マガジンのカバー画像

教育実践

7
教育に関わる実践のまとめ
運営しているクリエイター

#教育

ARを用いたアウトプット(植物ホルモンこびと図鑑を作ろう!)[2023ICT夢コンテスト優良賞]

ARを用いたアウトプット(植物ホルモンこびと図鑑を作ろう!)[2023ICT夢コンテスト優良賞]

経緯 「学習指導要領総則」には「情報活用能力を育成し、情報化社会で主体的に生きる児童生徒を育成する」と示されており、「学校における先端技術活用 ガイドブック(第2版)」においては、ARの活用により、児童生徒が「より実践的な学びを体験することができる」「新たな視点や発想を得ることができる」などの効果が期待されるとされている。既存のARコンテンツや教員が作成したARを活用する実践はしばしばみられるよう

もっとみる
日産リカジョ育成賞奨励賞

日産リカジョ育成賞奨励賞

カワイイオイシイwithオシャベリでリカジョ育成~PBLで指導する高校生物~上記のテーマで奨励賞を頂きました!

目的・ねらい

高校の理系生物は、比較的女子率が高い傾向にあるが、進学先としては受験科目に生物を用いない大学や看護系が大半を占め、さらに文転する生徒もおり、十分に理系の魅力や理系の力を育成できていないと感じていた。
そこで指導計画全体を見直し、一般的に女子が好む対話(オシャベリ)を重視

もっとみる
JAET学校情報化認定

JAET学校情報化認定

JAETによる学校情報化認定というものがあります。
チェックリストにより客観的にICT化の度合いを測ることができます。

一定の値を越え、エビデンスを提出し、認められることで学校情報化優良校に認定されます。

この度、滋賀県の高校で初めて滋賀県立河瀬中学校・高等学校が学校情報化優良校に認定されました(2023.01.20現在)。

これも本校の先生方が情報化に前向きに取り組んでいる証左です。
しか

もっとみる
【読売教育賞】優秀賞を頂きました。

【読売教育賞】優秀賞を頂きました。

 実践の要点を以下にまとめました。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

テーマ「ゲーミフィケーションを導入した植生フィールドワーク」

背景 生態系保全などの理解のためには、生産者たる植物に関する理解が必要不可欠であると考えられるが、静的な植物に対する興味・関心は非常に引き出しにくく、ただ単に植物名を暗記する活動になりがちであった。これを脱するために様々な以下のような手法が実践されている

もっとみる
疑似体験とはコストを要するものなのか?【ICT夢コンテスト2021優良賞を頂きました!】

疑似体験とはコストを要するものなのか?【ICT夢コンテスト2021優良賞を頂きました!】

日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)が主催するICT夢コンテストというものがあります。https://www.japet.or.jp/japetcec/

この度、ICTを用いた疑似体験的な活動で優良賞を頂きました!

概要 実験が難しい分野をできるだけ安価に疑似体験するというのがメインのねらいである。校舎全体を人体に見立て、各種臓器や内分泌腺をQRコードの形で配置した。QRコードはGoog

もっとみる
ポテトチップスから始まるcriticalthinking

ポテトチップスから始まるcriticalthinking

持続可能な開発目標や環境保全といったキーワードが叫ばれて久しいが、これらの問題は非常に複雑であり、簡単に解決するものではない。
高校生という発達段階においては、安易に解決法を考えさせ自己満足に浸るよりも、見る角度によって答えが変わるような複雑な問題と向き合い、モヤモヤしながらも考えることを止めない態度を育成することこそが重要であると考える。

概要主に森林破壊について取り扱い自分事化を目指す。

もっとみる