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てんびん座

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駆け出しの青年ライター・長野 大生と森 恭佑によるユニットマガジン「てんびん座」。(2人の共通点は、そう、10月生まれである。)交換日記をこそっと盗み見ているような、2匹の金魚が…
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記事一覧

続・文芸ユニット〈てんびん座〉

続・文芸ユニット〈てんびん座〉

2021年4月、ライター仲間の森恭佑くん(通称・もりきょん)と結成した文芸ユニット〈てんびん座〉。

結成後の僕たちは、noteでの公開往復書簡、それからTwitterの音声配信機能を使った推しラジオ『Library』(リブラリー)をそれぞれ1年ずつ続けてきました。

お互いの書きはじめを語り合ったり、音声配信がきっかけで本屋さんでのイベントを企画したり、それはそれは楽しかった。

けれども、昨年

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思い出したかのように

思い出したかのように

思い出したかのように、更新します。
てんびん座の往復書簡・公開交換日記。

新年あけまして、おめでとうございます。

今、あなたがこの日記を読んでいる頃には、2023年ということですよね。
これは、過去のぼくから未来のぼくへのメッセージです。

・ ・ ・ ・ ・

新年はやはり、何かを書いたり、呟いたりしたくなりますね。

実家に帰ってきてぼーっとテレビを見ては、いろいろと考え事をする。
時間も

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僕のこれまでと、僕たちのこれから。

僕のこれまでと、僕たちのこれから。

遡ること約1年前、僕はこんな記事を書いた。

東京から戻って1年が経ち、本格的に物書きとしての人生を歩みはじめ、積極的に市民活動に参加して……20代前半の頃には考えられない道を進んでいるんだよ、というような自己紹介だったのかもしれない。

そしてまた新しい夏を迎えようとしているけれども、ここでまた立ち止まってみてもいいなあ。会社でいう決算みたいな心持ちです。

今回は僕がこの先やりたいことまで含め

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コミュニケーションは“領域展開”。(祝・てんびん座1周年)

コミュニケーションは“領域展開”。(祝・てんびん座1周年)

ちょーのくんと始めた、往復書簡のマガジンユニット「てんびん座」。

前回の記事で、ちょーのくんから「ねえ、ちゃんと覚えてる?」と1年記念日について言及されて、僕はハッとした。いけない、いけない。

「ああ、ちゃんと覚えているともさ。で、どうする?」
努めて冷静に応じるモル。あぶない、あぶない。

往復書簡「てんびん座」を始めて1年が経ちました。

ということで、マガジンのバナー画像を撮り直しました

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伝えたいことは、他愛もないはずなのに。

伝えたいことは、他愛もないはずなのに。

昨夜は「る」の読書会おつかれさまでした。

前回の更新あたりで僕を執拗に追い回していたありとあらゆる言葉の波を、ひとしきり往なしました。めでたく釈放です。

もりきょんはどう? 燃え尽きた?



やさしい言葉を書く人になりたい。という心持ちがもう、やさしいですね。もりきょんらしい。(というスタンスで、僕もついでにやさしい人だと思ってもらう算段です)

インタビュー記事、エッセイ、ショートショー

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カラーよりも色褪せない、モノクロ写真。

カラーよりも色褪せない、モノクロ写真。

往復書簡マガジン「てんびん座」は約2週間ごとの更新がお約束でした。
ちょーのくんが更新したのは、1月でした。
あけましておめでとう。今年もよろしくね。(ごめんね。)

師走先生は慌ただしく、大忙しなイメージがあるけれど、弥生さんも負けていないよね?
なんかこう、年末よりも年度末って、絶対に跨いではいけないデッドラインであることが多いから、血眼になって日々を生きているよ。

しかも、出会いと別れの季

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だから今日も、鏡に向かって笑う。

だから今日も、鏡に向かって笑う。

楓芽(息子)の風邪がぶり返している。

僕も小さい頃は、保育園から風邪やインフルエンザといった病を持ち帰る子どもだった。ただひとつ違うのは、僕がもれなく家族全員に配っていた反面、楓芽は自分の中で抑え込んでしまうことくらい。この子は強い。

「2週間分出しておきますね」と言われた薬が、年末年始を見越したものだということに気づいたのは家に帰ってからだった。

未だに耳鼻科に連れて行くときは唯(妻)に病

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木こりになりました。

木こりになりました。

無事に、なりました。見習いもいいところですが、一応。
毎週末、福岡県は八女市に通い、山の中に籠って研修を重ねました。
新しいことに挑戦するって楽しい。
できることが増えるって、何歳になっても楽しい。

前回の記事を書いたのが、研修初日の前夜。
初めて利用する宿に寂しく泊まっていました。今は旅行する人も全然いないので、広いゲストハウスに宿泊者は僕1人だけ。誕生日は知らない土地の、知らない宿で、ちょっ

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夜空いっぱいに広がる言葉たち。

夜空いっぱいに広がる言葉たち。

あれよあれよと、10月も残すところあと5日になりました。気づけばてんびん座に該当する10月23日も過ぎ去ってしまったけれども、僕たちは変わらない毎日を過ごしています。元気です(?)

これはもう、何もしないという企画なんじゃないかと思えてくるほど。今月の楽しみと言えば、それはもうもりきょんに対する木こりいじりに他なりません。どうか、ユンボで僕を追いかけないで。

冗談はさて置き、僕は27歳になりま

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てんびん座の時間だよ

てんびん座の時間だよ

さあ、いよいよです。この時がやってきました。
2021年10月!てんびん座月間です!(?)

「10月には何か企画をやりたいよね」

そんな話をしていました。していたこともありました。
我ら、マガジンユニット・てんびん座。
10月に行動を起こさずして、いつするのでしょうか。
この機を逃せば、また来年に持ち越しです。

しかし、現実とは淡く儚いものです。

「忙しさにかまけて、気付いたら10月でした

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どうせなら、嘘の話をしよう。

どうせなら、嘘の話をしよう。

どうも、「取材と執筆の学校」ゲスト講師のちょーのです。笑

なんて冗談はさておき、書く人の教科書のエピローグはまだまだ遠い僕。もりきょんは最近どう?読み進んでる?

「#うすしお」は、いったいどんな人たちが、どんな気持ちで使っているのだろう。このハッシュタグを求めている層も一定数いるのでしょうか。

今日は、そんな憶測と、もうすぐ解禁になる僕たちの新しい挑戦のお話。

届け、このモヤモヤ!

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「読む」ように、生きる。

「読む」ように、生きる。

#うすしお  のタグをタップしてみたら、見事にポテチの記事しかなかったよ。
ポテチ側からちょーのくんの記事に飛んできたらびっくりするよ。

熱量よりも、これは継続を重んじてよいでしょう!
この往復書簡を書く時が、なんか僕のリセットの時間というか。
ゲームでいうセーブポイントみたいな感じなので。
忙しい日々を、ふっと振り返るためのものにしたいな〜と思います。
なので、約2週間のスパンが絶妙にちょうどよ

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他人の血が流れても、一途な想いを振りかざそう

他人の血が流れても、一途な想いを振りかざそう

もりきょんがカルチャーの話をしてから、早いもので16日が経過しました。

気づけば爆竹も鳴りやみ、バスが膝を濡らすほどの雨も過ぎ去って、朝晩は涼しささえ感じるようになってきました。(訳:ごめんなさい)

往復書簡形式で綴りはじめたてんびん座、今やお互いが好きなものへの愛を語る空間になりつつあることも否めなくなってきましたが、そんな中で僕は愛を語ります。

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最近、忙しすぎない

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このカンジを言語化したいんです。

このカンジを言語化したいんです。

うちのテラス、花火できるよ〜。
みんなでしにおいでよ。本当は縁側から打ち上げ花火を眺めたいけどね。
次に見られるのはいつになるのかなぁ。

さて。

妄想は楽しい。
この感覚は、創作やクリエイティブにおける第一歩であり、それをあらゆる形で表現できる人たちが世の中にはごまんといるわけで。

いいなぁ。憧れるなぁ。
そんな僕らの気持ちなぞつゆ知らず、創る人たちはどんどん先へ進む。
「表現できる人たち」

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