高校理科は大人になったからこそ必要である

高校のときに学んだ「理科」の内容覚えていますか? 正直、大学生である僕も忘れていることが多くあります。高校を卒業した後で理科に触れていない方は覚えていないことがたくさんあると思います。 もうテストなんてないからいいじゃないか。私は文系だから、社会人になったから、など多くの理由で理科の知識を忘れている人が多くいると思います。 しかし、理科の知識は社会にでたからこそ必要なものだと僕は思います。 理科知識の必要性この世の中は多くのことが科学現象で成り立っています。 普段何

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改・キャンベルと現状の私

最近のキャンベルの使い方(目的)といえば、 ◇高校教科書の大半でペラい生態系の勉強 ◇呼吸光合成の化学からの基礎の勉強 ◇医学系英語の習得 で、ある。 春時点とはまた違った使い方をして、違った良さが見えてきたので、また現状どうかというところをメモしておこう。 ◇生態系の勉強生態系については基本的には第一学習社のスクエアが神だが、一部個体群を数学的、統計的に捉えるような箇所についてはスクエアには詳しい記述がない。高校生物では、そこまで真面目に生態系を数値で扱わないからであ

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【2021年ノーベル医学生理学賞】温度や触感を得る仕組みの解明

少し前の話になりますが、久しぶりのnote更新です。 中間考査の試験問題作り終わってしね。 今月の頭から、ノーベル賞の発表が続きましたね。 生徒にも理系のニュースを紹介するときは、よく紹介させていただいている Science Portalの記事を引用しておきます。 https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20211004_n01/ Science Portal (科学技術振興機構(JST)が運営する総合Webサイト) 今回の

博物館で,教科書を

「博物館」で授業をしたいな―と思うことがあります。この「博物館」は,私にとっては科学博物館であったり動物園であったり,水族館や植物園であったりするわけですが,もちろん,皆様のご専門によっては美術館でも歴史民俗博物館でもいいわけです。要するに,教科書や資料集以上の情報が得られる場で授業をしたいということです。   博物館と学校の連携を,文字通り博学連携といいます。その理念や実践は,ググるとそれなりにヒットします。いくつか読んでみると,次の①,②のような課題が挙げられているこ

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細胞壁

こんにちは。いろはです。今回の「高校生物」は細胞壁についてです。 細胞壁は細胞膜の外側を囲っている細胞外マトリックスです。細胞壁をもつ生物は植物、キノコやカビなどの真菌類、細菌類であり、動物細胞には存在しません。 植物や酵母などの細胞および細菌細胞の細胞膜の外側をおおう機械的に強い構造体です。細胞壁は光学顕微鏡でも観察できます。植物や酵母においても細菌においても糖が多数結合してできる多糖類が主成分です。  細菌の場合、2種類の糖が交互につながった長い多糖の鎖の間を特別なア

中心体

こんにちは。いろはです。今回の「高校生物」は中心体についてです。 中心体は、多くの下等植物や一般の動物細胞の細胞質内にみられる小体です。普通、核の近くにあり、中心にある1〜2個の中心粒とまわりの基質からなります。 中心粒(中心小体)は9本の短い管が縦に環状に並んだ円筒状の物体です。これらは細胞分裂の際に2分して両極へ移動して、二つの中心体の間に紡錘体が形成されます(詳細は細胞分裂のときに)。  中心体内に存在する2つの中心小体は同質ではなく、”より古い”方の中心小体(母中

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細胞骨格

こんにちは。いろはです。今回の「高校生物」は、細胞骨格についてです。 細胞骨格(cytoskeleton)は、細胞を支持して安定させる三次元ネットワークです。すべての細胞は細胞骨格を持っています。細胞骨格は、細胞の形状とその機械的特性に関与します。細胞運動、細胞分裂、細胞内輸送、細胞シグナル伝達など、細胞の働きの多くが骨格と連動します。そのため、細胞骨格は、いくつかの細胞質タンパク質や細胞小器官と相互作用して機能します。 細胞骨格ネットワークは、フィラメントと呼ばれる3つ

細胞内でのタンパク質の移動

こんにちは。いろはです。 今回の「高校生物」は、細胞内でのタンパク質の移動についてです。 タンパク質は、細胞内のリボソームで、遺伝情報に従って合成されます。合成されたタンパク質のうち、細胞小器官に輸送されるものには、どの細胞小器官に輸送するかを指示するためのアミノ酸配列部位があります。このアミノ酸配列をシグナル配列(Signal sequence)と呼びます。

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ひらいて

「だからね、ヘリカーゼが二重らせんを2つに分かち、そこにプライマーがひっついて、だってプライマーがないとあいつらは自分の仕事すら始められないんだから!」とまくし立てる大きな生物教師は時折腕を見つめてこれがここで起こってるんだよすごいよねと感嘆の言葉をつぶやく。白く太くまばらに毛の生えた腕はポテトチップスと発泡酒が「生産者は私です」と挨拶してくるのでこちらも「今晩は私もお世話になります、まあどうせ口→胃→口とセントラルドグマなんかぶっ壊してトイレに行っちゃうんだけどさ」とお返し

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リソソームとオートファジー

こんにちは。いろはです。今回はリソソーム(lysosome)についてです。 リソソームはゴルジ体から生じる一重の生体膜からできた小胞です。形は様々で、大きさも0.4~数μmと幅があります。 リソソーム内部には各種の分解酵素を含んでいて、古くなった細胞小器官や細胞外から取り込んだ異物を分解する役割をもちます。Autophagy(オートファジー・自食作用)とは、細胞が自己の細胞質の一部を取り込む小胞を作り、これをリソソームから供給された酵素によって分解する現象です。