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2024年8月18日 09:15
いつも 考えていたスッとした白い大きなその手が私の心を掴む様にそっと私の細胞一つ一つと触れ合って一緒に溶けていかないかってねぇそこには君の意思と感情があるから何度でも何度も君が表現する一つ一つを迷う事なく掬いあげられる様に
2024年8月17日 09:15
揺らめく夏の狭間にあなたが居た水の上を風が走る強い日差しが体の中心を通り抜け心に危うい火をつけた夏の夕暮れあなたの影が伸びるのを見た手が届かない感情があるのを知った名前を付ける暇も無く鼓動が激しく波打った手に入れてもいないのに失うことに怯えていた机の引き出しに仕舞うことすら出来ず剥き出しになった感情は私の頬を紅潮させた悲しくもないのに涙が流れ落ちていった蝉の声が
2024年7月13日 09:15
言葉に出来なかった感情は清澄な文字で空気中に浮かんでいる膨大な数の一部分を拾い上げて意地でも掬って無骨に表現して僕は詩を書いたある時は 筆が進むままにある時は イメージが進行するままにある時は 感情のままにある時は 緻密に計算してある時は 過去の自分に手を引かれるままある時は 誰かの言葉に胸が弾んである時は 自分の人生と他人の人生が並行してある時は 落ちてきた文字を拾い
2024年7月5日 09:15
茶色い濁流が波立つ砂の一粒一粒が ぶつかり合いながら弾ける白い泡を吹きながら 川はうねる沢山の感情がぶつかり合う(それぞれが自分が正しいと信じ それぞれが己が正義だと思っている。腹の底にナイフを沈めているから 迂闊には横切れない。)事実と真実が交錯する過去ばかりが尊重され 今を見失う私達の感情さえ のみ込もうとする激しい流れただ流されない為に 手を差し出す(目を背けず 真正面か
2024年6月25日 09:15
君は喜びも哀しみも掬いあげ見事な花を咲かせる芸術という名の沢山の感情を肥料にして人生を美しく咲かせる嘘までも とびきりのエッセンスになるけれど君の隣に僕は居なかった僕は君の悲しみという感情の一部に溶けていったそして君が作り出した絵の具の一色となった僕がしたことは 君の無垢な心に傷をつけたことだけだったそれまでも 君は作品に変えた君の悲しみは一定の温度で燃え続けていた
2024年4月28日 09:15
今日こそ海に僕の地図を捨てるつもりだ流されて何処かへ行ってしまえばいいそう思った僕の足元に誰かが落とした古い地図が落ちていた泥だらけで手垢だらけの今にも破れそうな汚らしい地図恐る恐る開いて見てみると知らない国の言葉ばかりが書かれていた様々な国の形の上に僕の知らない国の言葉この地図の持ち主は短い人生の時間の中でこれだけの国を巡ったらしいそして地図の端っこに日本
2024年3月12日 09:15
私はニンゲン目は見えている様で何も見えていない耳は肝心な音が聴こえていない口は大した事は言えず食べ物を飲み込むだけ(味覚は、滅んでいる。)昔から外観に頼り切っていた昨今の朧げな面影には縋れない腹の周りには苛立ちが溜まっている自分の感情を溜め込んでいたせいか(負の感情はコレクションではない。)あの角を曲がると以前は見えていた希望の光がくすんでいた私の先には何もないこのま
2023年9月24日 09:17
自ら光輝き幾多の星々を圧倒する瞬い光あなたは憧れのまま自らを燃やし尽くし一瞬のうちに消滅した私はその時言語を持たなかったからこの内なる感情が理解できずに持て余した嗚呼あの時の私の間抜け面といったら情けなくて今なら喚きたくなる私はあなたを追いかけてこの惑星に降り立ったそして言葉を学び理解した嗚呼あなたの得意面といったら私の内なる魂が
2023年8月15日 09:22
僕は、勉強をしたんだいつも、ただ、泣いて、帰ってくるから君の語った言葉を全て一度、飲み込んでから君の見ていない所で吐き出す事にしたそしてその感情のひとかけらを掬ってダイヤモンドの様に磨いてあげるんだ大切に大切に僕の指に似合う様にねでも一つ困った事があるそれは細かく砕く事が出来ないし捨てられないから僕の心に貯まる一方なんだズシっと重くてもう破けてしまいそう
2023年8月6日 09:17
あの何も考えず楽しかった時を思い出すのです平気な顔をして言った嘘に大泣きしていた頃を思い出すのです何もかもが眩しくて何もかもが悲しくて自分の体が感情そのものだった大きく手を広げてぐるっと回ると世界も回ったそんなことがあったなとふと、思い出すのですあの頃はとっくに心の一部になっていて剥がして取り出して見る事はできないけど太陽の光と一緒に自分の体の中からうわっ