記事一覧
シャリラ(ボディ)とコーシャ(ケース)
ヨガを学んでいると「コーシャ」というキーワードをよく聞くのですが、耳に馴染まないし「なんで突然、鞘の話?」となるしで、その後の話がまったく頭に入ってこない。
でも、BKS Iyengar著のThe Tree of Yogaの巻末の用語集を読んでいると、わかりやすかったので、それに基づき私なりにまとめておきたいと思います。
心や身体の機能を入れ物でカテゴライズどうやら心や身体の機能を「入れ物」と
ヨガ 哲学で出てくる「Body」って何?
どうにもこうにもヨガスートラを読む気になれない私は、B.K.S. Iyengar著の Core of the Yoga Sutras を読んでみようとしたのですが、1ページ目でさっそく挫折。その原因は「Body」の意味がわからないこと。そこで、いままでなんとなく読み飛ばしていた頻出用語の「Subtle body」や「Causal body」について理解したいと思います。
大まかにとらえる「3つの
適応障害は繰り返すのだろうか
数年前に患った適応障害の話を友人にしたら、「そもそも、あなたには我慢が足りない」と言われた。昼間に言われたその言葉が胸に突き刺さって、今日はなかなか眠ることができない。
私が適応障害を患ったのは、3年前。すでにコロナ禍で、リモートワークが始まっていた。ある朝、仕事をしようとパソコンの前に座ったら、涙が流れて止まらなくなった。当時勤めていたのは、イスラエル資本のスタートアップ企業。社員数は20人も
現代の悲しい象徴? 「マウンティングおじさん」
私は転職が多く、職場が頻繁に変わるのですが、今年になって「マウンティングおじさん」に直接遭遇するようになりビックリしています。
本当にいるんだ!「マウンティングおじさん」の生態については、すでに多く語られているので割愛します。ここでは「本当にいるんだ!」という純粋な驚きと、遭遇後に引きずるある種の気持ち悪さを考察したいと思います。
「聞くこと」ができない「暇な人」この種の人たちは、以前の職場で
「ミソジニー」 もっと早く知っておけばよかった
『女ぎらい ニッポンのミソジニー』上野千鶴子さんの著書を読みました。「ミソジニー」という言葉は、「女性に対する嫌忌、嫌悪、偏見」(辞書参照)という意味の "misogyny" という言葉のカタカナ訳です。これだけを聞くと、「男性が女性に対して持つ嫌悪感(蔑視)」のことを指しているように思ってしまいますが、「女性が女性に対して抱く嫌悪感」もこの言葉の意味には含まれています。上野千鶴子さんの本では、こ
もっとみる手首や親指付け根の痛み - 回内筋症候群の可能性
ヨガをしていると手首や親指の付け根が痛むけれど、病院に行っても原因不明で八方塞がりという人は、回内筋症候群の可能性を疑ってみると良いかもしれません。
痛みのトリガー
回内筋症候群の痛みのトリガーになるのは、前腕を回内させる動作(肘から手までの腕を内旋させる動き)です。アルダバッダパドマパスチモッターナアサナやマリーチアサナなど、腰や背中に腕を大きく回すポーズ(手の甲は背中につける)や、背中での
外資レイオフで見落とされる事務手続き
外資企業のレイオフでは、退職する従業員が企業から受け取る「パッケージ」に注目が集まることが多いですが、日本の人事事務手続きという点で落とし穴がある場合があるので、退職する従業員にとっての注意点を、わかる範囲で、ここにまとめておきたいと思います。
退職に関わる必要な書類を、企業に事前確認する
退職する前に、下記の書類について勤務先の企業に確認したほうが良いです。
離職票(会社都合の退職の場合、
Your Authentic Self と多様性
最近、私のまわりで「Your authentic self」という言葉を頻繁に耳にします。日本語で言うと「偽りのない真実のあなた」といったところでしょうか。「人はそれぞれ異なっている。その違いを尊重しましょう。そしてあなたもYour authentic self でいれば良い」といったコンテキストで使われています。つまり「自分の個性も、他者の個性も尊重することで、調和を保ちましょう」ということです
もっとみる適応障害になる自分を分析する
最近、理由もなく泣きそうになることがある。あまり良い兆しではない。
去年の今頃、適応障害で仕事ができなくなった。あの時と似た感じ。原因となっていた仕事はさっさと辞めたから、今回は別の理由に違いない。ということで、今の私は何に苦しんでいるのか考えてみた。
今の私は、外出を自粛し、猫と一緒に過ごす毎日。新しい仕事のおかげで、暇で自由な毎日。ヨガの勉強をひたすら進める毎日。たまに友人と会話する。とく
自律神経 = 交感神経 + 副交感神経
交感神経と副交感神経をまとめて自律神経と呼ぶようなので、ちょいと乱暴ですが、このようなタイトルにしてみました。
自律神経自律神経は、内臓を制御する末梢神経だそうです。内臓を活発にして代謝を活性にする交感神経は胸髄と腰髄から伸びていて、内臓の鎮静とエネルギー補給&蓄積を行う副交感神経は脳幹と仙髄から伸びているそうです。
自律神経失調症は、交換神経の働きと副交感神経の働きのバランスが崩れた時の症状
呼吸法と二酸化炭素の関係
ヨガのプラナーヤマ(呼吸法)を学ぶ上で「二酸化炭素」というキーワードを切り離すことができないようなので、調べてみました。
呼吸法から得られる効果と、体内の二酸化炭素量がどう関係するのかを理解するには、ボーア効果からスタートするのが良さそうです。こちらもWikipediaから。
ボーア効果を簡単に説明すると簡単にいうと、ヘモグロビンが運搬できる酸素量は血中の二酸化炭素量に関係しているということで