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奥大和ぶらり②|アート探しながら下市町を歩く

11月4、5日の土日は芸術祭目的で
奈良県南部の奥大和やまとエリア
ぶらり散策してきました🙌

今年訪問した地方開催の芸術祭は
群馬、能登に続く3ヶ所目🎨
芸術の秋とは言いますが
秋は山歩きも楽しみたい季節…

奥大和で開催の芸術祭は
そんな悩みも解消してくれる✨

MIND TRAIL

MIND TRAILマインドトレイル
奥大和心のなかの芸術祭
会期:2023.9.16〜11.12
会場:奈良県吉野町、下市町、下北山村

※会期は終了しています

地方開催の芸術祭やと
作品が点在していたとしても
街なかの徒歩数分圏内だったり
離れてたら車移動が前提で
作品ごとに駐車場あったりしてる

ただMIND TRAILの作品は
山間の集落や山頂などに作品が点在
歩きながら鑑賞することが前提のため
登山道の途中や細い道沿いもあり
車で巡ることは難しい🙅‍♂️

そんな他の芸術祭とは違う
異色さに魅力を感じ昨年初訪問🙌

あらかじめ設定されたコースを
順序通りに歩くと全作品が鑑賞でき
さらに地域の名所や景色も満喫できる

芸術祭のようなウォークラリーのような…
自然の中に紛れる作品を探す宝探しのような
様々な魅力が詰まったこの芸術祭ですが
鑑賞料はなんと無料🤣

なので受付も存在せず案内人もいない
コースは各自で地図見て自由に巡る
普段山歩きする人なら普通やけど
それ以外の人やとハードル高いのかも🙄
てことで道中会ったのはハイカーのみ🌱

アート探しながらハイキング

開催は奈良県奥大和エリアの3地域
全て行きたかったけど時間の都合で
今回は下市町と吉野町を巡りました🙌

3日は文化の日で祝日やったので
奈良の山を歩き天理市内に1泊
下市までのことは前記事で書いたので
興味あればこちらもどうぞ

今日は初めて降り立った下市町
設定されたコースの起点から

下市コースマップ|HPより

全長約7km、3時間のハイキング
上記地図の他にも登山アプリの
YAMAPヤマップにも地図があり
現地では後者を利用して歩きました🤗


前置き長くなりましたが
下市町を歩いて見つけた一部作品と
景色写真を交えて書いてみます

01_千本のひげ根

原案:菊池宏子+林敬庸
杖を選ぶ
あなたの伴侶となるこの杖とともに歩くMIND TRAIL

作品説明より抜粋

降り立ったバス停横の
駐車場に山盛り置かれた枝
これが最初の作品🤗

作品説明は枝に埋もれてて
初見だとスルーしてしまうが
この作品は前回もあったので
なんか懐かしく思ってしまった♪

ただ杖持つほどでもないので
選ばずに出発

コースは右手前

設定されたコースの分岐点には
小さな矢印が設置されているので
見落とさなければ迷わない🙌

02_横断歩道

人間の暮らしと動物の暮らしの境界であるこの里山では、舗装された道に対して獣道が横切る形で多く存在する。 住民にしか気がつけないような微かな動物の痕跡を、横断歩道として疑似的に可視化する。

作品説明より抜粋

つづら折りに登る道に
いくつもの横断歩道があった
動物のための道かと思ったら
動物が歩いた痕跡だったみたい🦌

朝露の痕跡も

つづら折りの緩やかな登りで
気付かぬうちに眺めの良い場所へ…
秋の冷えた空気に癒される🤗

岩郷神社

細い道を登りきった先の神社で
水分補給と小休憩

森の中の図書館

コース内の様々な場所に本を散りばめるプロジェクト

下市コースには3ヶ所あり
中には自然の中で読みたい本を
入れているようです📙

コース後半には森の中の
ベンチ横にも設置されてたけど
バスの時間もあるのでスルー…

コースは舗装路ばかりやけど
急な登りがないので気持ち楽♪

たまに開ける眺望は全て
初めての景色なので楽しめました

ベタ踏み坂?

03_休憩中の収穫箱

収穫期に梅林に現れる収穫箱だが、それ以外の期間は使われず蔵の中にしまわれている。各梅農家の蔵に眠っている大量の収穫箱をルート上に引っ張り出し、収穫箱の特異性に沿った新たな役割を見いだしていく。

作品説明より

展望デッキとなってるとこに
迷路のように並ぶ収穫箱が
当初工事中仮囲いに見えてしまい
入れないかと焦ってしまった🤣

展望デッキからの眺めは最高で
大阪と奈良を隔てる山々もくっきり
金剛山、大和葛城山、二上山…
ダイトレ縦走したの思い出す🙄

04_言葉の保存

下市には古くから引き継がれてきた昔話が存在する。黒皮鉄板から切り出された文面が、軒先で野菜を干すかのように吊りさげられ、素材自体の経年変化と共に、保存・伝承されていく。

作品説明より

どういう物語やったのか
実際には読まずやったけど
見た目に美しい作品でした

急な上り坂が連続してきて
ガードレールが交わる様子が
アートのようにも見えてくる…

今回も早々にやってきた
何でもアートに見える病🤣

標識に従い進んだはずが
言って良いのかと躊躇する道へ

05_くぐり道

民家の裏口を抜けていくような細い道。しかし、ここはれっきとした公道である。この特徴的な公道に対して「入口」を設けることでその領域が「公?私?」と曖昧さが助長され、道という定義の奥深さに出会うことになる だろう。

作品説明より一部抜粋
入口(作品)
公道(作品ではない)

大丈夫かと不安になってたとこに
まさかの作品で不意をつかれる🤣
けど作品は入口だけで
実際に通るのは公道という不思議…

急に山道に入る

登りきった先にあるのは
古い木造校舎を利用した
美術館とゲストハウスでした

まなび舎美術館

MIND TRAILとは別らしいけど
同じ会期で開催されてたイベント

1999年に廃校になった旧広橋小学校。最高級の吉野桧で建てられたという木造校舎全体を美術館に見立て、地元作家たちの作品が集うプロジェクト。

木造校舎で学んでない身としては
校舎自体が芸術作品にも感じる✨
そんな作品の中にある作品は
とても魅力的に感じました

漫画図書室
五右衛門風呂
前登志夫研究室

これら校舎1階の部屋は
ゲストハウス宿泊時にも
利用できるそうです✨

階段で2階へ
花井慶子|木工面皮
野口史枝|刺繍
木工森|木工・椅子
高野家具|木工・杉皮

ここまで屋外の作品ばかりなのと
ハイキング要素も強かったのが
ここにきてアート色が強めに💦

鑑賞自体は楽しめたんやけど
この日は薄めアートのつもりなので
頭がちょっと疲れてしまった😓

カフェも営業してたけど
バスの時間もあるのでパス

旧校舎から少し登ると
再び視界がひらけ絶景が見える
さっきの展望台よりも見晴らし良い🙌

道沿いの広場の一角に
枝が種類ごとにまとまってる🌱
アート作品かと思ったが違った🤣
あ〜紛らわしい

06_木屑の結晶

割り箸の加工場では生産の過程で生まれる木屑の二次利用を模索している。配置された木屑の塊は会期中ベンチとしても活用されながら、少しずつ自然に形が崩れ地面を覆い、土へと帰っていく。

作品説明より一部抜粋

木屑の塊は想像以上に固く
全身を預けても崩れないほど…
硬いとはいえクッション性あり
木の香りもして座り心地は良き👍

ここに森の中の図書館ほしい🤗

その後、急に山登りになる💦
求めてたけど急すぎる🤣

07_記しの家

登山者がトレッキング中に見つけた拾い物を、高峯稲荷神社の小屋の壁面にくくりつけていく事で、皆で作り出す一つの建築が姿を現す。

作品説明より一部抜粋

説明読まずに中に入り
何もないやんと出てきて判明😆

道中で拾えてなかったので
周囲を探すも皆考えること同じか
枝らしきものが周囲に堕ちてなくて
探し歩いてようやく作品に参加🙌

高峯稲荷神社

作品の近くには神社があり
また広橋城跡でもあるらしい

眺望は無いが標高552mで
鑑賞コースの最高地点⛰

08_BP

杉にペイントされる BP (Beginning Point) を出発点とし、現場に流れている機械音や木を切る音などをトランシーバーでキャッチし可聴化する。登山者は、この先で行われている道つけ(林道の整備)を痕跡や音によって体感する。

作品説明より抜粋

このエリアの作品で一番
理解が難しかった作品です😓

現地ではトランシーバーが無音で
道つけ作業もしてなかったので
さらに分からなかったのかも🤔

山林でコースを折り返して
別ルートでバス停を目指し下山

戻りルートには作品が少ないので
立ち止まることなく一気に下る

逆にこちら登りやと辛いやろな…
って思える殺風景な急登な道💦
指示通り歩くのがベストなんやと
下りで実感できました🤗

09_紅葉

広橋梅林の農業用モノレールは長年使用されてきたことによって錆びついており、まずはそれを是正すべく錆止め行為を施す。レールは太陽の動きや天気の変化に呼応して表情が変化する。

作品説明より抜粋

なにが紅葉なんかと思ったら…
ちゃんと説明読まなダメですね😓
ただ太陽の位置的に無理やったかも

広橋梅林って初めて知ったけど
結構広大な梅林みたいです

斜面の道、上も下も梅の木
花が咲いてたらと想像すると
梅の季節に訪れてみたくなる🌺

10_結び

自然災害を未然に防ぐための補強行為として岩盤に打たれているボルトに、今後も大きな災害が起きず安全に暮らせるよう願いをこめ、紐で一点一点を繋ぎ合わせ結んでいく。

作品説明より抜粋

あまりにも自然すぎて
アートと思わずに通りすぎ
慌てて戻った作品🤣

下市コースのラストにしては
アート感がなさすぎて…
って言ったら失礼かもしれんけど💦

1時間に1本のバスに合わせるため
時間を気にして下山したら
予定より早く下山して待ちぼうけ…
乗り遅れよりも良いけど♪

ということで下市コース鑑賞完了
これよりバスと電車乗り継ぎ吉野へ
その内容は続きの記事へ✏️

今回のルート

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・時間:約3時間20分|・距離:7.7km
・登り:490m|下り:490m

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