パクリ/模倣/オマージュのデザイン
表題の各ワード+αは互いにどう異なるのか…のように対比的に論じる主旨の記事にしたところで、「巷で見掛けがちな内容よりは薄っぺらいものになりそう」と予感します^^;
代わりに。
今クールのテレビドラマのうち、当方が好んで視聴しているもののうちの1つ、『それってパクリじゃないですか?』。
ストーリー・主題としては、企業における〔特許〕関連・権利等に関する問題を主軸に展開していくものに仕上がっているようです📺
と言っても、”お堅い”ものではなく、老若男女問わず楽しめそうな雰囲気のもの。
とある企業の製品。それと類似した他社製品を見掛ける…のような「一消費者としての経験」は誰しもあるでしょうか。例えば《第2話》はそんな主題でした。
いわゆる『特許』を取るか否か、という論点に固執せず。先人(つまり自分オリジナルではない他者由来)のアイデアや創造を軽視する態度が、このようなフィクション作品の中のみならず散見される…ということが気になっています。
このような話題になると、ほとんどの人にとっての〔前提〕となるのが
◆ライバルに該当する他社(者)がパクる
◆成功や好調を真似て”おこぼれ”を得る
といったふうに、《先駆者と後続者との敵対関係》であるところ。
当該ドラマにおいてもより包括的な概念として用いられているワードは『知的財産』なのですが、これの価値や【扱い心得として留意すべきところ】というものはなにも「相互に利害を奪い合うような立場に限定されない」という点への”気付き”機会が本稿の主旨です📖
今回もやはり、ちょっと難解ですね🙏
つまり、身内どうし。
〔仲間〕〔同朋〕であるはずのチームメンバーや同一組織内の間柄であっても、
『”個”由来の知的財産』への尊厳や保護
は適用・重視されるべきところ
です。
例えば、業務内容つまり仕事で成果を出すべき取り組み事項について、【オリジナルな工夫動線を誰かが創出した】とします。当たり前的な発想であれば「仲間なのだから、それを共有して、全体でoutputを増加させる」という流れに乗せるべき、と言われるところです。
が、当初の「そのアイデアを編み出した人」と「それを真似しているだけ、あるいは受け売り的であることを伏せて他者にそれを”振る舞う”ような人」との評価(及び査定の類)が同じであってはならない、と考えます。
つまりこのような経緯においても
《業務改善手法デザインにおける『知的財産』としての価値がある》
のです。
こと”仲良し組織”や「無形成果への本質評価が脆い」組織においては、どうやらこの類の認知が伴わないようです。
これは副次的マイナス要素が伴います。
貴方も少し考えてみてください。
【価値ある『知的財産』を供出しても、他者に吸収されるばかりで大して個別評価を受けられない】という体制だとどうでしょう。そのようなクリエーターは稀少性を認知されないにもかかわらずサステナブルなアイデア生み出しができるでしょうか?
特に技術が関連する部門など、一時雇用や請負の人材が協働している中で、”おいしい”業務アイデアはすぐさま目を付けられ、(雇用人流が一層盛んになってきている近年ではなおさら)さっさと”ごっつぁん”されて外部への流出も頻発しかねません。
各現場や領域によって事情や体系は様々ではありますが、
何も〔特許〕のような法的に重い概念に限定せず、末端の事務員においても
◆ごく身近なちょっとした業務動線の工夫事案においても『知的財産』という概念は通用する
~軽視せずに意識して執り行わなければならない
◆〔敬意〕と〔保護/流出阻止の意志〕を保つ
という意識付けへの”気付き”提起として、今回お示ししました✍
† creatorが示すアイデアの着眼が先進すぎて、既存の概念に支配されている面々にとってはそれの秀逸さに対する評価そのものが無い…というフェーズに留まっているようでは問題外ですが💦
貴方の周辺では、想起される〔価値〕や、これら広義の『知的財産』について思い当たる節はないですか?
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