韓国ドラマ好きのだらだら子/ライター(siki)

「美男ですね」を観て以来、韓国ドラマにハマり、ゆるゆると見続けて約10年。ひっそりとド…

韓国ドラマ好きのだらだら子/ライター(siki)

「美男ですね」を観て以来、韓国ドラマにハマり、ゆるゆると見続けて約10年。ひっそりとドラマの感想や紹介を書き留めております。 古い作品から最新作品までチェックするのが日々の楽しみで、ラブコメ・サスペンス・ヒューマンなどジャンルは問いません。

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記事一覧

『ソンジェ背負って走れ』のロケ地巡り。いざ、水原市(スウォン)へ!!①

はじめに 毎週月曜日が、こんなに待ち遠しくなったことはあっただろうか。“月曜日の治療薬”として、世界中に愛され注目された韓国ドラマといえば…『ソンジェ背負って…

『ソンジェ背負って走れ』タイムリープの時間軸と考察・感想

 毎週月曜日が待ち遠しい…取り憑かれたように何度も何度も繰り返し見てしまう…そんな魅力のある韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』。終わらないで欲しい気持ちでいっぱ…

韓国ドラマ『涙の女王』考察と感想

 デパート界の女王と、スーパー界の王子の世紀の結婚から約三年。愛し合って結婚したはずの夫婦がすれ違い、離婚の危機に直面しながら愛を取り戻していく姿を描く韓国ド…

キム・スヒョン×キム・ジウォン主演『涙の女王』あらすじ、相関図、キャスト・監督の会見、見どころインタビュー①

はじめに 先日行われた韓国ドラマ『涙の女王』グローバルオンライン会見にNetflixより招待いただき、取材に参加してきました。約1時間の会見内容と、インタビューの様子…

韓国ドラマロケ地巡り安国駅周辺編〜賢い医師生活・その年私たちは・女神降臨・トッケビ・ユミの細胞たちetc〜

はじめに ロケ地巡り編、第二弾は…『安国駅』。韓国に行って、観光もしたいし買い物もしたい、美味しいご飯も食べたい!とやりたいことだらけなのですが、やっぱりロケ…

『ムービング』ロス期に振り返る。〜韓国ドラマと原作の違いや共通点①〜

はじめに こんなに楽しみな週の真ん中水曜日はあっただろうか。終わってしまった、“ムービングデイ”を引きずり、曜日問わず『ムービング』を思い出しては、空を見上げ…

『ムービング』で話題のチョ・インソン氏の沼へ頭のてっぺんまで浸かる旅①〜出演ドラマ紹介〜

はじめに 最近、ディズニープラスで見始めた韓国ドラマ『ムービング』。SFアクションの気持ちで開封し、物語の展開を追っていると、止められなくなった。SFアクションに…

韓国ドラマのロケ地巡り〜トッケビ編〜

はじめに  最後に巡ったのは、確か3年〜4年ほど前。 バスに揺られて、急な坂道を越えて、地元の人に聞きながら、『相続者たち』のロケ地に行ったのが最後の記憶。到着し…

結婚を夢見た恋の終わらせ方。失恋した時に見たくなるアマプラ配信中の韓国ドラマ〜ボラ!デボラ〜

 名前を聞くと、全身に電気が走ったようにドキっとする。偶然街で出会うかもと、無意識的に想像する。実は相手も寄りを戻したいと後悔しているかもしれないと、都合の良い…

超修羅場なのに泣いて笑って共感できる。Netflixで配信中『医師チャ・ジョンスク』の見どころ3つ。

Netflixで毎週配信中の新ドラマ『医師チャ・ジョンスク』。最近では、視聴率が『梨泰院クラス』を追い越し、『夫婦の世界』『財閥家の末息子』『SKYキャッスル』に次いで、…

今この瞬間を歓待する-『私の解放日誌』感想-

はじめに   Netflixで先日最終話が配信された韓国ドラマ『私の解放日誌』。『また!?オヘヨン』や『マイ・ディア・ミスター』を手掛けた、パク・ヘヨン作家の最新作とな…

一周まわって”最高”という言葉しか出てこない。-韓国ドラマ『その年、私たちは』がスキなわけ-

 毎週気が重たかったはずの月曜日。週末の休日から仕事モードへの切り替えが必要なのだけれど、最近の私はちょっと違う。なぜなら、好きな韓国ドラマが毎週月曜日と火曜日…

2021 韓国ドラマMYベスト10-キーワードは『一線』と『短編』-悪の花、賢い医師生活、五月の青春、怪物など

 韓国ドラマに癒してもらい、泣かされ、元気を貰った2021年。備忘録に今年日本で放送・配信された中から、特に印象に残った10作品を書き留めておきたい。選んだドラマのキ…

”待つ”っていいな。-映画『雨とあなたの物語』を観て-

 12月17日より日本公開予定の韓国映画『雨とあなたの物語』。カン・ハヌル、チョン・ウヒ、カン・ソラと実力派俳優が勢揃いの本作。一足お先に試写に参加させて頂いたの…

『海街チャチャチャ』のピョ・ミソンが最高な友達すぎる件

もうすぐ最終回を迎えようとしている、Netflixで毎週配信中の韓国ドラマ『海街チャチャチャ』。本作品で、主人公の古くからの親友として登場するのがピョ・ミソンである。 …

もしも韓国ドラマに帯があったなら-ドラマのタイトルやポスターについて考えてみる-

ある日”恋”がついたタイトルの韓国ドラマを観て、ふと考え込んだ。「どのシーンで恋をしたのだろう。もしや、見逃してしまったか...」原題と作品のポスターを調べてみる…

『ソンジェ背負って走れ』のロケ地巡り。いざ、水原市(スウォン)へ!!①

『ソンジェ背負って走れ』のロケ地巡り。いざ、水原市(スウォン)へ!!①


はじめに 毎週月曜日が、こんなに待ち遠しくなったことはあっただろうか。“月曜日の治療薬”として、世界中に愛され注目された韓国ドラマといえば…『ソンジェ背負って走れ』。毎週夢中になって視聴し、考察が止まらず、いつかロケ地へ行ってみたいと思うようになっていった。本記事では、そんな魅力溢れる作品のロケ地巡り記録として書き留めておきたいと思う。

作品概要 突然10代にタイムスリップした主人公ソルが、生

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『ソンジェ背負って走れ』タイムリープの時間軸と考察・感想

『ソンジェ背負って走れ』タイムリープの時間軸と考察・感想

 毎週月曜日が待ち遠しい…取り憑かれたように何度も何度も繰り返し見てしまう…そんな魅力のある韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』。終わらないで欲しい気持ちでいっぱいだが、来週最終回を迎える前に、少し時間軸を整理しておきたいと思い備忘録に書いてみようと思う。

企画意図 もしあの時、過去に戻れたら良かったのに…と思う瞬間は、誰しも一度はあるのではないだろうか。本作もまた、タイムリープを通して過去に戻り

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韓国ドラマ『涙の女王』考察と感想

韓国ドラマ『涙の女王』考察と感想


 デパート界の女王と、スーパー界の王子の世紀の結婚から約三年。愛し合って結婚したはずの夫婦がすれ違い、離婚の危機に直面しながら愛を取り戻していく姿を描く韓国ドラマ『涙の女王』。ラブコメディとして紹介される本作だが、笑えて泣けて泣けて泣けて泣けて心が張り裂けそうになるので、もしかするとジャンルが違うのかもしれない。細かすぎる伏線は、最新話が見終わるたびに何か見逃したかも…と自分を疑いたくなり、切な

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キム・スヒョン×キム・ジウォン主演『涙の女王』あらすじ、相関図、キャスト・監督の会見、見どころインタビュー①

キム・スヒョン×キム・ジウォン主演『涙の女王』あらすじ、相関図、キャスト・監督の会見、見どころインタビュー①


はじめに 先日行われた韓国ドラマ『涙の女王』グローバルオンライン会見にNetflixより招待いただき、取材に参加してきました。約1時間の会見内容と、インタビューの様子を少し分けながら書き留めていきたいと思います。(プロモーションを含みます)

『涙の女王』とは? 『愛の不時着』『星から来たあなた』のパク・ジウン作家と、チャン・ヨンウ監督、そしてキム・ヒウォン監督(『ヴィンチェンツォ』『シスターズ

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韓国ドラマロケ地巡り安国駅周辺編〜賢い医師生活・その年私たちは・女神降臨・トッケビ・ユミの細胞たちetc〜

韓国ドラマロケ地巡り安国駅周辺編〜賢い医師生活・その年私たちは・女神降臨・トッケビ・ユミの細胞たちetc〜


はじめに ロケ地巡り編、第二弾は…『安国駅』。韓国に行って、観光もしたいし買い物もしたい、美味しいご飯も食べたい!とやりたいことだらけなのですが、やっぱりロケ地に訪問したい。点在するロケ地を巡るには結構時間を要するので、行きたくても諦めてしまうこともあるではないでしょうか。今回は、駅を絞って堪能する!を挑戦してみたので、備忘録に書き残しておこうと思います。ちなみに、秋から冬にかけてのロケ地巡り…

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『ムービング』ロス期に振り返る。〜韓国ドラマと原作の違いや共通点①〜

『ムービング』ロス期に振り返る。〜韓国ドラマと原作の違いや共通点①〜


はじめに こんなに楽しみな週の真ん中水曜日はあっただろうか。終わってしまった、“ムービングデイ”を引きずり、曜日問わず『ムービング』を思い出しては、空を見上げ、トンカツが食べたくなり、思い耽ってしまう。ここまで夢中にさせる理由は複数あるが、多様性を描きながら、生きづらさと生きる上で大切にしたいことを、道徳的にファンタジーにロマンチックに描き切っているのが素晴らしいのだと思う。そして、シンプルな善

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『ムービング』で話題のチョ・インソン氏の沼へ頭のてっぺんまで浸かる旅①〜出演ドラマ紹介〜

『ムービング』で話題のチョ・インソン氏の沼へ頭のてっぺんまで浸かる旅①〜出演ドラマ紹介〜


はじめに 最近、ディズニープラスで見始めた韓国ドラマ『ムービング』。SFアクションの気持ちで開封し、物語の展開を追っていると、止められなくなった。SFアクションに変わりはないし、そのジャンルも好きだけれど、『ムービング』は深いメッセージが込められたヒューマンドラマでもあったのだ。

多様性と生きづらさ。そして多様性を排除しようとする存在との戦い。特別な力を持った彼らは、日陰で働き日なたを目指し、

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韓国ドラマのロケ地巡り〜トッケビ編〜

韓国ドラマのロケ地巡り〜トッケビ編〜


はじめに

 最後に巡ったのは、確か3年〜4年ほど前。
バスに揺られて、急な坂道を越えて、地元の人に聞きながら、『相続者たち』のロケ地に行ったのが最後の記憶。到着した時には工事中で一部しか見れませんでしたが、無事に辿り着けたことへの達成感と満足感でいっぱいになりました。

そこからコロナ禍によって渡韓がしづらくなり、ロケ地に行きたいなぁ…という気持ちで過ごす日々。今回やっと行くことが出来たので、

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結婚を夢見た恋の終わらせ方。失恋した時に見たくなるアマプラ配信中の韓国ドラマ〜ボラ!デボラ〜

結婚を夢見た恋の終わらせ方。失恋した時に見たくなるアマプラ配信中の韓国ドラマ〜ボラ!デボラ〜

 名前を聞くと、全身に電気が走ったようにドキっとする。偶然街で出会うかもと、無意識的に想像する。実は相手も寄りを戻したいと後悔しているかもしれないと、都合の良いように考えてしまう。

そんな、思い出すには苦すぎる失恋後あるあるを詰め込んだ韓国ドラマ『ボラ!デボラ〜恋にはいつでも本気〜』。現在アマプラで毎週配信中で、残すところ後わずかとなった。

キュンキュンするようなちょっと不器用な大人たちのドキ

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超修羅場なのに泣いて笑って共感できる。Netflixで配信中『医師チャ・ジョンスク』の見どころ3つ。

超修羅場なのに泣いて笑って共感できる。Netflixで配信中『医師チャ・ジョンスク』の見どころ3つ。

Netflixで毎週配信中の新ドラマ『医師チャ・ジョンスク』。最近では、視聴率が『梨泰院クラス』を追い越し、『夫婦の世界』『財閥家の末息子』『SKYキャッスル』に次いで、JTBCの中で歴代4位と報じられた。

「一度見始めたら、もう止まらない。」「これは……私の物語かな。」「分かる、その気持ちが痛いほど分かる。」そんな共感できる要素がたっぷり入りつつも、声を出して思いっきり笑い、主人公を応援したく

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今この瞬間を歓待する-『私の解放日誌』感想-

今この瞬間を歓待する-『私の解放日誌』感想-

はじめに
  Netflixで先日最終話が配信された韓国ドラマ『私の解放日誌』。『また!?オヘヨン』や『マイ・ディア・ミスター』を手掛けた、パク・ヘヨン作家の最新作となる。配信前から期待と謎の緊張で落ち着かず、配信が始まってからは、一気に見たくて溜め込んでいた。

「どんな作品か?」と聞かれると、回答にすごく迷う。人生そのものであって、一言で言い表すことが難しいからだ。

私は、ふと友人の例え話

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一周まわって”最高”という言葉しか出てこない。-韓国ドラマ『その年、私たちは』がスキなわけ-

一周まわって”最高”という言葉しか出てこない。-韓国ドラマ『その年、私たちは』がスキなわけ-

 毎週気が重たかったはずの月曜日。週末の休日から仕事モードへの切り替えが必要なのだけれど、最近の私はちょっと違う。なぜなら、好きな韓国ドラマが毎週月曜日と火曜日に配信されるからだ。今回のエピソードタイトルは何の映画だろうかとワクワクし、次の展開が見れる幸せを噛みしめる。

何を単純な、と思う方もいるかもしれない。しかし、それくらい癒し効果が抜群なのだ。ここでは、毎週Netflixで配信中の韓国ドラ

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2021 韓国ドラマMYベスト10-キーワードは『一線』と『短編』-悪の花、賢い医師生活、五月の青春、怪物など

2021 韓国ドラマMYベスト10-キーワードは『一線』と『短編』-悪の花、賢い医師生活、五月の青春、怪物など

 韓国ドラマに癒してもらい、泣かされ、元気を貰った2021年。備忘録に今年日本で放送・配信された中から、特に印象に残った10作品を書き留めておきたい。選んだドラマのキーワードは、言うなれば”一線”と”短編”。

 法律では裁くことのできない悪には、それ以上の悪で立ち向かう。『ヴィンチェンツォ』『模範タクシー』『怪物』『ペントハウス』など、2021年は”一線を超えていくキャラクター”を描いた作品が目

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”待つ”っていいな。-映画『雨とあなたの物語』を観て-

”待つ”っていいな。-映画『雨とあなたの物語』を観て-

 12月17日より日本公開予定の韓国映画『雨とあなたの物語』。カン・ハヌル、チョン・ウヒ、カン・ソラと実力派俳優が勢揃いの本作。一足お先に試写に参加させて頂いたので、忘れないうちになるべくネタバレのない範囲で感想を書き留めておきたいと思う。

 舞台は2003年。交わるはずのなかった2人の男女が、3つの約束を前提に文通を始めるところから物語は動き始める。その約束とは、「質問しない」「会いたいと言

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『海街チャチャチャ』のピョ・ミソンが最高な友達すぎる件

『海街チャチャチャ』のピョ・ミソンが最高な友達すぎる件

もうすぐ最終回を迎えようとしている、Netflixで毎週配信中の韓国ドラマ『海街チャチャチャ』。本作品で、主人公の古くからの親友として登場するのがピョ・ミソンである。

主人公の親友が側で支えるというのは、韓国ドラマにおいて決して目新しいことではない。ただ、彼女は何かが少し違うのだ。それはきっと、良い意味で一言多いということ。そしてその一言が、時に絶妙なタイミングでお茶の間の気持ちを言い当ててくる

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もしも韓国ドラマに帯があったなら-ドラマのタイトルやポスターについて考えてみる-

もしも韓国ドラマに帯があったなら-ドラマのタイトルやポスターについて考えてみる-

ある日”恋”がついたタイトルの韓国ドラマを観て、ふと考え込んだ。「どのシーンで恋をしたのだろう。もしや、見逃してしまったか...」原題と作品のポスターを調べてみると、その謎は大体解ける。邦題やポスターがアレンジされているのだ。

実際の作品と、タイトルやポスターの雰囲気が少し違う。これって誰にとって得がある話なのだろう。そんな気持ちになり、背景を考えてみた。

1)どんな目的があるのかあくまでも個

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