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理学療法士になって学んだこと

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理学療法士(リハビリ専門職) 病院勤務時代 自費で予防分野に携わった時期 介護保険下での在宅医療時期 それぞれで学んだこと。
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記事一覧

「医療中心主義文化」によって地域包括ケアは浸透しない

「医療中心主義文化」によって地域包括ケアは浸透しない

先日、ある地域の訪問看護部会に参加しました。

本来は50近く事業所がある地域ですが、今回の参加は15事業所で、私もこの3年続けて参加していますが、顔ぶれが大分変わりました。

管理者、もしくはそれに準じる人がどんどん入れ替わっています(この話は最後に繋がってきます)そして、どこの事業所も忙しく地域の部会参加もままならない状況です。

そんな忙しい訪問看護ですが、とどのつまり「少ない事業所で多くの

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在宅医療どっぷりの医師が言った非常識なこと

在宅医療どっぷりの医師が言った非常識なこと

理学療法士のふくちゃんです。

今日は「在宅医療どっぷりの医師が言った非常識なこと」って話をします。

私は訪問看護をメイン事業とする株式会社のマーケティング課に所属していて、普段はマーケティングや営業に関する仕事をしています。今回の話は多職種連携研修会で医師の先生が話されていた内容です。

死にゆく人のカラダで起こること

訪問看護を志したとき、初めて読んだ書籍が玉置妙憂氏の「死にゆく人の心に寄

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理学療法士では稼げないって話

理学療法士では稼げないって話

理学療法士のふくちゃんです。

今日は「理学療法士では稼げない」って話をしますね。

私は訪問看護をメイン事業とする株式会社のマーケティング課に所属していて、普段はマーケティングや営業に関する仕事をしています。

理学療法士による"収益"医療従事者として仕事をしている人は、こういった数字のことは考えていない人が多いかもしれません。

今最もリハビリの中で単価が高いのが、脳血管疾患等リハビリテーショ

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ダイエットと朝ごはんと政治について

ダイエットと朝ごはんと政治について

理学療法士のふくちゃんです。

病院勤務後独立して整体院をしながら訪問看護ステーションを立ち上げ、現在は直営16店舗運営する法人のエリアマネージャー兼、FC担当をしています。医療従事者への研修やワークスタイルのコンサルもやってます。三足の草鞋を履いたPTとしては珍種かもしれませんw

さて、今日はダイエットと朝ごはんと政治の話。盛りだくさんで行きたいと思います!

ダイエットの話多くの人が「痩せた

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サラリーマンが独立して世界観が変わっていった話

サラリーマンが独立して世界観が変わっていった話

理学療法士のふくちゃんです。

"理学療法士"は、主に病院や老人保健施設などでリハビリを行う医療系専門職です。

10年間総合病院に勤務して、腰痛や膝の痛み、首肩の問題を持った人、他にも脳卒中や糖尿病、難病の人のリハビリを行います。

そんな私がずっと感じていたこと。それは…

「何故ここまで悪くなってしまったのだろう?」

「予防に貢献したい」もちろん病院ですので、悪くなってから来られる人ばかり

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理学療法士を目指す【PTの卵】に知っておいてほしいリアル

理学療法士として10年総合病院に勤務しました。
5年目くらいから異変を感じ始めました…

「何故こんなにも昇給が少ないのか?」

今回のテーマはPT,OT,STをやっていくうえで根幹になる部分です。
現実を知って選択をしなければなりません。

記事「新型コロナでもオンライン診療は増えない! 診療報酬システムと、医療費を抑えたい国の思惑」感想

記事「新型コロナでもオンライン診療は増えない! 診療報酬システムと、医療費を抑えたい国の思惑」感想

今回のコロナ渦によって医療機関も経営面で痛手を被っている。しかしその事実はほとんど取り沙汰されていない。これを機会に医療費削減に漕ぎ着ければ良いと考えているのだろうか?(誰が?までは言わない笑)

事実、医療機関へ診療に行く人が減り、過剰な検査や薬の処方が減ったことは事実だ。データとしては大分先に出るだろうが、これだけ自粛を求められれば、「多少の不調」では病院に行くことの方がリスクだと考えるだろう

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気づかず留まった人が損する社会に突入している時にあなたは何を選択する?

気づかず留まった人が損する社会に突入している時にあなたは何を選択する?

私は元々理学療法士(医療専門職)でしたが、病院のリハビリに疑問がありました。

「何故悪くなってから対応しなければいけないんだろう?」
「悪くなる前に何とかすべきではないだろうか?」

今でもその想いは変わりませんが、人を以前より理解できるようになったので、この医療システムが如何に現代人に必要なものかは分かるようになりました。

※記事を動画で見たいという方はコチラ↓

先天的なものや不慮の事故、

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病院施設以外でリハビリ職が活躍する社会

先日開催されたオンラインセミナー
「病院に必要とされない理学療法士」

医療や介護以外でのリハビリ職種の働き方について持論をお伝えしました。
また、経済産業省や厚生労働省の動きと、医療業界の動きの違いについても全体でお話ししています。

フルバージョンは近日公開の予定です!

医療職のための起業副業オンラインセミナーVol.3「マインドセット講座」

医療職のための起業副業オンラインセミナーVol.3「マインドセット講座」

※この記事は「医療職のための起業副業オンラインセミナーVol.3」を動画で視聴【有料】することが出来ます。ご購入後、記事後半部分にて動画の視聴が可能となります。視聴希望の方は記事を購入後ご視聴ください。

今回のセミナー概要はコチラ↓↓↓↓2020年オンライン起業副業セミナー第1回「医療職のためのビジネス講座概論」
第2回「事業コンセプトの作り方」
第3回「事業主のマインドセット講座」
第4回「集

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保険外サービスにおけるリハビリテーションを「自称リハ」と称した報告書について

保険外サービスにおけるリハビリテーションを「自称リハ」と称した報告書について

理学療法士のふくちゃんです。

6月は緊急事態宣言が解除されて少しずつ経済活動が戻ってきていました。しかし、ここ数日関東の発症者が増えているようです。まだまだ予断を許さない状況ですので、皆さまも十分お気をつけください。

さて、先日自費リハビリを提供している私には見て見ぬふり出来ない報告書がアップされていました。

報告書はコチラ↓↓

この日医総研(日本医師会総合政策研究機構)は、報告書の中で自

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理学療法士を辞めて5年が経ちました

理学療法士を辞めて5年が経ちました

2015年に10年勤務した病院を退職しました。新卒で入った時の課長との面談で

「これから5年間の間に脳卒中、整形、呼吸、触診の比較的大きめの講習に参加しなさい」

そう言われ、結構忠実に講習会に参加していきました。

脳卒中はボバースコンセプト(3週間と1週間)
整形(徒手療法)はパリスアプローチ(8日間くらい)
触診は体表解剖セミナーなる10日間くらいの連続講習

呼吸に関しては認定を取る前に

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起業する理学療法士が学ぶべきスキル3選!

起業する理学療法士が学ぶべきスキル3選!

理学療法士が起業するのは珍しいことではなくなっています。「理学療法」を医療保険や介護保険の外で提供することは出来ませんが、「理学療法士資格を取得した人間が○○のサービスを提供する」ということは何の問題もありません。元消防士がお笑い芸人していても何の問題ありませんよね??

気を取り直して、、理学療法士が何のサービスを提供するか?それと同じくらい大切なことが、今回の記事で書いていく内容になります。「

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理学療法士がビジネスを学ぶ理由

理学療法士がビジネスを学ぶ理由

昨今の診療報酬減算と算定日数設置によるリハビリ難民の増加が、理学療法士を始めとしたリハビリ職種の起業を後押ししているのは、この記事を読んでいる人なら分かるだろう。タイトルに「ビジネス」が入っているから、そういったことに興味がある人が読んでいる(はず!)

しかし、ほとんどの療法士は自分で起業したりビジネスをすることには二の足を踏むのではないだろうか?

・まだまだ技術がない
・お客さんが来るか分か

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