日本の国家安全保障90年代 89


#多様性を考える


国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代



オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代




中江要介・元外務省アジア局長、元中国大使の主張



中江要介・元外務省アジア局長、元中国大使は

1994年(平成6年)4月10日の

東京新聞

で、


核保有疑惑で国際原子力機関の特別査察を拒む北朝鮮への制裁について、


「経済制裁とか武力による威嚇とかいうような政策に頼るのではなく、

 将来像を念頭において、あくまでも対話による解決が図られるよう、

 関係国に粘り強く訴え続けるべきではないか。」


と主張している。







さらに1994年11月17日の

東京新聞

には、

「核ミサイルは脅威か」

と題し、


ソ連の核と違い、北朝鮮の核は脅威でない


と述べ、


「原点に立てば、北朝鮮は日本の根っからの『敵対国』ではなく、

 白紙の立場で関係正常化の話し合いができ、

 中国の間でそうであったように、

 子々孫々の友好協力を約束し会える国にさえなりえたはずなのである」


と、

主張している。


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