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近くて遠くない国

韓国語の先生
ご自分のクラスで

よかったら読んでみてと

貸してくださったのが
こちらの本です。

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著者の方政雄さん
神戸生まれの在日2世
1985年から2016年迄
兵庫県立高校教員を勤められる。
2011年に兵庫県教職員表彰
2017年に文部科学大臣表彰
在日として初受賞されました。

本の内容は

①夾竹桃の下で
②ボクらの叛乱
③光る細い棘
④白い木槿

4篇の短編を
集めたものです。

①在日コリアンと日本人の結婚から様々な事件を通して在日の生き場を探す
②高校生の「ボク」が就職試験の際、コリアンという理由で落とされ、自分のアイデンティティを取り戻していく
③尼崎の旋盤工場で起きた日本人と在日コリアン従業員のアスベスト被害…
④謎の石を見つけ、それが何か不思議に思った僕が、同級生で在日の彼女と一瞬にその謎を解いていく…

全編を通して
舞台になる町に
夾竹桃の花
咲いています

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在日コリアンの方が
差別と偏見を受けたり
地元の日本人と
打ち解けたり
同じ人間として
日本でどのように
生きたのかを
素直な言葉で
書かれています。

著者:方政雄さんの後書きです

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在日コリアンとして日本に生まれ、生きていく中で気がつくと「くすぶった思い」を持ち続けている自分がいました。しかし日々の生活に追われ、いつもの日常が過ぎていきます。くすぶった思いの昇華の手段として「小説」に向かったのは、小説世界に入ることで救われた思いが幾度かあったからです。高校教員生活を終え、意を決して「大阪文学学校」の扉を恐るおそる開けました。今まで生きてきた在日コリアンとしての思いを、素朴な庶民の視点から喜び悲しみを淡々と描きたい、そんな希望を持って入った「文学の森」の道は険しく、進むことも戻ることもできない時期が何度かありました。同じ思いを持った仲間に救われ、今に至っています。この間書き綴った中短編の中から四編を選びました。幸いなことに「文学賞」と名のつくささやかなご褒美も何度かいただき、それが歩み続ける励みともなりました。「くすぶり」はそう簡単には消えそうもありません。それがある限りこれからも精進していきたいと思っています。

大統領選挙が終わり
韓国と日本の関係

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どうなっていくのか
ちょうど良い機会に
読んでよかったと思います。
願わくば

お互いを理解し合える仲になりたいです。






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