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  • 昔の日記

    昔書いた日記です。今より性格が大分露悪的で、内容が良くも悪くもあけすけと書かれすぎているのであえて有料で公開してみます。全部で11記事です。

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    その日を摘め

    文学フリマ東京36で販売したものです。 対面販売はもうする気ないのでぼちぼちオンラインで売るつもりです。 増刷は売れ行きやら気分やらで決めますので、ずっとSOLD OUTのままになっていたら売る気がなくなったか印刷代がないかのどっちかだとおもってください。 それでは何卒よろしくお願い致します。
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記事一覧

あんまり不特定多数の人に読まれたくないので鍵代わりに有料にしてます

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ダリッタ
7日前
38

幻のラスポテトを探れ!!

みなさんにとっての「思い出の味」ってなんですか? 昔よく食べていたものとひとくちにいっても、再現可能なものもあればそうじゃないものもありますよね。例えば、死んだ…

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ダリッタ
2か月前
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うつし世は夢、夜の夢も夢

本当に久しぶりに文章を書く。 日々色々なことが起こり、様々な気付きや発見があり、泣いたり笑ったり怒ったりしているはずだが、まったく気に留めていないのですべて忘れ…

ダリッタ
6か月前
98

SHIBUYA TSUTAYAなき渋谷なんて

2023年10月31日、SHIBUYA TSUTAYAが閉店した。他の店舗はほとんど「TSUTAYA〇〇店」という表記なのに、なぜかローマ字表記のSHIBUYA TSUTAYAが閉店してしまった。 私は渋…

ダリッタ
8か月前
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ウズベキスタン旅行記

9月8日~9月14日まで、一人でウズベキスタンへ行ってきました。 4年ぶりの海外旅行。7年ぶりの海外一人旅です。 7月中旬頃から精神的不調で仕事に行けなくなり、全ての人間…

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ダリッタ
10か月前
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俺インザユニバース

私は良くも悪くも形にこだわってしまうきらいがあり、クリスマスには毎年チキンやケーキを食べてしまうし、年末は一年の総括をしたがってしまう。 今年はどんな一年だった…

ダリッタ
1年前
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働かざる者ヒアルロン酸を入れるべからず

自分にできる仕事なんてものはただでさえ限られていて、どうせ押しなべて低賃金であるから、ならばせめて未経験のことや好奇心が満たされる仕事をしようという指針で生きて…

100
ダリッタ
1年前
152

みそあまりふたつ

先日32歳になった。ただの32歳ではない。何も積み重ねることができなかった32歳である。状況によっては、自分の意思に反して年齢を堂々と言う事に躊躇してしまう時が…

100
ダリッタ
1年前
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午後九時のいくじなし

この数時間私がやっていることといえば、空いた喫茶店の窓際の席で、ガラスの向こうに植えてある観葉植物を這っている蟻を眺めているだけだ。枝から葉へ、葉から枝へと移動…

ダリッタ
1年前
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行く年来る年セラヴィ

正直言ってね、一年を振り返るとか、もうそういうことすらどうでもいいし面倒くさくなってしまっているんですよ私は。 一区切りも心機一転もクソもなく、ただ地続きで人生…

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ダリッタ
2年前
147

殴り書き

ある時期に毎日欠かさず書いていた日記帳があって、今でもごく稀に書いてはいるけれど、頻度が低すぎるせいもあって省略されているものが多すぎるし、あまりに抽象的なので…

ダリッタ
2年前
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8年間使わなかったソファ

貰い手も見つからないし捨てるのも忍びなくて、なんとなく引っ越すたびに惰性で新しい部屋に運び入れていた無印の体にフィットするソファをとうとう捨てた。8年使った。い…

ダリッタ
3年前
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スタバで雑記

怒涛の日々だった。 まず、先月30歳になった。「歳なんていきなりとるもんじゃないんだし、特になんの感慨も無いよ」とか言いたいところだが、実際動揺を隠しきれない。…

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ダリッタ
3年前
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ゲームのはなし

少し前にnoteのホーム画面を開いたら目に飛び込んできた#心に残ったゲームというお題。これは是非書きたい!と珍しく意欲が湧いたので勢いに任せて書くことにした。 私は…

ダリッタ
3年前
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くちがき

2017年7月――。 嘘って訳でもないが本当だと胸を張れる訳でもないという絶妙なラインで「創作」した履歴書を携え、小手先の愛嬌とはったりで奇跡的に潜り込むことが…

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ダリッタ
3年前
147

ちりちりあくたちりあくた

宅配ピザやお菓子のゴミがそのままソファの上や床に放り投げられており、洗っていない食器類もそこらじゅうに置きっ放し。トマトジュースをよく飲んでいるのでコップは軒並…

ダリッタ
3年前
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幻のラスポテトを探れ!!

幻のラスポテトを探れ!!

みなさんにとっての「思い出の味」ってなんですか?

昔よく食べていたものとひとくちにいっても、再現可能なものもあればそうじゃないものもありますよね。例えば、死んだ婆ちゃんが作ってくれた佃煮や、閉店してしまった定食屋の定食なんかはもう食べられないけど、子供の頃に食べていたポケモンパン(いちご蒸しケーキ)やフルーツの森は今でもまあまあ容易く手に入る。今でも食べられるものと、今では食べられないものがある

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うつし世は夢、夜の夢も夢

うつし世は夢、夜の夢も夢

本当に久しぶりに文章を書く。
日々色々なことが起こり、様々な気付きや発見があり、泣いたり笑ったり怒ったりしているはずだが、まったく気に留めていないのですべて忘れてしまう。
どこかに書こうとか、誰かに話そうとか、アウトプットする習慣や機会があれば逐一整理するのだろうけど、最近はどちらも怠けがちだ。
印象的なことは?と聞かれても即答できないくらいぼーっと生きている。物事に優先順位がつけられないどころか

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SHIBUYA TSUTAYAなき渋谷なんて

SHIBUYA TSUTAYAなき渋谷なんて

2023年10月31日、SHIBUYA TSUTAYAが閉店した。他の店舗はほとんど「TSUTAYA〇〇店」という表記なのに、なぜかローマ字表記のSHIBUYA TSUTAYAが閉店してしまった。

私は渋谷という街が好きではない。
昔道玄坂のあたりで働いていたこともあるが、渋谷成分をなるべく感じないために渋谷駅では降りずに井の頭線の渋谷の隣駅である神泉駅で降りたりしていた。できれば渋谷には近寄り

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ウズベキスタン旅行記

ウズベキスタン旅行記

9月8日~9月14日まで、一人でウズベキスタンへ行ってきました。
4年ぶりの海外旅行。7年ぶりの海外一人旅です。
7月中旬頃から精神的不調で仕事に行けなくなり、全ての人間関係を遮断してしばしの間石ころになってましたが、私は全ての感情や状態が長引かないタイプなので、あっという間に調子を取り戻して人間に戻り、ふと旅に行こうと思い立ちました。
周りの人間からは躁鬱に見えているかもしれないけど、たぶんそん

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俺インザユニバース

俺インザユニバース

私は良くも悪くも形にこだわってしまうきらいがあり、クリスマスには毎年チキンやケーキを食べてしまうし、年末は一年の総括をしたがってしまう。
今年はどんな一年だっただろうと振り返ったところで、去年の続きでしかないし、来年だって今年の続きでしかないと思う。
といいつつも、去年も面倒だどうでもいいと文句を言いながらも結局年末にしっかり投稿をしていたようだ。
大晦日の夜、時間を持て余しているので、みかんでも

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働かざる者ヒアルロン酸を入れるべからず

働かざる者ヒアルロン酸を入れるべからず

自分にできる仕事なんてものはただでさえ限られていて、どうせ押しなべて低賃金であるから、ならばせめて未経験のことや好奇心が満たされる仕事をしようという指針で生きてきた結果、マンネリを感じたタイミングで仕事を辞めてしまうようになってしまった。そもそも自分に出来るような時間給の仕事には責任も伴わなけりゃ将来性もなく、基本的には真面目に頑張れば頑張るほど搾取されるだけである。天井が知れてる。長く続けるメリ

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みそあまりふたつ

みそあまりふたつ

先日32歳になった。ただの32歳ではない。何も積み重ねることができなかった32歳である。状況によっては、自分の意思に反して年齢を堂々と言う事に躊躇してしまう時がある。32歳。圧力さえ感じる年齢だ。
今月はアパートの更新月でもあった。引っ越す金があるわけもないので、問答無用で更新書類に判を押した。

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午後九時のいくじなし

午後九時のいくじなし

この数時間私がやっていることといえば、空いた喫茶店の窓際の席で、ガラスの向こうに植えてある観葉植物を這っている蟻を眺めているだけだ。枝から葉へ、葉から枝へと移動している。見失う度にため息をついて、もうとっくに冷めてしまったぬるいコーヒーをちびっと一口飲んではまた別の蟻を探し、目で追うのを意味もなく繰り返している。一度見失ってしまった同じ蟻かもしれないが、そんなことはどっちだっていい。

吐露したい

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行く年来る年セラヴィ

行く年来る年セラヴィ

正直言ってね、一年を振り返るとか、もうそういうことすらどうでもいいし面倒くさくなってしまっているんですよ私は。
一区切りも心機一転もクソもなく、ただ地続きで人生が続いていくだけ。
何もかもが鮮烈で、意味があって、身に起こる出来事の一つ一つがどんな未来に繋がるのかと、浮き足立ったり、胸を踊らせたりしていた時代もあったけども、今となっては全ての出来事が事件性がないものとして私によって処理されていく。頼

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殴り書き

殴り書き

ある時期に毎日欠かさず書いていた日記帳があって、今でもごく稀に書いてはいるけれど、頻度が低すぎるせいもあって省略されているものが多すぎるし、あまりに抽象的なので最近の日記は読み返してもあまり面白くない。
今日、なんとなく毎日書いていた頃の昔の日記を読み漁っていたら、一度自分が経験したことを記しているとは思えないほど新鮮な驚きと発見があって面白かった。忘れずにいることより忘れてしまうことの方が自然だ

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8年間使わなかったソファ

8年間使わなかったソファ

貰い手も見つからないし捨てるのも忍びなくて、なんとなく引っ越すたびに惰性で新しい部屋に運び入れていた無印の体にフィットするソファをとうとう捨てた。8年使った。いや、正直使った記憶はほとんどない。購入当時、流行に流されて買ってはみたものの、ついぞ私の体にも心にもフィットすることはなく、8年もの間ただでさえ狭い私の部屋のまあまあでかいスペースをただ占領し続けていて、「邪魔なんだよなぁ」と思ってしまう度

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スタバで雑記

スタバで雑記

怒涛の日々だった。
まず、先月30歳になった。「歳なんていきなりとるもんじゃないんだし、特になんの感慨も無いよ」とか言いたいところだが、実際動揺を隠しきれない。十の位のナンバーが変わることの重みはすごい。私には3はまだ早い。3はまだ待って欲しかった。自分は20代であるということがアイデンティティになっていたような気さえする。しかしまあ10年も20代をやってたんだからそれも仕方ないだろう。否が応で

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ゲームのはなし

ゲームのはなし

少し前にnoteのホーム画面を開いたら目に飛び込んできた#心に残ったゲームというお題。これは是非書きたい!と珍しく意欲が湧いたので勢いに任せて書くことにした。

私はゲーマーを自称するほどゲームに情熱を注ぎゲームと共に人生を歩んできた訳ではないと思うが、しかし、人生の折々にプレイしてきたゲームが私に与えた影響というものは小さくはない。

私は1990年の11月18日生まれだ。未だに根強い人気を誇る

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くちがき

くちがき

2017年7月――。
嘘って訳でもないが本当だと胸を張れる訳でもないという絶妙なラインで「創作」した履歴書を携え、小手先の愛嬌とはったりで奇跡的に潜り込むことができた国際協力NGOで私は働いていた。団体が打ち出していたキャンペーンで回収したアイテムの仕分け、換金作業、ボランティアマネジメントが末端の仕事だ。

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ちりちりあくたちりあくた

ちりちりあくたちりあくた

宅配ピザやお菓子のゴミがそのままソファの上や床に放り投げられており、洗っていない食器類もそこらじゅうに置きっ放し。トマトジュースをよく飲んでいるのでコップは軒並み真っ赤に染まっている。洗い物が面倒で、とうとう計量カップやお椀で水を飲み始める始末だ。もちろん計量カップやお椀も洗っていないので、次に私は何を使って水を飲むことになるのだろう。最終的にどこで観念して洗い物をするのだろう。

テーブルの上に

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