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解剖学

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簡単な基礎から少し難しい応用まで幅ひろ〜〜〜〜く投稿していきます!!! 少しでも皆さんのお力になれると嬉しいです😊
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2020年6月の記事一覧

スペシャル解剖学【腹直筋】

スペシャル解剖学【腹直筋】

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こんにちは、ちょんまるです!

今回は腹直筋について解説していきます!

ご購入を迷われている方へ。内容はこんな感じです🔻

・腹直筋とは
・起始停止
・作用
・支配神経
・腹直筋の豆知識
・起始停止の入れ替わり
・トレーニングのエラー
・トレ

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大腿筋膜張筋

起始停止

起始:ASIS
停止:腸脛靭帯

腸脛靭帯を介して脛骨外側顆の下方に付着

作用股関節の外転、屈曲、内旋

膝関節の屈曲(弱い)

下腿の外旋(弱い)

股関節の内旋筋は少ない

大腿筋膜張筋と中臀筋と小臀筋くらい

それに比べて外旋筋はクソ強い。

外転時の連結中臀筋、大臀筋と筋連結している。
そのため股関節の外転時、大腿筋膜張筋が働くと当時に、この2つも拘縮することがわかっている。

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縫工筋

起始停止起始:ASAS

停止:膝蓋骨の内側(鵞足)
(薄筋、半腱様筋、縫工筋)
縫工筋が一番前

作用股関節の屈曲、外旋
下腿の外旋(主に言われるのは股関節のこと)

膝痛の関係膝の内側の痛み=鵞足炎を疑う

大きさ縫工筋は人体で一番長い筋肉

大腿四頭筋の上をテーピングのような形で付着しているためそこまで強い力は発揮しない。

リリース対象鵞足炎の方はもちろんリリース対象。

外旋筋である縫工

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腸腰筋

腸骨筋、大腰筋、小腰筋

小腰筋は半分の人には無い筋肉。

起始停止腸骨筋
起始:腸骨窩
停止:小転子の下方

大腰筋

起始:T12〜L4の椎体の外側面及び肋骨突起(浅頭)
   全腰椎の肋骨突起(深頭)

停止:小転子

作用腸骨筋

骨盤の前傾、股関節の屈曲、外旋

腰椎の伸展という面では間接的に関わってくる。
腸骨筋が骨盤を前傾させるとそれに伴って腰椎が前弯するというイメージ。

大腰筋

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大胸筋②

大胸筋は鎖骨胸筋筋膜によって、小胸筋や鎖骨、胸鎖乳突筋などとともに包まれている。
そのため鎖骨の可動性に関わってくる。
頚椎症の人には大胸筋のリリースは鉄板。

大胸筋は親指の屈筋群と筋連結している。内側胸筋神経や外側胸筋神経が正中神経と繋がっている。
そのため手首の痛みがある人は大胸筋をリリースすると治る場合もある。
またトレーニングする際は母趾側に荷重を乗せてあげるという意識でやると効かせやす

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多裂筋

起始停止起始:C4〜仙骨

停止:各起始部から2つ〜4つ上の椎骨の棘突起)

まとめて言うとC4〜仙骨までびっしり付着

作用多裂筋は胸椎部より腰椎部の方が筋腹が大きいため胸椎より腰椎への関与が大きい。

腰椎の前傾(伸展)、仙骨の前傾、脊柱の反対回旋、側屈(同側)

仙骨に付着する筋肉

仙骨が前傾すると仙結節靭帯、仙棘靭帯が伸ばされる。

多裂筋が機能するためには胸腰筋膜がきちんと働いている必

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背中が丸くなる

背中が丸くなる

=骨盤が後傾できない、脊柱の進展ができない、肩甲骨の後傾ができないなどとも言える。

骨格筋が原因なのか、構造上のエラーなのか、モーターコントロール上なのか様々ある。

スクワットを例にして考えてみる

骨格筋が問題で多い原因としては大臀筋やハムストリングが硬い、特に多いのはハムストリングが伸張性不全によって骨盤の後傾方向に引っ張られてしまって前傾できなくなる。

脊柱の伸展がで

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ウエストを作るために

ウエストを細くするためには

ポイントは

①肋骨

②腹圧

①肋骨

肋骨の上部は前後拡張という作用

下部は横行拡張する。⇦これを閉じる必要がある

肋骨と肋骨が91度以上離れているものをリブフレアという。

この状態を修正することがウエストを細くするということが言える。

・アプローチ方法

まず脊柱側の筋肉をほぐす

脊柱の可動性を確保した後に肋骨に対して、息を吐くタイミングで横から圧を

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腹横筋

腹横筋

内腹斜筋に覆われ、側腹の筋では最も深層に位置する。

内臓を収める腹腔の内部を圧迫しお腹を凹ませる働きを持つ。

息を吐く働きの主力筋。

横隔膜と拮抗的に働き、脊柱の働きには関与しない(安定化させる)。

起始停止起始
①腸骨稜の内側唇
②鼠径靭帯
③ASIS
④胸腰筋膜の深葉
⑤第7〜第12肋骨の内側

停止
①剣状突起
②白線
③恥骨 

働き肋骨の下制、脊柱の安定化

役割脊柱のアライメン

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呼吸とは①

呼吸というのはめちゃくちゃ大事

肺呼吸は第二次呼吸

仙骨と頭蓋骨の間を脊髄を介して血液循環させ、酸素を運搬している。
これが第一次呼吸と言われる。

ここでは第二次呼吸について話していく。

呼吸とは呼吸とは運動である。

呼気(息を吐く)と吸気(息を吸う)に分かれる。

なぜ呼吸は大事か?①自律神経のコントロールができる

呼吸は自律神経のコントロールができる唯一の運動。

息を吸うときは交

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小胸筋

小胸筋

起始停止起始
第3〜第5肋骨の前面

停止
烏口突起の内側

作用肩甲骨の下制、下方回旋

下制
肋骨から烏口突起(体前面)に付着しているため、もろに肩甲骨を下制する訳ではない。肩関節が180°外転位で小胸筋が伸ばされた状態から肩甲骨を下に落とすために働くと言ったようなイメージ。

下方回旋
前鋸筋とともに働くと言われている。
前鋸筋と小胸筋が働くと肩甲骨は外転する。
そのとき前鋸筋は肩甲骨を上方

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脳による疼痛

寝違い

よくあるのは一方方向だけ向くと痛い

(例)右に向くと痛い

首を右に向ける=体幹が左に向いている

と言える。

ここで、首を固定して体幹を左に向けても実は首は痛くない。

ここからわかることは、寝違いは構造上のエラーではなく、脳による頭痛促通が起きているだけと考えられる。

首を右に向けて戻して、次に体幹を左向けて戻してを繰り返し、神経促通を促すと治る場合が多い。

仮に頚椎の骨折が

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鎖骨下筋

起始停止起始:第1肋骨の胸骨端
停止:鎖骨下面の外側

作用胸鎖関節の安定性を保つ

支配神経鎖骨下筋神経(C5〜C6)

肩こり鎖骨下筋が拘縮すると肩が上がらなくなったりする。

僧帽筋によって鎖骨が上に上がるのを押さえてくれる働きもある。

そのため鎖骨下筋が働かないと鎖骨が上に上がってしまい、肩をこると言ったようなことも起こる。

つまり固すぎても働かなさすぎてもダメ。

副交感神経との関わ

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腰痛②

腰痛いと言われた場合、病院行ったことがあるかどうか聞く。

ある場合、腰痛の原因がヘルニア(中度以上)や分離・すべり症の方へは処置できないと言った方が良い。

分離・すべりは脊柱がまだ固まっていない。小中高生に多い。

過去に分離・すべりになったことがある人は特徴的なアライメントをしている。

腰椎L1〜L3の前弯が強くL4、L5、仙骨の後傾がとても強い。

もうすでに治っている場合でも、アライメ

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