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読書感想文:「具体と抽象」

割と昔から、具体的な事例をまとめて、抽象的に理解するのは得意の方だと思っていました。また、スタートアップを経験してから抽象的なビジョンなどをいかに、社内外の人に自分事として、感じてもらうかは大きなチャレンジでもあったので、必然的に、本書で語られている「具体と抽象」の行き来はしてきたと思っています。

そういった、意味では自分にとっては本書はこれまで、自分が感じてきたことの確認と整理をした本という感じでした。
抽象的なことを考えるというのは、具体的な例や事例から共通項を見出したりする事、抽象的な目標があることで、個別の具体的な行動に一つの道筋を通して上げることができるというのは、経営者であれば、意識しておく必要があるなと、改めて感じたところです。

また、その過程で抽象的な言葉に自分の思いを昇華させていく過程で、本当にやりたいことであったりとか、信念みたいなものを再確認できるのも、抽象的な思考の良いところだと思っています。

自分のまわりにも、具体的な事例がないとコミュニケーションが難しいという方が多いので、そういう人には勧めてみたいなと思います。
意外と、そういう人ほど、いっつも気が付かずに抽象的なことを言っていたり、するんですけどね。


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