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ノンアルコーラーがアルコールを飲んでしまった時
自分はお酒を飲めない。結構若い頃は飲まされたりしたけれど一向に好きにもならなければ慣れることもなかったので、もう体質なのだと思っている。
お酒そのものだけでなく、洋酒をたっぷり使ったお菓子なんかも食べられない。これは気持ちの問題なのか、一度ノンアルコールビールを少し飲んで具合が悪くなってしまってから、もう本格的にとにかくアルコールを匂わすようなものは自分には合わないのだと思っている。
とこ
タクシーでルートを聞かれる時
重い楽器を運搬することも多いので、普段からタクシーをよく利用する。家から駅みたいな短い距離で使うことも多い。
その時、運転手さんによっては「どの道で行きますか」と聞かれることがある。
家の近くの知ってる場所なら行ってほしい道を言うし、全然知らない場所なら素直に道知らないですと言うのだが、自分は正直全然道はお任せでいい派である。家の近くみたいな場所ならどうせ近いからどの道で行っても料金がそこま
たこやきくんの思い出
「たこやきくん」というスナック菓子をご存知だろうか。
たこ焼きっぽい見た目と味の、ソース味の丸いパフ状のお菓子である。
ぼくは小学生の頃これが好きでおやつによく買ってもらっていた。バーベQ味かたこやきくんである。
なんだったら、本物のたこ焼きよりも先にたこやきくんから入ったかもしれない。関東ということもあってあまり身近でたこ焼きを見ることがなく、お祭りで初めてたこ焼きを食べた時にはなんかむ
ベージュの短パンのおじさん
夏になると、ベージュの短パンのおじさんの姿をよく目にするような気がする。
これは今に始まった話ではなくて、自分が20代くらいの時も、やっぱりベージュの短パンのおじさんは多数存在した。よく、革の編み編みのサンダルなんかもセットで履いていた。
その当時、すごくおじさんぽいコーディネートだなぁと思った記憶があり、でもそれは自分と年が離れているからで、ゆくゆくはこういうスタイルは廃れていくのかなと思
サックスのリード問題
サックスは、リードという葦でできた薄い木のへらみたいなものをマウスピースにつけて、そこに息を吹き込んで演奏する。草笛を鳴らすのと同じ原理である、
このリードだが、植物でできているので、永久に使えるわけではなくて消耗品である。割れちゃったり、使っているうちに繊維がダメになってならなくなってしまったりする。
というわけで、結構な頻度でリードは交換するし、なくなってしまえば新しいのを購入するこ
オーストリアのラジオでこの前のライブが流れるらしい
前回の記事で、7/6にThe Golden Ratというバンドでライブをしたという話を書いた。Johnny Thunders関連のイベントで、NYからご本人ゆかりのドラマーがやってきて一緒に演奏して、お客さんも大層盛り上がってステージに乱入してきたりと楽しかったという話だ。
その時の録音が、本当にどういうわけだか全くわからないが、オーストリアのラジオで流れることになったらしい。
前も書いた
日常のなんでもない話(改札編)
今日電車の改札で、背の高いすらっとした40代くらいの男性が向こうからやってきました。すれ違いざま、なぜかすっとポケットに入れていた右手を上にあげ、その手にたかだかとスイカを掲げました。
華麗にタッチしたら、勢いよくピンポンが鳴って、改札のミニドアが閉まりました。
あれは結構見た目にも音響的にも派手に見えるものです。バタコン!ツンのめる男性。
男性は苦笑いで、すらっとながい手を伸ばしてその場
ジョニー・サンダースの夢
観客の熱気と怒号。地下のライブハウス。
弾け散る大音響の中、群衆の振りかかげる拳の先、ステージに自分は立っている。
もう何曲演奏しただろうか。あまりの音量と熱気に、正直自分が何を吹いているのか全くわからない。何も聞こえない。
そのうち、興奮した観客が次から次にステージに乱入し、我先にとマイクを奪って歌い始める。みんな手にビール瓶を握りしめ、前も後ろもわからないままお互い突き飛ばされて転がり
ブルースマンのジャズ
昨日は阿佐ヶ谷のオイルシティというライブハウスに出演しました。
オイルシティはブルースのライブハウスとして有名なお店なのですが、今回は珍しくジャズバンドナイト的な企画で、3バンド合同のライブとなりました。
自分はそのうちの2つに出演しまして、いやたくさん演奏しました。
そのうちのひとつ「JAZZ LABO」というバンドは、もともと東京ブルース界隈では知らない人のいないようなブルースマンた
急遽の演奏で勝ち取った涙
会社のパーティ。目の前には今回退任される先輩の○○さん。
自分は楽器を持って目の前に立っている。今から○○さんの大好きな中島みゆきの「糸」を演奏する。
先程まで騒がしかった会場は、今は静まり返っている。
楽器を構える。振りかぶって静かにすっと一音。
会場がきゅっと締まる空気を感じる。
そこからは集中。
およそ3分半。
目の前の光景。○○さんが涙を流している。
拍手の中。
これ
昔からの仲間とずっとバンドをやることの尊さ
音楽を何人かで演奏すると、それが大人数であれ少人数であれ、なんというか絶妙な「間」みたいなものがぴたっと合う時がある。
初めて合わせたのに妙に合うね、というときもあるし、やっぱりずっと一緒にやっているので、そこはもう空気のように何もいわずにあってしまう、という場合もある。
今日本番があったバンドは、完全に後者のバンドである。
社会人ジャズビッグバンド「The Funky Monkey '6