読書感想文:「1兆ドルコーチ」

スティーブ・ジョブス等のコーチとして活躍したビル・キャンベル氏がどのように周りの人々に影響を与えたのか、またどういうポイントが重要だったのかをまとめた書籍。(トップの画像は全く関係ありませんw)

キャンベル氏を「コーチ」として、慕った人の多さ、そしてその顔ぶれには驚くばかり。

内容としては、リーダーとして、そして組織を率いるマネージャーとして、どういった点に気をつけていくのか、筆者をはじめてとして、キャンベル氏の薫陶を受けた人たちの話を交えながら、「ビルならどう考えるか?」を深堀りしていく内容になっています。

一番、感銘を受けたのが、「人への関心」という点です。ミーティングの最初に「雑談」を挟むことで、仕事以外の観点から、話し相手やチームがどんな人なのかをしる事が重要というのは、なかなかコミュニケーションが難しい場合も多い、現代の仕事場においては、重要な示唆だなと思いました。(だからといって、全て飲みニケーションというわけではない)

また、フットボールのコーチらしく、オペレーションの正確さ、確からしさ、達成への執念というのは、優しいコーチという印象ともまた違います。
ただ、全体を通して、そういった多くの側面と深い洞察を持ったキャンベル氏が、なぜシリコンバレーの有名経営者達から慕われたのか、良く分かりました。

他方で、現状の自分に多いても、役立つなと感じることは多い一方で、もう少しあとで読み返したほうが、より理解が進むなと感じたことも事実です。
振り返ってみて、組織づくりや結果達成へのコミットメント、チームの方針の伝え方など、過去に「あー失敗したな」というシーンへの応用がパッと思い浮かぶことは、思い浮かびます。しかし、明日からすぐ実践仕様という環境でも現状無いので、もう少し時間をおいて読み直したほうが良いかなというのが正直なところ。

2回目を呼んだときは、また感想を書いて、差分を測りたいなと思います。


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