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「ITを使う」という話
テレワークの普及も相まって、IT人材の不足が、課題になることが多いが、「ITの利活用」ってこういう事だよねという事例を見ることが出来たので、その話をしたいと思います。
はじめに先週末、地方の中堅製造メーカーからこんな連絡が来ました。
「教えてもらった方法で、社内で勤怠管理のアプリを作ることが出来た。週明けから試験運用を始める予定です。」
1ヶ月ほど前に、その企業からタイムカードをアプリに置き換
読書感想文:「シン・ニホン」
久しぶりに、インプットする時間がとれて丁度いいタイミングで届いたので、一気読みしました。
日々感じている課題や疑問をここまで網羅的に、整理して議論している本は無かったと思います。特に社会保障に関する議論の整理は、国ではなかなかしにくいところを、明確に説明してくれていると思った。
今の大手企業の経営陣である50~60代くらいの人にも届く内容だと、良いのだけど、一番最初の前提のところで食い違いが起
ビジネスのクリエイティビティ
これまで、5年間に渡って、スタートアップにおける事業の立ち上げや資金調達、広報・PRをしてきました。一般的に、そういったビジネス系・管理系のタスクというのは、「クリエイティビティ」とは少しかけ離れた存在にあると思います。しかし、今、僕がしている仕事は「クリエイティブ・エージェンシー」だと思って仕事をしています。
今日は、それについてどういう風に仕事をとらえているかについて書きたいと思います。
読書感想文:「巨大銀行のカルテ」
タイトルに惹かれて買ってみた本。足元の大手金融機関の取り組みや経営スタイルについて、知りたかったので、読んでみました。結論としては、深く金融ビジネスの変化、特にテクノロジーの活用とそのインパクトを知りたい人には少し物足りないかもしれないが、リーマンショック後の各行の戦略を網羅的に知ることはできたいので、満足しています。
特にゴールドマン・サックスやUBS、BNPパリバ等の大手行がどんなテクノロジ
読書感想文:「BANK 4.0」
著者のブレット・キング氏はフィンテック企業の「Moven」(何故かエンタープライズ向けサイトにしか行けない)の創業者で、金融とテクノロジーを掛け合わせた領域において、ずっと情報を提供している人物とのこと。
ただ、それが故に、本書については、あまりにもテクノロジーよりになっているように思う。大筋として、今後、金融業界に対するテクノロジー(特にAIやブロックチェーン等)の影響については、異論はない。
読書感想文:「ジ・エンド・オブ・バンキング 銀行の終わりと金融の未来」
本書はBanking = 銀行と訳しているものの、内容としては、「信用創造」について書かれている。また、「信用よりマネーを創造すること」をbankingと定義付けていることから、タイトルにあるように銀行という事業体のみを話したものでもない。
詳細は、本書を読んでもらうとして、なぜ金融危機が本書でいうところのbankingが原因であり、それが今後、テクノロジー等によって、どういう形になるのかという
読書感想文:「STARTUP―アイデアから利益を生みだす組織マネジメント―」
原著の「All in Starup」というタイトルがしっくり来る。ポーカー大会を舞台に、経験豊かな起業家(exit済み)と新米経営者が事業の立て直しについて、丁々発止の議論をしながら、新米経営者が大きな気付きを得ていく話である。
この話、ちょうど以下のブログとの共通点がある。
議論の中心は、「顧客が真に解決したい課題はなんなのか?」、「そしてそれの解決方法」についてである。
自分もスタートアッ
読書感想文:「1兆ドルコーチ」
スティーブ・ジョブス等のコーチとして活躍したビル・キャンベル氏がどのように周りの人々に影響を与えたのか、またどういうポイントが重要だったのかをまとめた書籍。(トップの画像は全く関係ありませんw)
キャンベル氏を「コーチ」として、慕った人の多さ、そしてその顔ぶれには驚くばかり。
内容としては、リーダーとして、そして組織を率いるマネージャーとして、どういった点に気をつけていくのか、筆者をはじめてと
読書感想文:「いちばんやさしい量子コンピューターの教本」
年末年始で読んだのに、書くのを忘れていました。個人的には非常に満足した本でした。自分の量子コンピューターへの理解は、「0⇔1を同時にもてる」という唯一それを知っているのみで、それ以上のことは知らないというレベルから読み始めましたが、それでも内容について行けましたし、基本的なコンセプトについては、理解できたつもりです。
そもそも、読もうと思ったきっかけは、単純に最近、よく言葉としては聞くけど、ぱっ
読書感想文:「具体と抽象」
割と昔から、具体的な事例をまとめて、抽象的に理解するのは得意の方だと思っていました。また、スタートアップを経験してから抽象的なビジョンなどをいかに、社内外の人に自分事として、感じてもらうかは大きなチャレンジでもあったので、必然的に、本書で語られている「具体と抽象」の行き来はしてきたと思っています。
そういった、意味では自分にとっては本書はこれまで、自分が感じてきたことの確認と整理をした本という感
読書感想文:「好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術」
ココナラの創業者の南氏の著書。一度、パネルディスカッションでお見かけしたことがあります。(本書とは全く関係の無いイベントでしたけど)
ちょうど、昨日(1/12)に以下のような一連のツイートをしました。
この本の中では、人生100年時代において、働いて行くためには「個人の力」が重要であり、そしてそれを構成する3つの要素、「スキル」、「自分の価値観」、「セルフリーダーシップ」について、最初にかかれて