることは間違いないように思われます。今後の動向に注目しておいて損することはないでしょうね。

メルカリの面白いところは、あんまり買収で勝負しない事ですよね。基本的に自社で製作したものを育てていくスタイルがほとんどです。買収祭りの現代において、このスタイルはなかなか硬派だし、好感を持っています。

今までサービス終了してきたものが多いのは、自社で製作しているという部分が大きいと思うのですが、それがメルカリという会社の企業文化にもなっているように思いますし、そのおかげでここまで大きくなったのだから、やはりこの路線は間違っていないんだと思うのです。それでこそメルカリ!頑張れ!とメルカリのニュースを見るたびに思ってしまいます。

さて、スキマバイト産業ですが、やはり僕は伸びていくと思っています。というか伸びてほしいです。これは働き方の問題だと思うのですが、僕は個人的に、働き方は自由であれと思っています。企業は終身雇用なんてできないし、利益のためには人件費をカットする事だって必要です。いずれはハイブリット型の働き方が主流になると思っていて、雇用だけでは賄えない部分を、スキマバイトさんたちが埋めてくれる世の中が来ると思っています。

スキマバイトが伸びなかった理由の1つに、大手が参入しなかったからというのはあると思っています。有名かつ大きな企業が、スキマバイト産業を拡大させることが出来た時に、初めてそういう働き方が良しとなるキッカケが生まれると思うのです。

僕個人的には、メルカリ!チャンスだぞ!今こそスキマバイトを民主化させてくれ!と思っています。

まだまだ課題は多いのでしょうけども、誰もが簡単に選び働けて、それで生活できる未来が来ることを願っています。


はい、ありがとうございました。

メルカリのスキマバイト事業「メルカリ ハロ」ですが、今年の6月に登録者数が500万人を突破したというニュースが流れていました。

スポットワーク事業全体でみても、2024年5月末時点で利用者が2,200万人に増加しましたね。

スキマバイト事業は着々と伸びていると言っていいでしょう。

また前述したとおり「タイミー」はグロース上場を果たすことになりました。日本スポットワーク事業のファーストペンギンが、ここへきてメジャーで戦う権利を得られたと言える状態になったわけですね。

さて、現在の日本のスポットワーク事業を牽引している企業は3つです。いや、正確に言えばもっといますけど、大きく3つと見ていいでしょう。

タイミー・メルカリ・リクルートです。

この3つをさらにジャンルに分けると、
1.タイミー、メルカリ
2.リクルート
になります。

1は働き手が多い事を売りにしていて、2は働き口の多さを売りにしています。まぁ、メルカリは経済圏にスキマバイトを組み込んでいますから、詳細にジャンル分けするとタイミーとも違うのかもしれません。でもまぁ、スポットワーク事業だけを見れば、こんな風に分けて問題ないでしょう。

スポットワークは「好きな時間に好きな分だけ働ける」という共通の絶対的な利用者メリットを軸としています。つまり業者は「利用者をどれだけ獲得できるか?」の1点で争っているわけです。それは、SNSが流行しだした当初起こった「フォロワー獲得数競争」の世界に似ています。

こうして考えると、実に参入障壁の低い事業であることがうかがえます。利用者の数を1番多く獲得できた業者が勝利するわけですからね。利用者が多い場所に多くの企業が集まる構造も、よほど跳んだ確実性のある斬新なアイデアでもない限り、大きく変化することは無いでしょう。

だからこそ僕は、この勝負はメルカリが勝つんじゃないかなと予測しています。

これからスポットワーク事業へ参入する企業は増えていくでしょう。そうなると、タイミーは苦しくなると思います。後続は新しい機能を携えて参入しますよね。スポットワークだけを展開しているタイミーは、それら新興勢力とひたすら戦い続けていく中で、少しずつ利用者をかすめ取られていくことになるでしょう。

それこそ、人材派遣会社なんかはこの事業への参入に対して相性が良さそうですからね。まだまだ大きくなる市場であることは間違いないだけに、多くの新興企業や新興サービスが乱立する未来がきて、いつの間にか飽和状態を迎えることになると思います。

利用者の中にはスキマバイト斡旋サイトを掛け持ちする人なんかも現れて、クラウドワークスなどとうまく掛け合わせて、それらだけで生活を営む人も生まれてくるかもしれません。

そうなるとその事業に特化した大手は、かっぱ寿司が100円回転すし業界で転落したかのように、1位の座をひっくり返される可能性だって考えられるわけです。

ではメルカリはどうか?

メルカリですが、最近アメリカ事業の社員を解雇しましたよね。業績的にもちょっと苦しいのでは?と僕は思っています。

ただ、国内のメルカリ利用者数は2,000万人です。たしかに最近利用者の横暴が激しいなどのニュースも見受けられますが、順調に経済圏は成長していると言えます。

スキマバイトが真の意味で力を発揮する条件の中に「ベーシックインカム」は必ず入ってくると思います。一定の生活支援やお金が財源から分配され供給される仕組みです。

ベーシックインカムとスキマバイトってめちゃくちゃ相性がいいんですよね。趣味や好きなことに没頭しつつも、欲しいものを買うためにはお金が必要ってなった際、一番効率よくお金を稼ぐことが出来る仕組みが、スキマバイトになると思います。

じゃあ、日本がいきなりベーシックインカムを導入するのか?と言われると、そんなことは絶対にありません。今、ベーシックインカムというかベーシックインカムもどきを実装してくれる可能性がある場所は「経済圏」です。

メルカリは王手をかけていると言えます。ポイントを使ってベーシックインカムもどきをやり、生活に必要なものをポイントで買えるみたいなサービスを展開できる可能性は高いでしょう。財源は富裕層に株を買ってもらうとかですかね。実現できれば利用者は増えるので、富裕層も儲かるのではないでしょうか?

お金というしがらみの大部分から解放された世界の実現。メルカリが目指しているのって、実はそっちなんじゃないかなぁと思っています。

とはいえ、これはかなり飛躍した妄想に近い話です。実際問題、色々な圧力もかかるでしょう。ただ、モデルケースは作れるんじゃないかなと思っています。というか作ってほしいです。

実に多くの可能性を含んだ世界であることは間違いないと思います。今後、メルカリの展開及びスキマバイト市場の拡大から目が離せません。引き続き動向を追いかけていこうと思います。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~

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