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書店本棚のインデックスのデザイン +

本末転倒な”そもそも”話✍は多いです。
問題視するポイントは、「既存のものが充分考えられて仕込まれているにもかかわらず、それに✘を付けて、逆のことを”真新しいより良いアイデア”とする浅はかさ」と「それに気安く同調する思考の弱さ」の存在です。

 文庫本📖のコーナー。主な陳列スタイルは【著者別】になっています。そして、この写真のように「インデックス」が挟まれていることがほとんどです。これの役割は言うまでもありませんね。

 

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 以前見聞きした例では、この既存スタイルのインデックスが「不親切だ」とする見方を含みつつ、ある店舗で施されていた異なる形態のものが「優れた工夫配慮だ👍」と絶賛されている、という話です。【一般的なインデックスでは、文字面が横向きなので正面から見にくく、そばに行って顔を近づけないと内容が分からないが、これだと見やすい🌸】といったニュアンスのもの。 ※それの画像はありません

 この事例。「なるほど!いいアイデア💡」「わかりやすい!」と思いましたか?

 

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 不合理な悪評を下すのと同様に、受けた情報に対し「直感のみで絶賛する」のも時として考えものです。評価軸というものは人それぞれ異なっていて当たり前ですが、むしろ『一律賛美』にはある種の恐怖感😩を覚えることがあります。
 常時”冷めている”のもさみしいですが、「過剰な反応で感心しきり」というのも、本質欠如思考であることが露呈することもあるので、控えめにしておいた方がよいような気がします。 ※このページで何例も提示しています
 
 既存のものが「分かりにくい」ので工夫アイデアで分かりやすくした、--- 「便利だ」と感じる客がいるという実状によって、それ単体では間違ってはいないのですが、少し落ち着いて考えると違うものが見えてきます😲

 詳しい調査をしていないので、以下、断定はしませんが、次のような推察・イメージはできませんでしょうか?


 
 そもそも、『文字面が横向きなので正面から見にくい既存スタイルのインデックス』の方こそが、登場した当時、〔発明品💡〕だったのではないでしょうか。
 棚に対し、もし正面からアプローチすると、視野に入る全ての本の背表紙が目視でき、著者名を認識できます。一方、横側から棚に沿うような方向に歩いてくると、背表紙はよく見えません。そのような場合にも分かりよくする目的で作られたものであって、(つまり、そもそも正面から目を向けるのであれば不要、との判断が伴っていた)その本来のファンクションを無視して「分かりにくい」と評価する方がいかがなものか…。

 正面向きではなく横向きのもののみが先行して長年定着してきたのは、『お客様目線』が不足していたのではなくて、合理性ある思考で「横からの目線だと認知しようがないから分かるようにしよう」、そう思って作ったのに…と、横向きインデックス発案者は残念がっていることでしょう。私見ですが(^_^;)
 
+++ 寄稿の主旨から、〔大きな文字で表示すると見やすい〕とか〔著者名には難読漢字が多く仮名が分からない〕とかいう背表紙の難点や、ちょうど〔売り上げが伸びた〕などという因果関係とは言い難いレポートには触れないでおきましょう😎

でもわざわざネットで取り沙汰されるくらいだから、相当数の人が「正面向きインデックス」に感銘を覚えている、という話のようで😌
何も無いところを基点に新たに考え出したものが「効果はそれほどでもない」や「”神対応”などと異常に崇める」という話は何かと多いですが、これは、「既存の工夫をわざわざ否定」しているから、困りものなのです😓

 

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