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旅のあるくらし

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2023年6月の記事一覧

自分の内面に向き合う旅 

自分の内面に向き合う旅 

今から遡ること10年前、私が28歳の頃、一人でパリとバルセロナを訪れた。

当時、編集部で朝方まで働いてタクシーで帰宅してシャワーを浴びて仮眠をとってまた出社するという日々を続けていた。
好きな分野の得意だと思える仕事ではあるが、このままこんな生活が続けられるとは思えなかった。

パートナーがいるわけでもなく、世間からは結婚への見えない圧力を感じていた時でもあった。

そんな時だからこそ、これから

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小さな子どもたちと京都旅

小さな子どもたちと京都旅

幼児の子どもを連れての京都はハードルが高いと思って、行く前から諦めていた。けれども、どうしても行きたいお茶会があったので、夫と子供と共に、えいやと向かった。

子連れ旅の、行き先は子供が喜ぶところというより、いつも私が行きたい場所の方が多かったりする。沖縄のリゾートホテル、温泉地、美術館を目的とした旅にはじまり、京都という大人の街だってそうだ。

京都では、幼児は入れないお店はもちろんあるが、楽し

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鴨川で心の洗濯。

鴨川で心の洗濯。

梅雨の晴れ間に訪れた京都。
夕涼み。
風が心地よく、川の流れが早い場所で水しぶきを時々感じながら子供たちと眺めていた。

ごおごおと流れる水の音は時に激しく、今の私に必要ないこだわりや他人軸の評価や考えは全部洗い流してくれたような気がした。

そこに、ギターの音が聞こえてきた。
それは、私が好きな曲
ハナレグミ「光と影」だったのだ。感情が昂ぶって涙が頬を伝っていた。

美しい夕暮れの時間に、何か大

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子連れ京都旅

子連れ京都旅

大人の街、京都に6歳と3歳の幼稚園児を引き連れて旅にいってきた。
大人ひとりで行くのとは訳が違うので、
・子どもでも入れる場所
・子どもの足でも歩ける範囲で
・大人も子どもも楽しい
という条件が揃っている必要がある。

今回は、私がどうしても行きたい吉田山大茶会に参加することがメインの目的だったため、それ以外の計画はほぼなく、自由に過ごした。

京都には良い本屋さんが沢山ある。
恵文社さんには独身

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子連れ京都旅での宿選び

子連れ京都旅での宿選び

2泊3日の子連れ京都旅で宿泊した宿は「梅小路ポテル京都」さんだ。
京都での旅はとにかく歩く。タクシーやバスなどを利用することもあるが、基本は自分の足が頼りだ。3歳の娘は体力がまだないため、度々おんぶやだっこを求める。
そんな私自身の身体の疲労回復に非常に貢献してくれたのが、銭湯“ぽて湯”の存在だった。
広い湯船に浸かることが、どんなに気持ちいいか。体力を回復させてくれるか。私はこの度で身をもって実

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