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国家安全保障

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2022年11月の記事一覧

日本の国家安全保障2000年代 4

#多様性を考える

第1節  「安全保障と防衛に関する懇談会」 3

統合的安全保障戦略においては、

大きな目標として、

「第一には日本に直接脅威が及ぶことを防ぎ、

 脅威が及んだ場合にその被害を最小化することである。

 第二の目標は、世界の様々な地域において脅威の発生確率を低下させ、

 日本に脅威が及ばないようにすることである。」

 と記述し、

これらの目標を達成するために、

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日本の国家安全保障90年代 82

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

斉藤邦彦・外務省事務次官の主張

 斉藤邦彦・外務省事務次官は

1993年11月12日に

日本記者クラブの講演で、

「小和田・前外務事務次官は以前、

 雑誌の対談で、結論を出さずに

 『無責任国家と普通の何でもやる国家があり、この間、ハンディキャップ外交があ

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日本の国家安全保障2000年代 3

#多様性を考える

「安全保障と防衛に関する懇談会」

は、

2004年10月15日に答申を出した。

第1部には新たな日本の安全保障戦略と題して、21世紀の安全保障環境、統合的安全保障戦略、新たな安全保障戦略を支える防衛力を打ち出した。

21世紀の安全保障環境において、

「2001年9月11日、安全保障に関する二十一世紀が始まった。国家からの脅威のみを安全保障の主要な課題と考えていればよい

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日本の国家安全保障2000年代 2

#多様性を考える

第2章 小泉構造改革の一環としての防衛計画の大綱見直し

小泉純一郎内閣総理大臣は、郵政民営化をはじめ各種の「構造改革」に乗り出した。

そのひとつに防衛も含まれることとなった。

中国の大軍拡はますます勢いを増し、

北朝鮮の情勢不安定と軍事的挑発は続き、

韓国の日本に対する軍事的挑戦が強まり、

経済が復調したロシアは極東での権益を増すため軍事力を強化していた。

 日本

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日本の国家安全保障90年代 81

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

小和田恒・外務省事務次官の主張

 雑誌「プレジデント」1993年6月号で、

「日本が今後国際社会とどう関わっていくべきかという問題なのですが、

 第一は、終戦直後に多くの日本人が考えたように

 『清く貧しく美しく』

 生きる生き方です。

 国際的な貢献、あ

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日本の国家安全保障90年代 80

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

大前研一・評論家の主張

大前研一氏は1990年代後半、

テレビ東京系列で放映された「がらがらニッポン」(司会・飯干景子)

などで、

「もはや超大国の軍事的抑止力による時代は終わった」



超大国の軍事的抑止力は存在し続けているという現実を無視した主張を展開

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日本の国家安全保障2000年代 1

日本の国家安全保障2000年代 1

#多様性を考える

第1章 2000年に入ってからの情勢

 第1節 

ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領と小泉純一郎首相の誕生と、

「アル・カイダ」によるテロの発生

アメリカ合衆国では2000年に行われた大統領選挙で、

民主党の第42代大統領ウィリアム・ジェファーソン・クリントン(ビル・クリントン)に次いで、

第43代大統領に共和党のジョージ・ウォーカー・ブッシュが選出された。

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日本の国家安全保障90年代 79

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

中川昭一・代議士(自由民主党)の主張

中川昭一氏は

「日本の正義 アメリカの正義」(扶桑社、1996年)

において、

外務省主流派が今現在もなお

「吉田ドクトリン」(経済至上主義、外交と安全保障のアメリカ依存、軍備には金をかけない)

を最重視している

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日本の国家安全保障90年代 78

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

柴山哲也・京都大学経済学部講師、元朝日新聞記者の主張

柴山哲也・京都大学経済学部講師、元朝日新聞記者は

雑誌「Ronza」1996年(平成8年)12月号において、

「21世紀の国家の枠を超える情報化社会を前に、

 有用な情報の価値はますます高まるが、

 愚鈍

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日本の国家安全保障90年代 77

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

 防衛大学校卒業後、航空自衛隊、外務省を経て杏林大学大学院非常勤講師、野村総合研究所主任研究員となった森本敏氏。

 森本敏氏は防衛大臣にもなった。

 1993年10月5日の読売新聞「論点」で、

「国際政治を動かす要因は結局のところ宝である。国際社会の秩序を確保す

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ユーゴスラビアを叩いた中国 弱い国は叩く中国

#多様性を考える

ソ連に支援を仰いでいた時代の中国。

中国は

ソ連から距離を置いたチトー率いるユーゴスラビア

を非難しまくっていた。

強者のソ連に媚びた中国。

強者には媚びる、対決を避ける中国。

弱者は潰す方針の中国。

共産主義における覇権争いで中ソは激突する。

中国はさらなる強者のアメリカに媚びていく。

日本にも媚びたが、国力がつくと日本潰しに変わる。

江沢民は、中国を戦略

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サンデーモーニング干され芸人ガンダーラ ミサイル開発を進める北朝鮮とTBS

#多様性を考える

朝日新聞、毎日新聞の関係者

や、

左翼で親韓国の

青木理

安田菜津記

姜尚中



左翼の法政大学の総長だった田中優子

紫ババア

自称・法学者、自称おばちゃん谷口真由美

など

左翼の関係者が多く出演する

左翼の巣窟のような番組

として知られる

日曜朝の左翼ルーティーン

TBS『サンデーモーニング』。

かつて

TBS『サンデーモーニング』

には

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日本の国家安全保障90年代 76

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

細川護熙・元首相の主張

細川護熙・元首相は

 1998年(平成10年)の「FOREIGN AFFAIRS」3/4月号

「ARE U.S.TROOPS IN JAPAN NEEDED? 米軍の日本駐留は本当に必要か」

において、

北朝鮮、中国の脅威は、

日本

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