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宗教の沼

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宗教が私たちの人生にどう役にたつの? という答えのない問いに関する記事(および私が参照したい記事)を集めました。
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#仏教

現世利益か、世界平和か。それが問題だ

現世利益か、世界平和か。それが問題だ

現世利益って、いやしいの?コレ。ちょこっと宗教学び始めると、ぶちあたる壁だったりするよね?

商売繁盛とか合格祈願って、「祈ってんの、じぶんのことだけじゃん」。
「視野狭いよね~」

そして、

世界平和を願うほうが徳が高い

なぁんて、思ってしまいがち。
私も、そう思ってたこともあった。

合格祈願するよりは、

って願うほうが、後腐れなくていいかなと思ったり。

自分ごとにならないくらいなら、

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お布施は、「高いなぁ!」と思いながら手放しても意味がない❗

お布施は、「高いなぁ!」と思いながら手放しても意味がない❗

師走の土曜日の真っ昼間。
友人から届いたLINEです。

これをもとに、さっそくショート動画を発信しました😅

お布施は義務ではなく、在家の一般市民が修行をするチャンス昭和の高度経済成長の頃。
人々は企業の一存で遠くの街へ引っ越したり、実家を遠く離れ都市部に居を構えたりするようになりました。

そんななか、「お金を払えば院号など、立派な戒名をつける」というお寺が続出。

ココがまさに、いまの寺離

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〝あるのにない〟。裏返してみる練習

〝あるのにない〟。裏返してみる練習

〝裏返してみる練習〟を私が習慣にするようになったのは、いつからだったろう? 

きっかけをたどったら、KERAさんの演劇ユニット 〜いまや人気ドラマを見ると必ず1人か2人はお見かけする先鋭的集団だった〜 に半年間へばりいて取材した30年前からだった、てことを思い出した。

その半年間の取材で私は、〝さとる〟は「悟る」じゃなく「差取る」でなきゃダメだし、しかもそれを生きてる限り、加速しながら継続しな

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カルトと伝統宗教の違いって、何だろう?

カルトと伝統宗教の違いって、何だろう?

頼んでもいないカルト系教団(※)発行の新聞が新聞受けに入っていました。その新聞は、見出しから本文まで、同系他派や同系伝統仏教教団への批判や否定の言葉であふれていました。
※ここでは「伝統仏教系ではない」という意味で使っています。

正統の教えは、見解の異なる相手を否定せよとはいわない!【宗教】とは、そもそも何のためにあるのでしょう?
人がよりよく生きるために、宗(むね)とする教えです。

これだけ

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ほとけさまのおしえ「人生というもの」

ほとけさまのおしえ「人生というもの」

 最近ふと思うことの一つに、今まで自分が求めてきたものは果たして本当に「求めたいものだったのか?」ということがあります。

 偏差値の高い学校に入学し「高学歴」を履歴書に記入するために若い時期のかなりの時間を割いて勉学に勤しみますが、これは本当に必要なことなのかなと。

 明治になり「富国強兵政策」のもと近代の学校教育体制が整備されました。

 しかしそれ以前は、寺子屋で読み書き算盤を学び地域で社

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【未来の仏教対談 後編】「仏教は仏法だ!キャンペーンをやればいい」石上智康さん×松本紹圭

【未来の仏教対談 後編】「仏教は仏法だ!キャンペーンをやればいい」石上智康さん×松本紹圭

「未来の仏教対談」は、今という時代をどうとらえ、これからの仏教をどう創造していくのかという若き僧侶たちの問いを巡って行われる、日本仏教界のリーダーたちと松本紹圭による対談シリーズ。第一回目は、『生きて死ぬ力』(中央公論新社)の著者、石上智康さん(君津光明寺住職、浄土真宗本願寺派総長)にご登場願いました。
世界的な宗教離れを読み解くことを試みた前編に続いて、後編では「仏教」と「仏法」を軸にさらに議論

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【未来の仏教対談 前編】「仏教は仏法だ!キャンペーンをやればいい」石上智康さん×松本紹圭

【未来の仏教対談 前編】「仏教は仏法だ!キャンペーンをやればいい」石上智康さん×松本紹圭

未来の仏教ラボがおくる、あたらしい対談シリーズ【未来の仏教対談】。
今という時代をどうとらえ、これからの仏教をどう創造していくのかという若き僧侶たちの問いを巡って行われる、日本仏教界のリーダーたちと松本紹圭による対談シリーズ第一回目は、『生きて死ぬ力』(中央公論新社)の著者、石上智康さん(君津光明寺住職、浄土真宗本願寺派総長)にご登場願いました。

はじめにI am not religious a

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