鎖骨下筋

起始停止

起始:第1肋骨の胸骨端
停止:鎖骨下面の外側


作用

胸鎖関節の安定性を保つ


支配神経

鎖骨下筋神経(C5〜C6)


肩こり

鎖骨下筋が拘縮すると肩が上がらなくなったりする。

僧帽筋によって鎖骨が上に上がるのを押さえてくれる働きもある。

そのため鎖骨下筋が働かないと鎖骨が上に上がってしまい、肩をこると言ったようなことも起こる。

つまり固すぎても働かなさすぎてもダメ。



副交感神経との関わり

鎖骨下筋を支配している鎖骨下筋神経は横隔神経と隣接している。

これらは鎖骨下筋のすぐそばを通る。

横隔神経は副交感神経で、横隔膜をしっかり動かすことで副交感神経が優位に働き、交感神経がもたらす弊害を抑えてくれる。

そのため鎖骨下筋を適度な状態に保っておくことがベストパフォーマンスにつながる。


肩の可動域

肩が上がらないというような方には鎖骨下筋をリリースするのも改善策の1つ。


可動域

肩関節を180°屈曲するときの鎖骨は約60°動く

胸鎖関節が20〜30°
肩鎖関節が30〜40°

動くとされている。

初動時は胸鎖関節が主に動き、最終屈曲時には肩鎖関節が主に動く。

つまり、初動時に肩のつまりなどを感じる場合は胸鎖関節。

最終屈曲時につまりを感じる場合は肩鎖関節の可動域が悪いと考えることができる。

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