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インド人詐欺師に聞いた日本人の見分け方

デリーで日本人をターゲットにしている詐欺師にあった。
そいつとの出会いはデリーの観光地コンノートプレイス。
名はここではアミルにしよう。(なんで)
暇つぶしにちょうどいいと絡んでみる。

どこから来たの?
これからどこ行くの?
ここへは行った?
質問攻めからのいい旅行会社あるから案内してあげる。
そう言って都会からちょっと外れて牛様の大群、野良犬にヤギと素敵なラインナップの動物園を通り、路地裏の旅行会社着く。
ツアーはどう?
流暢なひげもじゃの自称観光マイスターのおじさんに会う。
窯じいだ。ここで働かせてください。
という言葉を噛み殺しこんにちは。
そしてこれから電車で友達の結婚式に参加しに行くと伝えると切符を見せてくれと窯じい。
ああーやられてるね。この電車切符偽物だね。
新しいのここからでも発行できるからしてあげよっか?
残り3枚しかないよ。
心理学専攻か窯じい。
希少効果を巧みに操ると同時に不安感を駆り立てる。
だが自分の切符は紛れもない本物。
まあ全部分かっていた。
それより喉が渇いたよ窯じい。
ちなみに僕は日本で俳優をやってるんだって言うとと高い紅茶でもてなしてくれた。
そしてお菓子に地図に水、小学生の遠足の神器3点セットを全部もらってまた困ったら連絡するよって強引に店を出る。
これからは菅田将暉と呼んで欲しい。(ごめん菅田将暉)
店の外では牛様が出迎えてくれた。
遠足の目的地は聖地牧場かな。
そう思ってたらアミルが悔しかったのかついてくる。

なあマサ俺の知り合いがやってるいいお土産屋があるんだけど行かないか。
結婚式とかにもってこいだと思うんだけど。

可愛いなとか思いながらその前にせっかくだから君とコーヒーでも飲みながら話したいな。もちろんおごるよ。
いい機会だからスターバックスに誘導しそいつがどう日本人を見分けているのか聞きだすことにした。
ここまで来たら手口がばれてると察したのか参ったなとばつの悪そうな顔をしながら教えてくれた。ダクモカチップフペチーノを飲みながら。

それがこちら。

・道路を小走りで渡る。
確かに周りを見渡すと現地人は牛と同じくらいのペースで道を渡っている。よく轢かれないな。覇気がすごいのか?

・すぐ謝る。
話しかけてsorryと言う確率が高いのは日本人。
無視しよう。

・お辞儀をする。
ドアを持って待ってくれたりタクシーを降りる時。
彼らはわれらの1挙手1投足を監視している。

・食べ物を箸で食べる。
というよりも箸の使い方がプロフェッショナル。
手で食べるか箸を不思議がろう。

・カラフルなガイドブック。
確かに日本のガイドブックはカラフルだ。
茶色の街とのコントラストですぐに見つけられる。

・iPhone持ってる。
いやいやそんなん誰でも持ってる。
と思うかもだがインド人にとってiPhonehは憧れ。
持ってる人はあえてカバーしないとかあえてiPhoneの着信音鳴らしてみるとかアピールするレベル。
日本でいうあのトゲトゲの靴みたいなもんかな。

・英語のアクセント。
世界的に見てもやっぱり面白おかしいらしい。
止まらない早口にするだけでもだいぶいいかも。

・メイク。
分からん。
口紅で、でこに赤い丸書いてみては?

・骨格。
・顔。
どうにもならないやつ。

これも一部だがこんなあるんかよって途中面白くなってきた。
さすがに骨格や顔はどうにもならないが道の渡り方やガイドブックとかは何とかなるかも。
牛様と並走すればいいし、ガイドブックも英語のカバーをつけたり携帯も外で見ないとか。

インドでは普通に働くより、騙してマージンをもらう方がはるかに儲かる。
そのためだけに日本語を勉強してるやつも大勢いる。
特に旅行シーズンはインド全土からデリーに詐欺師軍団が集まるからみんな気を付けてね。

ダルクモカチップフラペチーノに満足したのかマサ!ありがとう!って笑顔でお礼を言ってきたがマサじゃないし商売手法バラされてるかんな。(許さないカンナー橋本環奈!)
ちゃんと話してみると可愛いやつよ。
その2分後にはトゥクトゥク運転手に騙されたのはいい思い出。
せわしない攻防戦。
それも含め楽しめるといいね。

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