岡島 大源太

:自分の母親が最後に過ごした地・フランス南西部の地中海沿岸地方について :週末バリトンサックスプレイヤーとして感じたことや演奏の記録 :男の和装・着物生活の楽しさについて ・・などなどを書いていこうと思います!

岡島 大源太

:自分の母親が最後に過ごした地・フランス南西部の地中海沿岸地方について :週末バリトンサックスプレイヤーとして感じたことや演奏の記録 :男の和装・着物生活の楽しさについて ・・などなどを書いていこうと思います!

    最近の記事

    母が飛躍した時

     ぼくたち兄弟は、岩手県のおじいちゃん・おばあちゃんの家で史上最高の夏休みを満喫した。前まででも書いたが、別に元々田舎が岩手県なわけではない。おじいちゃんの会社が倒産してしまい、夜逃げ同然で逃れた先が東北の地だったのだ。でも、そんな悲しいいきさつなど全く関係なく、とにかく楽しかった。  そして母親も、約1ヶ月間に及ぶ中国天山山脈登山隊への参加を終え、帰国した。これまで家庭の世界しかほぼ知らなかった母親が、外の世界で、また異国の地で、触れたもの経験したものはとても得難いものであ

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      • ぼくの夏休み

         大船渡について数日は、母も一緒に、色々とここでお世話になっている方々に挨拶に行くなどしたり、近所を散策したりして過ごしていた。  その時の数日間は日記に記録が残っている。 お世話になっている鉄工所の社長さんに挨拶に行く。とてもいい人たちだった。 港に釣りに行く。イラコという海藻の中にいる回虫みたいなのを餌にして、あいなめ、かじかを大量に釣りあげた。大は魚拓にした。 弟は朝早起きして、隣の家の猫と遊んでいる。 隣の畑の草取りをみんなで手伝う。大源太は青虫を見つけるとも

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        • おじいちゃん・おばあちゃんとの再会

           1981年7月25日の母の日記は、以下の書き出しで始まる。 「待ちに待ったおじいちゃんおばあちゃんの所に行く日」  そう、ついにこの日がやってきた。  大源太くんのおじいちゃんとおばあちゃんは、この約9ヶ月前、経営していた会社が倒産してしまい、夜逃げ同然で北へ逃れて行った。  それ以降、全く会えない日が続いていたが、小学校4年生のこの夏休みについに会いに行けることになったのだ。  さらに、子供たちだけで夏休みの間ずっと、8月いっぱいまで長期間にわたって滞在することにな

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          • 母親の決心

            (あらすじ) 小学校3年生の大源太少年、ある日突然おじいちゃんの会社が倒産してしまう。姿を消してしまったおじいちゃんとおばあちゃん。ちらつく「保証人」の文字。悲しい廃墟となったおばあちゃんの家。大源太くんの一家はどうなってしまうのか?  さて、前回も書いた通り、父の尽力もあって、倒産騒ぎはなんとか落ち着いた。特に大きく借金が孫の代まで残ったりすることもなく、一家は普通の日常を取り戻しつつあった。  そして、家を捨てて夜逃げをしたおじいちゃんとおばあちゃんは、その後どうなっ

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            • 浴衣いろいろ

               この2週間くらいに着た着物です。もう完全に浴衣ですね。昼間に出かけるのは流石に厳しい暑さになってきました。  こちらはコシノジュンコさんの浴衣です。生地もデザインもいいですね。丈に比べて、たもとやふところ周りがゆったり目に風通しよくできています。  帯は見えづらいですが黒に花柄です。  これは前も紹介した吊るしで五千円くらいの浴衣です。この格好で野毛に飲みに行きました。夜に出かける分には浴衣は快適ですね〜。  これは麻の葉柄の木綿の浴衣です。生地的には温泉浴衣ですね。

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              • 大きいおばあちゃん

                 おじいちゃんの会社が倒産してしまった、という先ほどの母の日記は、ぼくが小学校3年生の年の10月5日のものだった。  そして、そのわずか4日後の10月9日の日記にはこのように書かれている。  「また、大源太と○○(弟)へ。  10月9日6時28分、○○の(母方の)大きいおばあちゃん(ひいおばあちゃん)が亡くなりました。88歳の米寿の誕生日(9月29日)を過ぎてすぐのことでした。  お母さんは、9月末におばあちゃんの誕生日に花を持って行きましたが、その時、もうおばあちゃんは“

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                • おばあちゃんの家がなくなった話

                   母親は、自分が小学生の頃、日記をつけていた。日記といっても家族には公開されていて、昨日あったずっこけエピソードなどが面白おかしく書いてあるのを見て、みんなで笑ったりしていた。つまり、家族通信的な日記だったわけである。  自分が小学3年生の10月5日の日記はこんな書き出しで始まる。 「大源太と○○(弟)へ  おじいちゃんの会社が倒産しました。お仕事に失敗してしまったのです。一生けん命にお仕事したけれども、だめになってしまいました」  いきなりなかなかのパワーワードである

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                  • 昼寝用の浴衣20220619

                     浴衣も色々ありますが、たとえば風通しのいい昼寝時間にはこんなのが適しています。  こちらは「一見遠目から見ると有松絞りみたいなプリントがしてある普通の木綿の浴衣」です。そう、写真でも生地感がわかりにくいですが、要するにほぼ温泉浴衣です。  ただ、これで初夏の休みの昼下がり、雨の合間のつかのまの晴れ、外から吹き込む若い風、本でも読みつつ気づけば昼寝にはまぁもってこいです。  不思議なもので、布団をかぶって普通に寝るならパジャマでいいんですが、こんな感じでごろごろするには

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                    • フランスでの日本のアニメとアイドル

                       以前フランスに遊びに行った時、アンドレの親戚筋の20歳の女の子と会って話す機会があった。  彼女は日本のことが大好きなのだという。フランスに訪ねていくようになって、そんなことを言う人には初めて会ったので、ちょっと嬉しくなってしまう。  それで、日本の何が好きなのかというと、アニメとアイドルに激ハマりしているとの話だった。  しかも、その好きさ加減が半端なものではなく、当たり前だが我々よりも遥かに詳しい。当時娘が見ていたアニメのプリキュアシリーズもものすごく詳しかったし、アイ

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                      • 今日の浴衣20220612

                         すっかり暑くなりまして、浴衣の季節ですね。前にも書きましたが、真夏の湿気の暑さより、この時期の方が浴衣に合っている気がします。  これは本当になんの変哲もない、よく着物やの店先で吊るしでビニールに入って売られているタイプの浴衣です。Mサイズとか書いてあるやつです。もちろん五千円くらいの安いものです。  ただ、なんだかんだ言ってこれが一番着やすい。  色もグレーで無難ですし、現代ものだから生地も丈夫で乱暴に扱っても問題ないし、しじら織もしっかりしていて肌触りも涼しいし、言う

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                        • フランスのジェネレーションギャップ

                           フランスに滞在していて、日本とは違うなと思ったことの一つに、フランス人は割と年寄りと若者が普通に話す、ということがある。  もちろん日本だって話すには話すが、どこかしら世代間ギャップはあること前提で話していると思う。特に若者の方はそれを強く感じるもので、普段の友達と接するようには話さないと思う。  フランスでは何が違うかというと、老人と若者でも比較的普段話しているトーンが変わらないで話しているように見える。同じような話をして、同じようなレベルの冗談を言って笑っている。自分が

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                          • 有松鳴海絞り20220605

                             もうすっかり夏の陽気ですね。これから梅雨みたいですが。。  今日は浴衣オブ浴衣、キングオブ浴衣と言っても過言ではない老舗有名ブランド、有松鳴海絞りの浴衣です。  こちらです。知っている方はもちろんよくご存知だと思いますが(当たり前ですが)、有松絞りの特徴はこのテクスチャで、これはこの模様の点々一つ一つを紐で縛って染めることで作られるそうです。いやとんでもない手間ですよね。  そして、この絞り加工は、単に模様をつけるだけではありません。有松絞りが人々を惹きつけてやまないその

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                            • 子供が話を聞いてくれないとき

                               子供との会話が続かない、子供が話を聞いてくれない時というのは、要するにこちらの話がつまらなかったのだなと思うようにしている。  自分の子供時代を振り返ってみた時に、親や親戚に 「学校は楽しい?」 「友達できた?」  と話しかけられて、なんとも答えに窮した記憶はないだろうか。そりゃそうだ。  だって、そんなの世界一どうでもいい質問じゃないか。答えだって、「うん」「そうでもない」とか以外に答えようもないし、そっちだってそれを聞いてどうするというのだ。  これは何も、学校のこ

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                              • 父親になるということ

                                 男親にとって、初めて自分の子供と対面した瞬間というのは、自分の価値観がぐるりとなる感覚をはっきり体感できる一瞬ではないだろうか。  正直言って、たいていの父親になる前の若い男性はそんなに子供が得意ではない。どう接していいかわからない。  子供が生まれるということは、父になるという責任を負うということ。その束縛。口に出して言ってはいけない風潮だから言わないが、周りの人を見ていると、子供を持つというのは何かと大変そうだ。このまま気ままに暮している方がよかったかもしれない。こ

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                                • 家族に望むこと

                                   家族に望むことがもしあるとするなら、シンプルに2つ。ずっと健康でいて欲しい。あと、できたら、自分とずっと仲良くしてほしい。  健康と、家族仲良く。この2つとも、これを手に入れている時にはそれがさほど大切には思えないのに、これを切望するような事態になってしまった時には、手に入れるのがとても難しいものだ、という共通点がある。  健康であることは当たり前のことではなく、ある日突然失われるかもしれないものだし、家族仲良くに至っては、全員仲良く暮らすことなんてほんとは奇跡に近いん

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                                  • デニム着物と襦袢Tシャツ20220522

                                     今日はデニム着物とデニム羽織のセットアップです。  羽織紐は大変に坊主みがありますが、これは例によってタイの民芸品のブレスレットか何かを改造して作りました。  帯に襦袢に、赤の差し色が光っています。襦袢はこれは襦袢Tシャツというもので、首周りが着物っぽくなったそれ専用のTシャツです。今は着物屋さんで普通に売っています。普通にTシャツで足の部分はないので、今日みたいに長襦袢は暑い!というときには便利です。  この襟元の部分というのはこのように非常に目立つので、あんまり変な色

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