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:自分の母親が最後に過ごした地・フランス南西部の地中海沿岸地方について :週末バリトンサックスプレイヤーとして感じたことや演奏の記録 :男の和装・着物生活の楽しさについて ・・などなどを書いていこうと思います!

マガジン

  • 男着物・日本文化

    着物が好きでよく着ています。男の着物生活について、また日本文化全般について。

  • 日々のいろいろ・いつかの思い出

    その時起こったことや、家族についてなど、いろいろです

  • サックス・音楽

    音楽全般や、趣味で演奏しているサックスについての記事です。

  • フランスで考えたこと

    フランスの文化について考えたことや、フランス滞在中のエピソードなどです。

  • 母の思い出

    激動の人生を歩んだと言われる母の思い出、母の日記に書かれていたエピソードです。

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55歳でフランス人と結婚した母の生涯

前回のトゥールーズまで、過ごしたことのあるフランスの20都市(街)の紹介をしてきた。これは前に書いたように数年前に書き留めていたもので、この20回目で最後の街となる。 最後のトゥールーズでは母との別れについて書いたので、ここで母がどんな人生を送ったか、振り返ってみたいと思う。 母は終戦間際に東京で生まれた。 恵まれた家庭に育ち、中学・高校・大学と、いい学校を順調に卒業した。 学生時代の母は、あまり旧来の考え方にとらわれず、自由な発言でみんなを先導していくような存在だったよう

    • 持ち替え楽器

       自分は普段はバリトンサックスというマイナー楽器をメインに活動している。  ただ、ジャズやポピュラー音楽でのサックスプレイヤーは、どういうわけか他の種類の木管楽器も演奏できないといけないことになっており、結構な確率でフルートやクラリネットの演奏を求められる。  別にこれは両方できる人がいたら頼む的なことではなくかなりオフィシャルな概念で、市販されているビッグバンドの楽譜なんかでもさも当然のようにサックスの譜面に「ここからはフルート」「ここからはクラリネット」と書いてある。こん

      • 横浜大洋ホエールズ

         小さい頃から横浜に住んでいるせいか、プロ野球といえばなんとなく横浜ベイスターズを応援している。  といっても、年間何試合も見に行く、ずっとファンクラブに入っている、と言う訳でもない。小学校の頃からだから結構長く見ているけれど、その時によって結構熱心に毎試合結果を追って一喜一憂しているような時期もあれば、特にそれほど見ている訳ではないがまぁ勝てば嬉しい、と言うような時期もある。  結構、でもそう言う人横浜市内の自分と同世代くらいの人って多いんじゃないかと思う。そんなに強くファ

        • フトアゴヒゲトカゲの通院

           うちには、フトアゴヒゲトカゲが一匹いる。  フトアゴヒゲトカゲというのは、オーストラリアの砂漠にもともと住んでいるトカゲで、愛嬌のある顔立ちで温和な性格、日本でもペットとして人気である。  うちの次男が中学に上がる頃、なぜだかどういうわけだが爬虫類が飼いたいと言い出し、一緒にペットショップに見に行ってフトアゴヒゲトカゲを選んできた。  一口にトカゲと言っても、その辺のカナヘビを捕まえてくるのとはやはり訳が違い、専用のでかいガラスのケージやら紫外線や熱源のランプ、ヒーターな

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          息子がベースを始める

           高校生の次男が、アニメの影響かギターを始めたいと言い出した。  来年受験のタイミングでどうかとは思うが、まぁでも、特に今好きなこともなさそうだし、そういうのやりたいのはいいことだ。  とりあえず、家に一本ベースがあるから、ギターじゃないけどやってみたらと言って渡してみた。  今は教則動画的なものもいっぱいあるので、そういうのをみて夜ごとボンボンボンボン練習をしているようだった。  すると2週間くらいしたある日、「ベース欲しいからこれを通販で買って欲しい」といって、通販のサウ

          息子がベースを始める

          この週末ライブハウス三連続

           金曜夜の会社の去り際にいうことで、これほどカッコいい言葉があるだろうか。 「今日は、ニューオリンズで活躍してる友達のトランペッターが来日してみなとみらいでライブをやるので見に行ってくる」  というわけで行ってきました。楽しかった〜。  そして土曜。  自分の出るボーカルジャズバンドのライブでした。  最近行くことの多い阿佐ヶ谷オイルシティです。リラックスして演奏できましたし、お客さんあたたかくて声援たくさんいただきました。  なんだかんだ遅くまで演奏して、日曜はゆっくり

          この週末ライブハウス三連続

          普段着着物

           今日は久々に着物で出かけました。  今日はバンドリハだったのですが、今日のメンバーは自分が着物を着ることをよく知っていて、気心も知れているので遠慮なく着ていきます。  バンドも色々で、やっぱりそこまでまだ親しくないとか、あんまり話したことのない人がいるバンドだと、いきなり着物着ていくとすごく変な人だと思われそうなので、着物は控えています。  今日は片身代わりといってこのように左右で違う色の生地を使ったものです。珍しいですね。冨岡義勇の半々羽織と理屈は同じものです。  これ

          普段着着物

          ひな祭りのケーキとケンタッキー

           「ひな祭りのケーキ買ってきて」 と奥さんが言う。  ひな祭りのケーキ?雛祭りって、ケーキ買うんだっけか。  娘が生まれて14年めだが、あんまりひな祭りにケーキを買ったり作ったりした記憶がない。ひな祭りといえば、ちらし寿司とか、そういうのじゃなかっただろうか。  「あと、ケンタッキーも買ってきて」  というので、2度驚く。なぜひな祭りにケンタッキーなのかというと、どうも、「ひな祭りケンタッキー」と銘打って宣伝しているらしい。フランスで、日本ではクリスマスにケンタッキーというと

          ひな祭りのケーキとケンタッキー

          花を活けてみる

           先週、息子が演奏会で花束をもらってきた。  しばらくそのまま花瓶(というかタンブラーみたいなもの)に入れていたのだが、ややしおれてきてしまったので、水切りして短くしながら活けなおしてみた。  見たらわかる通り、別に何か活ける技術を習ったりしているわけではなく、単に順番に適当に刺しただけなのだが、それでも、なんだか花をいけるというのは妙に楽しいものである。  なんとなく、無意識のうちにどの花を中心にしようかなと考えたりもしているし、どこまで造形が広がるかなどを考えながら花を

          花を活けてみる

          子供の演奏って泣ける

           一番泣けるシチュエーションっていうと、自分の子供が演奏しているのを見ている時じゃないだろうか。間違いない。  まぁ正確には別に演奏に限らないかもしれないけれど、子供が部活で何か頑張っているのをみた時とか、何かの劇での晴れ舞台を見た時なんかは、無条件で泣けてくるものだと思う。それに、自分の子供と一緒に、友達の子たちが頑張っているのがまた泣ける。  実際、いくら超絶技巧だろうと有名人であっても、純粋に音楽を聴くだけで泣くことなんて確率的には結構稀な気がするのだが、ここに自分が

          子供の演奏って泣ける

          サックスの忘れ物

           「あっ、リード忘れた!」  電車の中で気づく。サックスの演奏に使う、マウスピースという吹き口ににつける薄い木の板のことをリードという。これを昨日楽器ケースから出してその辺に置きっぱなしにしてしまい、そのまま持ってくるのを忘れてしまったのだ。  リードに限らず、サックスというものは意外と付属品というか、持っていかなければいけないものが多い。  楽器本体はまぁ忘れることはないと思うが、それ以外に、  ・ネック  ・マウスピース  ・リガチャー(マウスピースにリードをセットする

          サックスの忘れ物

          大荷物バリトンサックスの移動

           ふだん、バリトンサックスという割とびっくりするくらい大きな楽器を使っている。たまに、それ以外に持ち替え楽器としてバスクラリネットやらフルートやらの別の楽器、さらにそれを立てておくスタンドなども持ち運ぶこともあるので、どうしても運搬がそこそこの荷物になってしまう。  ところが自分があまり運転が好きでないこともあって車を持っていないので、これらの旅の一座みたいな荷物を全部担いで電車で運ぶことになる。  ただ、これらを担いで狭くて混んでいる路線を使うと大変に迷惑なので、そのルー

          大荷物バリトンサックスの移動

          KATHARINE HAMNETT

           服を買ったりするのは好きな方だが、いろんな店で買うというより、割と同じ店でずっと続けて買う傾向がある。  社会人になった頃から、スーツやシャツはキャサリンハムネットで買っていた。  当時、自分のミュージシャン仲間がよく着ていてかっこいいなと思っていたのと、細身のシルエットが当時気に入っていたからである。  自分の買い方は割とまとめ買いで、年に1回か2回お店に行って、店員さんに勧められるがままにスーツやシャツ、ネクタイ、普段着などをまとめて買っていた。  自分は比較的お店の

          KATHARINE HAMNETT

          タクシーアプリの恩恵

           ここ数年の中で、もっともぼくの生活スタイルを変えたものといえば、タクシーアプリなんじゃないかと思う。  我が家は車がないこともあり、基本的に昔からちょっとしたことでタクシーをよく使う。旅行で荷物が多い時、買い物帰りで少し半端な場所にいる時、急いで駅に行きたい時など、結構頻繁にタクシーに乗っている。  タクシーに乗るもっとも大きい理由は、自分の楽器がバリトンサックスという呆れるほどでかい楽器で、単純に駅までの運搬に難があるからである。これから練習や本番というのに駅に持っていく

          タクシーアプリの恩恵

          「いい人」の定義

           人とぶつかったり、人に敵意を向けられるのを極度に恐れていて、とにかくそれを回避することにつとめて生きている気がする。  人よりもだいぶ周りに気を遣っていると思うし、やさしく丁寧に人には接するし、多少の不満があってもそれを人にぶつけることはほとんどない。ましてや、自分から感情的になって人に敵対することは仕事でも遊びでも絶対にない。  だから、周囲からは比較的いい人だと思われているだろうし、接しやすい人だと思われている方だと思う。  でも、別に平和主義者だとか、根っから善人だ

          「いい人」の定義

          年末年始の着物

           年末の買い物の時はこんな感じでした。  長袖ロンTの上にデニム着物、小さめの羽織で、これにマフラーしてました。  袴の下はカーゴパンツだったのですが、ちょっと正直これは寒かったです。  お正月は、おめでたい感じで赤っぽい色にしてみました。いわゆる剣心カラーです。  前回寒かった反省をいかし、今回はマントコートにしました。

          年末年始の着物