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日本の国家安全保障90年代

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2022年12月の記事一覧

日本の国家安全保障90年代 92

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

水島朝穂・広島大学助教授(憲法学)の主張

 水島朝穂・広島大学助教授(憲法学)は

1995年1月27日の

朝日新聞「論壇」において

「92年秋、

 筆者は憲法の理念に基づく非軍事的国際協力のモデルとして

 『ニッポン国際救助隊』設立を呼びかけた。」

と主

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日本の国家安全保障90年代 91

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

北山愛郎・元衆議院議員の主張

北山愛郎・元衆議院議員は1997年4月4日の

朝日新聞「論壇」において、

「日米安保依存から脱却しよう」

と題し、

「2005年ごろまでに安保の解消を予定し、

 そのプロセスを協議することを提案する。

 これと並行しアジア諸

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日本の国家安全保障90年代 89

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

中江要介・元外務省アジア局長、元中国大使の主張

中江要介・元外務省アジア局長、元中国大使は

1994年(平成6年)4月10日の

東京新聞

で、

核保有疑惑で国際原子力機関の特別査察を拒む北朝鮮への制裁について、

「経済制裁とか武力による威嚇とかいうような政

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日本の国家安全保障90年代 89

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

岡崎久彦 元外務省情報調査局長、元アメリカ公使、元タイ大使の主張

岡崎久彦・元外務省情報調査局長、元アメリカ公使、元タイ大使



極東有事に対し、

F-15戦闘機を200機ほど保有している日本が、なんらの協力をしなければ、

日米同盟は破綻すると、

警鐘を鳴

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日本の国家安全保障90年代 88

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

田久保忠衛 杏林大学教授、元時事通信ワシントン支局長の主張

田久保忠衛・杏林大学教授、元時事通信ワシントン支局長

は『新しい日米同盟』(PHP研究所)において、

 自衛隊を

「国軍」

と位置づけ、

日米同盟を

「双務化」

する、

具体的には

「憲法

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日本の国家安全保障90年代 87

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

政治部記者の安全保障観

雑誌「文芸春秋」1996年1月号では、

「現役政治部記者107人が選んだ 21世紀のリーダーは誰か」

と題したアンケートを掲載した。

アンケートでは

鳩山由紀夫、

船田元、

谷垣貞一、

加藤紘一

の4名が圧倒的上位に位置してい

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日本の国家安全保障90年代 86

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

岡部達味・専修大学法学部教授、東京都立大学名誉教授の主張

 岡部達味・専修大学法学部教授、東京都立大学名誉教授は

1997年8月27日の読売新聞朝刊で

「協調的安全保障と日中外交」

と題し、

「中国を封じ込めてだれにも利益になることもなければ、

 それをす

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日本の国家安全保障90年代 85

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

五十嵐武士 東京大学教授の主張

 東京大学の五十嵐武士教授は

1994年(平成6年)の雑誌「世界」1994年6月号において、

「日本は二十一世紀をどのようにいきるのか 『平和国家パートⅡ』の提言」

と題し、

日本の進むべき道は

「普通の国」

ではない、

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日本の国家安全保障90年代 84

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

大田昌秀・沖縄県知事の主張

 1997年(平成9年)4月15日に

「戦争の悲劇をじかに知っていることから、

 沖縄県民は平和を維持するために軍事力を持つ必要がない。」

と発言している。

現実に対処できない、意味のないオピニオンである。

日本の国家安全保障90年代 83

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

藤井宏明・外務省官房長、駐英大使の主張

 外務省で官房長を務めたあと駐英大使になった

外務省主流派の藤井宏明氏は

1998年に

財団法人・日本国際フォーラムが主催したシンポジウム、「海洋国家イギリスの知恵から何を学ぶ」において、

「日本の自立は、大英帝国のご

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