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発達障害ぽんぽこ
2019年10月24日 21:00
入社式の後、声をかけてきたナオミと二人の男子四人で飲みに行く。私の隣にナオミ、前方には拓也と直樹という男子が座っている。「お酒は何が好き?」と拓也は気を利かせてメニューを差し出す。私はお酒は絶対に飲まない。そして実は飲み会にすらろくに行ったことがない。
2019年10月22日 21:51
もしあのとき、当時ネットに疎かった私があのツイッターアカウントを登録していなかったらと思うとぎょっとする。 (今でこそこんなネット投稿をして、知らない人に自分を公開することが当たり前になっているが、当時の自分は友人にも自分のプライベートなど一言も喋らないような表面的な奴だった。) そしてM氏が偶然私にメッセージをしてくれなかったら私は恋愛という青春ものとは縁の無い人生だったんじゃないかと本
2019年10月23日 20:42
2015年夏私がM氏と初めて会ったのは渋谷のとある中華料理店だった。大学の卒業から2年近く経過していた。 同じ大学に通い同じ大講義室(何百人単位の座席がある)で授業を受けていたにも関わらずツイッターでしか繋がっていないという奇妙な関係性。数年にわたり会話し続けたにも関わらず顔を見せることも会うことも渋っていた私との初対面だった。オフ会なんて言葉も当時から使われていたみたいだが私に
2019年10月24日 12:23
2013年春卒業式の日に、私は偶然久しぶりにあったクラスメイトと写真が撮れた。 「大学時代の友人とパシャリ」「この四年間色んなことがあってー友達と沢山の思い出を作りました!」みたいな顔をする。 嘘だ。 「私たちはなんの友情も深めないまま、傷つかないよう表面的な付き合いで、偶にしか会わないようにしてました。」が本当だ。 そして、何のお別れ会もなく解散する。 「〇〇大学卒業式
2019年10月24日 13:26
2013年 4月大手金融機関の入社式百何人という新入社員の殆どが黒いリクルートスーツに身を包みズラリと着席している。濃いグレーのスーツに長かった髪をアップにした姿はスカートのスーツにパリっと似合っていて中々気に入っていた。着慣れないはずのスーツを着こなせている自分が嬉しいけれど、この中で私という存在が目立ってしまわない日が長く続きますようにと心から祈った。となりに座る女の子は理
2019年10月24日 21:12
2015年初夏「彼氏と別れた…」若い女の失恋話に 「えーそうなん?」とまじめに心配するM氏のアイコンは駅伝仲間と肩を組む色黒青年から結婚式の写真に変わっていた。あんな差し障りない会話からこんな失恋話をメッセージで直にやりとりをするようになるにはツイッターというタイムリーに距離を縮められるツールユーザーにしては時間がかかり過ぎじゃないかとも思う。 私は人に自分のことを話さない。 極