マガジンのカバー画像

音で画く、音を編む。

702
その日の夜、僕は「音画」を目指しているのだとはっきり解った。数年考え続けていた事への解答だった。 だから何をしても許されるし、現実に何をしても良いのだと思う。 自分の中で制約をつ… もっと読む
運営しているクリエイター

2018年9月の記事一覧

邦楽ロックはどのようにして自意識を育んだのか?~VOCAROCKの精神的ルーツを紐解く~

ボーカロイドムーブメントが一般層に広がり始めたのはだいたい2009年頃とみられています。それまではオタク的な物、あるいは新しい物、珍しい物好きな人たちで賑わっていた印象でしたが、いつの間にか若い世代にも受け入れられ、カラオケ配信が始まって以降はカラオケランキングの上位をボカロ曲が占めることも珍しくなくなりました。

その中で最も人気を集めた音楽ジャンルはロックであると言って良いでしょう。特に当時を

もっとみる
音を通じた“つながり”がユーザーの日常を彩る。コンセプトムービー「nanaのある風景」を公開 #nanaな日常

音を通じた“つながり”がユーザーの日常を彩る。コンセプトムービー「nanaのある風景」を公開 #nanaな日常

音を通じた“つながり”がユーザーの日常を彩る。コンセプトムービー「nanaのある風景」を公開

本日、「nana」の世界観を表現したコンセプトムービー「nanaのある風景」を公開しました。

「nana」では、ユーザーが歌や伴奏を投稿することで、互いに音を重ね、新たな表現を生み出しています。

コンセプトムービーでは、こうした「共創」を通じて人と人がつながり、人生が彩られる様子を表現しました。

もっとみる
ニューヨークディスコ特集 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2018.9.15

ニューヨークディスコ特集 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2018.9.15

MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)TOKYO FM『 Muro Presents KING OF DIGGIN’』今週も始まりました。パーソナリティのマッカチンです。

MURO:MUROです。

MACKA-CHIN:MUROさん今夜もよろしくお願いいたします。

MURO:よろしくお願いします。

Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MUR

もっとみる
クライアントワークでは得られなかった、職業作曲家がアルバム制作で学んだ事。

クライアントワークでは得られなかった、職業作曲家がアルバム制作で学んだ事。

はじめに。記事の概要。
①「音楽商品」を本格的に出す初体験。
②スタートアップ的、スモールビジネス型のプロモ。
③PRと、自身を取り巻くメディアの思考整理が重要。
④独自性、模倣困難性を如何に業界内街に打ち出せるか。

アルバムをリリースしてから1ヶ月が経ちました。9/9(日)の段階で、僕の曲を聴いてくださった月間リスナーの方達は17,000人を突破し、バイラルチャートには「Brainstor

もっとみる
Spotifyバイラルトップ50で1位になった、無名CM音楽クリエイターのホンネ。

Spotifyバイラルトップ50で1位になった、無名CM音楽クリエイターのホンネ。

はじめに。記事の概要
①数字を考えないから強い曲ができた。
②この曲で1位になるとは思っていなかった。
③順位よりも、目の前で待っていてくれる人の顔。
④今後の目標。

ご無沙汰してしまいました。どう書こうと悩んでいるうちに1週間。

おかげさまで、9月17日(月祝)付のSpotifyバイラルトップ50(日本)で、僕の楽曲「秒の間」が1位になりました。聴いてくださる方々あってのこと、本当にありがと

もっとみる

Frammenti di Tempo

プログラムで音楽を自動生成する時に欠かせないのが乱数です。乱数は乱数の種を指定することで生成する乱数の順序を特定のものに固定化することができます。曲集「Frammenti di Tempo」の100曲の作品は、1915~2014の連続した100個の4桁の数値を乱数の種にすることで、同じプログラムで100曲の別々の作品(曲のタイトルを指定した乱数にしてあります)を生成しています。どの曲も4部音符が3

もっとみる

「作曲」と「編曲」は本当に違うのか

歌番組をみたり、カラオケなどにいったりすると普段意識していない人でも見かけるように、世の中に出回っているポップスや歌ものの音楽には

作詞者



作曲者

がいる。

例えば自分の関わったもので恐縮だが、
この曲は

作詞:ヤマモトショウ
作曲:宮野弦士

となっている。

作詞と作曲というのは、非常にわかりやすい区別であって、この歌の
「言葉」の部分をつくるのが作詞で、「メロディ」の部分をつ

もっとみる