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『白いカラス』シリーズ

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#平和

平和について考える(2/2)

平和について考える(2/2)

パレスチナは一筋縄ではいかないパレスチナとイスラエルの問題はイギリスの二枚舌外交に端を発し、それ以降ずっと続いています。僕の寮にパレスチナから来ている友達が何人もいました。パレスチナはヨルダン川西岸地区とガザ地区に分かれています。同じパレスチナ人であっても、ヨルダン川西岸地区の出身かガザ地区の出身かで帰国できるかが異なります。ヨルダン川西岸地区はまだ帰国することができ、帰国するときはヨルダン経由で

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白いカラス(最終回の3)  平和のアナロジー

白いカラス(最終回の3)  平和のアナロジー

いよいよ最終回。

こんな記事を目にしました(2022.09.22)。

いくら信頼性の高い記事でも、読まれなければ人々の知識とはなりません。

一方、読んでも知識とならない記事もある現実(笑)。

    ◇      ◇      ◇        ◇

スリーパー効果
スリーパー効果とは、情報源の信頼性が低い記事を読んだ直後、一旦は信頼性の低い記事だと判断していても、4週間程度で、信頼性の低

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先人たちの遺志

先人たちの遺志

つぶやきでは収まりきらないので記事という形で書きます。
先月、鹿児島へ行った際に知覧特攻平和会館を訪れました。靖国神社に併設されている遊就館へは行ったことがありましたが、知覧は初めてでした。
遊就館と知覧特攻平和会館へ行くと戦争の悲惨さを思い知らされ、特攻隊の悲劇を繰り返してはいけませんし、何より戦争は絶対に起こしてはいけないものだと思います。しかし、今の日本を見ていると先人たちが命を懸けて守りた

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白いカラス(最終回の1)  平和のアナロジー

白いカラス(最終回の1)  平和のアナロジー

子どもの誘拐と国葬との間には、なんの関係もありません。

脅迫か、そうでないかの違いはあるものの、憲法9条の改正に反対する人と類似点があります。

それは、主張は一貫しているが、論理に一貫性はない(=没論理)ってところ。
まさに、「無知は力 (IGNORANCE IS STRENGTH)」、あるいは、「非学者論に負けず」(笑)。
そして、口を開けば、いつもトートロジー。

オイラは他国に蹂躙されな

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攻められたらアヒンサー

攻められたらアヒンサー

アヒンサー:インド独立戦争においてマハトマ・ガンジー(インド独立の父)が唱えた非暴力。

    ◇       ◇       ◇        ◇

朝日新聞・野沢哲也編集局長補佐の26日のツイートが話題。

さすが平和主義者の集合体である朝日新聞において、編集局長に次ぐ地位にまで登り詰めただけのことはありますね。ガンジーに精通していらっしゃる(笑)。

では、みなさんにお尋ねします。

  

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白いカラス(10) ー暗黙の原則ー

白いカラス(10) ー暗黙の原則ー

「平和」という結論を出すための「方程式を巡る旅」もいよいよ最終回となりました、と書くつもりでした。

でも、今までに増して長くなりそうなので、次回を最終回とさせて頂きます。

それでは、お付き合いください。

中国という国家が、東シナ海、太平洋、台湾を重視していることはすでに指摘しました。

https://note.com/gashin_syoutan/n/n6e4067b9c906

「国家」

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白いカラス(7) ー天秤ばかりー

白いカラス(7) ー天秤ばかりー

ニュートン物理学のように論理的でもないし、時代も変わっているのに、憲法9条を「平和憲法」とイコールに捉える人がいる不思議。
「泥棒お断り」の張り紙をしておけば、「鍵も警察も不要」という話にはならないですよね(笑)。

     ◇      ◇       ◇       ◇

重たいものは空を飛べないのか?

このように、「一つの熱源から正の熱を受け取り、これを全て仕事に変える以外に、他に何の変

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白いカラス(5) ーアルカディアとユートピアー

白いカラス(5) ーアルカディアとユートピアー

掲示板には以下のように書かれています。

掲示板を見た詭弁論部3人の会話。

詭弁論部|庵忠 茂作(あんちゅう もさく)|note

ko◯uro先輩「こりゃ、侵攻されないよう、防衛しなきゃなりませんね」

な◯た師範「そんなの、議論する必要なんておまへんでぇ。一体どこが、侵攻して来ると思ってはるの?」

清〇師匠「でも、議論はするでしょう、普通」

ko◯uro先輩「そうそう、あるじゃないですか

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白いカラス(2) ー神話から人間世界の事象へー

白いカラス(2) ー神話から人間世界の事象へー

2014年5月、安倍首相が目指す集団的自衛権の行使に反対する市民団体や労働組合が「憲法9条があるのに、海外で武力行使する国にしてはいけない」と訴え、通行人にビラを配りました。

参加者の1人は、「北朝鮮や中国の脅威を理由にしているが、日常生活では感じない。脅威を無理やり作る出しているのではないか」と言います。

しかし、現実の社会では、北朝鮮が核開発を行い、中国は南シナ海でベトナムやフィリピンの領

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