マガジンのカバー画像

ブクマ

26
運営しているクリエイター

#小説

【おしながき】

【おしながき】

 当ページの読み物

【連載】

①怖い話ツイキャス「禍話」リライト(月に1~2話 更新中)
 完全無料・オリジナル・著作権フリーの怖い話ツイキャス「禍話」を、読み物にした代物。「禍話」ってなんじゃい? と思った人は こちら をお読みください。また他のユーザーさんも同様のことをされておられるので、 #禍話リライト でレッツ検索。

☆☆☆じゅうよう☆☆☆

 話数が50を越えたので、10話ごとに分

もっとみる

GWは小説を書こう! 今すぐ使える5つの創作tips+α

明日からいよいよ10連休ですね。普段はまとまった執筆時間がなかなか取れない方も、長期休暇のタイミングで「書くぞ……!」と意気込んでいるところではないでしょうか?

今日は、monokakiの過去記事の中から、今すぐ使える創作tipsをいくつかご紹介します。書き始める前、書きあぐねているとき、書き上がった後……執筆のフェーズ別にまとめました。何だかモチベーションが上がらないとき、うまく書けないとき、

もっとみる
俺と元俺の国喰いのススメ

俺と元俺の国喰いのススメ



「ひったくりだね」
「……捕まえろって?」
「勿論」

俺の隣の小さな影は長い髪を波立たせ、軽く頷いた。
俺は、背を押す風めいた銀色を視界の端に見て、両手の暗器グローブをぎちりと嵌め直す。黒い革が指を締め付け、瞬間、血が巡る感触が強くなる。

「焼き肉屋の路地。突き当りの右、質屋の裏口への階段前」

つま先で地面を叩く。重く硬く、仕込んだ金属はいつも通り頼もしい。

「一発殴ったら、懐から銃

もっとみる
白い天使の休日 #同じテーマで小説を書こう

白い天使の休日 #同じテーマで小説を書こう

 雑味のない風に乗って、一頭の山羊の鳴き声が響いた。それを受けて一頭、また一頭と声を重ねていく。

「ねぇ、おじさま。こちらは?」
「あぁ、アラナ。それはいいんだよ」

 遠い東の海の向こうからやってきた少女は、その地理ほどに遠い親類に声をかける。親類夫婦はアラナを実の娘のように育て、またアラナも引き取られた一年で家族になった。
 アラナは、小柄な彼女にとっては大きなタンクを一旦地に置き、見慣れな

もっとみる
我が右腕は誰が為に(仮題)

我が右腕は誰が為に(仮題)

これまでのあらすじ

要するに人のネタのバトンを勝手に受け取る回です

邂逅:Maestera/Fraulein からりからりと、軽いドアベルが鳴る。ゆったりとした歩調で入店したのは清楚なドレスと、それに釣り合うかドレスが負けるほどの美貌と、不釣り合いに大きな手荷物を携えた、一目で上流階級とわかる女だ。火と水と、鉄と木と、蒸気と油が交錯するこの工房街ではまず見かけないような、白と金を基調にした身な

もっとみる

シェイドウォーカーズ(個人の感想です)

室内には三人。サーモバイザーの熱反応からすると、銃で武装した男が二人、内一人は装甲持ちだ。残る一人は武装していない。巻き込まれた市民だと思いたいが…おそらくはコイツが"魔術師"だろう。

俺は慎重にデジ・ベレッタの残弾を確認する。弾倉にはフルの12発。

パーソナルタブにメッセージが入る。アカシアからだ。
『手順を再確認するね。アルファが三つカウントしたらドアを爆破。マークは左、装甲持ちを。アルフ

もっとみる