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#私の作品紹介
0809:次なる出版を目指して
秋からバタバタしていた共著が無事発刊された(書名はナイショ)。発行部数が少ないのと人数の多い共著書ということで印税額はお小遣いレベルではあるが、それでも嬉しいものだ。
公務員を早期退職した翌日に文筆業の開業届を出した身としては、ここで立ち止まるわけにはいかない。次なる出版を目指して、ある原稿の整理をしている。素材情報は十二分に溜まっているのだが、それを書籍として読むに足る文章に整形するのがそれな
0293:小説『やくみん! お役所民族誌』連載前口上
(1)はじめに 小説『やくみん! お役所民族誌』は、架空の自治体・澄舞(すまい)県の消費生活センターを主舞台にした公務員小説です。
消費者行政という仕事は、法律によって与えられた行政調査・行政処分の権限を武器として悪質業者に立ち向かい、消費者の被害回復を支援する、いわば正義の味方。そこには住民から日々さまざまなトラブル相談が持ち込まれ、その解決に向けてドラマが生まれます。
筆者は某県庁に2
0273:言葉を書き続けること
昨日の『メダリスト』第3巻の書評は、3時間ほどで一気に書き上げた。表現のミスや言い足りないところは後で若干の修正・追記をしているが、基本は初稿で完成している。表現したい衝動が自分の中にしっかりとあれば、それを文章の形にすることは、私にとってたやすい。もちろん、それを良いモノに仕上げるのには、努力を要するけれど。
小学校の半ばくらいまで、文章を書くことは得手ではなかった。読書は好きだったけれど
0220:やくみん覚え書き/「凡庸な悪」を描く
今日の『報道特集』で、近畿財務局職員として森友問題の書類改竄に関わったことを苦に自殺した赤木俊夫さんの話が特集されていた。観入った。
番組では、御遺族(奥様)に赤木ファイル(誰の指示で具体的にどのような改竄をしたかの記録)の存在を打ち明けた赤木さんの上司が取り上げられており、裁判下の組織の要請との板挟みで苦悩する様子が克明に描かれていた。私も27年間の公務員経験の中で様々なものを見聞きしてき