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好きなことがわからない、没頭できることが見つからない。(スペイン800km巡礼レポート)

あなたにとって、生きていて、つらくなる時って、どんな時ですか?

本当はつらいはずのことなのに、いつの間にか、耐性がついて、「社会のルールなんだから仕方がない」と、麻痺してはいませんか?

私は、長い間、自分がつらいと感じることは、努力不足だ!と思っていました。

「能力が足りないから、つらいと感じるんだ。まだまだ成長できる証拠だ!」

そんな風に、都合よく解釈をし続けました。その結果、何でもそこそこできる、オールマイティな人に、仕上がりました。

しかし、そのことと引き換えに

本当は何がしたくて、何だけはやりたくないのか

そんな簡単なことも、わからなくなっていました。

社会のあるべき姿「置かれた場所で咲ける人」に染まってしまったんです。

会社では、置かれた場所で咲ける人材は重宝されるし、生き残り戦略として◎という見方もある。

でも、私の人生にとっては、幸せなことじゃなかったんです、

会社で異動があっては、その場所にあうように、アメーバのように自分を変形させ、馴染ませるように、生きていました。

だから、どんな仕事をしても、そこそこで、パッとしない。
楽しさも同じく、そこそこしか味わえず。

仕事も人生も、不完全燃焼でした。

本当は、もっと、好きなことに没頭してみたい、、、。

これをしている時の自分が一番輝いている、と言ってみたい。。。

でも、何が好きなのか、何ならそうなれるのか、わからない、、、。

有名な雑誌やサイトで、キラキラ語る人を見ては、ため息をついていました。

そんな私が、スペイン800km巡礼で味わった、衝撃的な気づきについて話します。


その前に、人生の転機にいるあなたに、絶対に読んでほしいnoteがあります。

退職
転職独立結婚離婚子育て終了家族のお別れなどがあり、いま、人生の転機にいるあなた。これからどう生きていこうか?考えているあなたに向けて、わたしから提案があります。

<Infomation>
今後の人生を、何のために生きて、何のために働くのか?
その意味を問い直すスペイン100km巡礼(カミーノ)の参加者を募集中です。

Camino de Santiagoは、人生の転機を迎えた世界中の人たちが、年間 30万人ほど歩く、800kmの巡礼路です。スペインの右上から、左上までの直線距離を、ほぼ全部、歩きます。日数は、35日ほどかかります。

本プログラムでは、全巡礼路のうち、100kmを6日間に渡って歩きます

日程:2022年9月19日(月)-9月24日(土)
※上記日程は、スペイン標準。現地集合・現地解散です。

人生の方向性に迷いがある人は、一筋の光が見つかると思います^^ 命のお役目に気づくためのサインが、あらゆるところから降り注ぐ不思議な道なんです!
私と仲間と一緒に、人生を変える巡礼旅を、体験しにいきませんか?

詳しくは、こちらのnoteをご覧ください。

2018年に、スペイン800km巡礼をしていた私は、ある道を歩いている時に、衝撃が走ります。長い間、自分に対して、大きな勘違いをしていたのです。

わたしにとって辛いことは、スペイン800km巡礼イチの難関といわれる「ピレネー山脈越え」ではありませんでした。

といいつつ、ピレネー山脈越えでは、散々な目に逢いました。山道のぬかるみで滑り落ち、背中を強打(笑)。さらには、川を渡ろうとして足を挫いてしまい、全身びしょ濡れのボロボロになりながらの7時間でした。

それなのに、、、
これ以上のつらさが、この後に、待ち受けていたなんて。


それは、どんな道かというと、こちら↑。

平らな道が、延々と続く道。

私にとって、ひどくつらい道は、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと景色の変わらない道を歩いている時だったんです。

これが、めちゃくちゃつらかった。もうつらすぎて、途中から、ずっと泣いていました。ピレネー山脈なんて、比じゃない。自分にとって、景色の変わらない道を歩くことが、こんなにつらいなんて、知りませんでした。

平坦で、休憩場所も多くて、楽なはずなのに。

他の巡礼者たちは、仲間と話しながら歩いたから、あっという間だったと言ってるのに。。。

私は、仲間がいても、話していても、気が狂いそうでした。歩き始めてすぐに笑顔が消え、みるみる気力がなくなって、身体から魂が抜けてしまったのかと思うほどでした。

そんな時、気づいたんです。

「あ、この身体の感覚、味わったことがある。。。」

不思議なもので、”つらい”という感情としては、記憶に残ってはいませんでした。でも、身体には、たしかに染み付いている感覚がありました。

会社で、毎月の交通費精算をしていたとき

流通の仕事で、毎月同じルーティン仕事をしていたとき

大学の研究活動で、鳥取の漁村に行き、朝7時から夕方4時まで、ひたすらエビの皮剥きをしていたとき

これらのシーンで味わった、身体感覚とおなじでした。

当時は、その行動の中にも、何とか楽しみや意義を見出そうと、一生懸命工夫をしていました。

そして、乗り切れると、夜にちょっといいお酒を飲んだりして、自分にご褒美をあげる。すると、軽い達成感のようなものに包まれる。で、自分にとって良い出来事のように昇華させていたんです。

だから、つらいという感情では残っていない。むしろ、やりきった自分への、自信につながるように、無意識でしてたのでしょう。

このことに気づいた時には、本当は嫌なことを、ずっと良いことに変換させていたんだなあとわかって。

そしたら、ただでさえ、平坦な道でつらいのに、もっと泣けてきた。

この気づきをきっかけに、私は、自分をまた一段深く、知ることができました。

体験から学べたのは

逆を返せば、「好きなこと」がわかるということ。

そう、ドラマティックが好きなんです。

絶対できないと言われてることをやってみたり
意図せず起きる、ありえない展開とかが、好きなのです。

そのことが、フリーランスになってからは、全面的に出ています。

例えば、プロコーチの仕事では、まさに人生の転機!!!という人の、不要な詰まりを見つけ、解放して、ポーーーン!と背中を押すのが、めちゃくちゃ得意。

同じ人間ならば、平坦な人生の人より、波乱万丈な人生を送ってきた人と話すのが好き。

従順な人より、人から面倒くさがられるような人の、絡まった糸を、一緒に解いたりすることを、ものすごい楽しめるんです。

だから、気づけば、クライアントは起業家や独立志向の強い人たちが多い。人生の転機に飛躍しようとする人たちが集まる傾向にある。年齢も、同世代よりも、年の離れた、人生経験の豊かな方によく出会うんです。

人生と、スペイン巡礼は、なぜこうも似ているのか、、、と思います。

道を歩くと、自分が生きてきた人生のことがよくわかる。

スペイン巡礼路は、そんな不思議な道です。

もしよかったら、あなたも、見直してみてください。

本当は、何に喜びを感じる人なのか。

本当は、何をしんどいと感じる人なのか。

自己理解の過程に、あなたの本当の幸せが、眠っているかもしれません。



スペイン巡礼Camino de Santiagoについて、もっと知りたい方はこちら!


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