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#新生活をたのしく
何もない日が美しいと思えるように
コーヒーを飲みながら文章を書くいつもの朝。部屋は少し散らかっている。額装をしているため、大量の額がリビングを占拠中なのだ。展示会の準備もいよいよ大詰め。でもそのわりにはだいぶのんびりしている。いつもならもっと切羽詰まって必死に準備をしているのに、今日はどのタイミングで海を見に行こうかなどと考えている。準備に必要なものを買いに行かなければならないから、午前中に海へ行きがてら買い物することにした。
繋がりにくくなった現代で
自宅へ帰ってきた。鳥たちの鳴き声が無限に聞こえてくる。この朝に耳が慣れてしまっているから、他所で迎える朝は静かに思える。鳥の鳴き声はなかなかのボリュームだけど、自然と身体の中へ入ってきて全く嫌な感じはしない。最近窓を開けると会えるようになった猫たちにもご挨拶。
洗濯物を干していると、お隣さんちの屋根の上に猫がたくさんいるのが見えた。よく見ると子猫も3匹いて、みゃーみゃー鳴いている。ご近所さんが言
自己満足な世界の中で
私は部屋のインテリアにかなりのこだわりを持つようになった。お皿一枚、調理器具一つ、やかん一個を選ぶのに時間をかける。気に入った物が見つからなかった時はお店を何軒も梯子したり、メルカリにずっと張り付いたりしていた。だから私とその物の間にはそれぞれストーリーがあり、思入れが生まれて、使う度に毎回いいなあと思えている。キャリーバッグ一つあれば部屋なんていらないとか言っていた人間なのに、極端な変わりようで
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