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生命を科学するということ #1
筆者について簡単に自己紹介してみると、こんな感じの人間になります。
名前:かずしげ
年齢:1989年生まれ(2020年6月現在31歳)
出身:東京生まれ、マレーシア・クアラルンプール育ち
学歴:名古屋大学・東京大学大学院
専門:分子生物学・神経科学
職業:金融マン
興味があること:生命科学
大学院を卒業するまで、サイエンスの世界で生きていきたいとずっと思っていましたが、ひょんなこと
一年の計は元旦ではなく晦日にあり
昔から、何か計画を立てて物事を進めるということが苦手だ。
よくある学校の試験週間など燦々たるもので、中学生か高校生の頃なんて思い出すだけで穴があったら埋めたいレベルである。1週間だか2週間だか忘れたけれど、テスト週間に突入する前に、全員一斉に勉強計画を立てる時間のようなものが読者諸賢の経験にもあったかと思う。無駄に自身の能力を過信するあの瞬間は誰もが味わったことのある感覚ではあるまいか。これまで
「学生ブログランキング」の思い出 果たして彼らはどこからやって来て、どこに行ったのか
ただひたすらに、何かを書きたい衝動にかられる時がある。
記憶によれば、筆者が高校生〜大学生の頃に「学生ブログランキング」が流行っていた。それこそ、筆者が大学受験を迎えた年の前後、2005年-2008年くらいが流行のピークではなかったかと記憶している。一世を風靡した「生協の白石さん」が2004年であったことを考えると、なるほど、その後に学生ブログブームが訪れるのが自然な流れだったとして、確かに、そ
「科学」は誰のものか Open Accessと市民サイエンティスト
大学を卒業して久しい筆者が、サラリーマンとして週末にサイエンスを嗜むにあたって、事あるごとにぶつかり悩む壁がある。それが、表題にある「オープンアクセス」の問題だ。
「科学」はタダではない。実験設備、試薬等から始まるラボの運営費、大学によっては居室の光熱費も実費。筆者が学生時代を過ごしたラボでは、真夏でも節約のために居室のエアコンは原則つけられず、ただ根性でひたすら耐えていた。地球のためではない、
新しい学問が生まれる瞬間を見ている感覚
風の噂で、生命科学クラスタで最近「相分離生物学」という言葉が流行っていると聞いた。学部の時の同期で現在大学で研究者をやっている友人曰く、最近のホットワードらしい。生命科学を卒業して10年、聞いたことのない単語自体に久しぶりに接した僕は、少し興味を抱いた。
早速wikipediaを見てみる。「相分離生物学」そのもののページはない。代わりに「相分離」が目につく。しかし開いてみると、
"相分離(そう
noteを始めてみる
流行に極めて疎い僕ですが、初めてノートを作成してみる。
これまで、ブログなるものを気ままに書いては消し、書いては消し…みたいなことをやってきたけれど、自慢ではありませんが長く続いたことは一度もありません。
昔から飽き性で、何かを続けることが苦手だった自分ですが、ここだったら書きたいものを自由気ままに書き続けることができるだろうか。そんな淡い期待を抱いて筆をとった次第。
30歳を過ぎて、自分の