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教育

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高校生の時、一度は先生になることも考えた。が、「人をつくる」「人に教える」ことほど難しいことはない。だから人生を3毛作で生きることにした。ビジネス、政治と経験し、いよいよ次のステ… もっと読む
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記事一覧

知識も二刀流が求められている

知識も二刀流が求められている

P.F .ドラッカーは「断絶の時代」の中で、
「知識の探究と教育は、その利用から切り離されていた。大学の学部、学科、科目、学位にいたるまで、高等教育全体が専門別に組織されていた。マネジメントにいうところの市場志向、用途志向ではなく製品志向だった。が、今日ようやく知識とその探究が専門分野別ではなく利用分野別に組織されるようになり、知識が自らを最終目的とするものから、何らかの成果をもたらすための手段に

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なら未来共創プログラム

なら未来共創プログラム

昨日は、「なら未来共創プログラム」で「商品ブランド戦略とデザインマネジメント」と言うテーマで講演。いつもと違ってちょっと緊張しました。

参加者が多かったのも理由の一つですが、
1番の原因は娘が参加していたこと。

IMJの株主総会の議長をした時に、娘が見学に来たことはありましたが、
娘は当時まだ幼稚園児(笑)。
父が話している内容はほとんどわかってなかったはず。

今回は就職を目前に控えた大学生

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昭和の人はプッシュ型で自分の考えを押し付けない

昭和の人はプッシュ型で自分の考えを押し付けない

Oita イノベーターズ・コレジオで講義をさせてもらい、受講生の研究発表の講評をさせてもらいました。

個々の発表については守秘義務もあるので触れませんが、
総じて感じたのは、ほぼ全員の提案が地域貢献、地球に優しいなど「共生」の考え方がベースにあること。

我々世代の「競争」や「勝負」などの昭和ギラギラ感が良い意味で無く、
時代の流れを痛感しました。

もちろん、ここから先の実行プランに落とし込む

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令和は「教育」から「見励支」へ

令和は「教育」から「見励支」へ

ここ4年ほど大学教育の現場で仕事をしてみて思うことがある。
我々世代が先生や先輩に教えてもらった時代と令和の時代では、社会や環境が大きく変わってきている点だ。

昭和から平成7年の1995年あたりまではそれまでの延長線上の社会が続き、
かつての成功法則がそれなりに機能していたのも事実だ。
しかし、ウィンドウズ95発売以降のネット社会は、産業革命的に社会のありようが変化し、その真っ只中で育ってきたデ

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授業評価される側の気持ち

授業評価される側の気持ち

近頃、娘の大学の履修届の相談を受けることがある。
どちらの授業の方が面白そうか、この教授をどう思うか?
将来自分がやりたいことに役立ちそうなのはどの授業か?

シラバスを読み、教授のキャリアを見て、
これまでの経験を踏まえて、
「おそらく、この授業の方が良さそう」と               セカンドオピニオンを娘に提供する。

中には、5週連続で約束手形や小切手について            

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HBMSの存在意義を再認識した1日

HBMSの存在意義を再認識した1日

昨日、HBMS(広島ビジネス&マネジメントスクール)の最終報告会がありました。https://mba.pu-hiroshima.ac.jp/ja/

年に1度の学生たちの卒業発表のようなものですが、31名9時間に及ぶプレゼンテーションと質疑応答をオンラインで実施しました。

あらためて強く感じたのがHBMSの意味や役割です。
社会人学生ばかりなので、所属する組織や事業の課題と地域の課題を解決する

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戦略策定のコモディティ化?

戦略策定のコモディティ化?

リクルートが発行する『Works』に興味深い特集がありました。

経営ではよく「人が財産」と言われますが、日本は工場や設備などのハードに何百億円と投資する以上に、付加価値を生む源泉である人材に投資してきたのでしょうか?

経営共創基盤の冨山和彦さんは「かつて人事はコストセンターだったが、今や価値生産における最重要資産を、いわば『運用』し、最大化するプロフィットセンターであるべき」と書いています。

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「教育」から「次世代の学びの一助」へ軌道修正

「教育」から「次世代の学びの一助」へ軌道修正

YouTubeで、最近人気のひろゆきさんとイェール大学助教授の成田悠輔さん、
田原総一郎さんの対談番組を観た。

予想通り、話は全く噛み合ってないし(笑)、ひろゆきさんのツッコミに
田原さんは強気な姿勢で答えない。

途中、成田さんが新陳代謝を促すために田原さんに引退を勧めるのだが、
田原さんは引退する気持ちなどサラサラ無くて、
「安倍は言った通りにやった、菅にも言った、岸田の課題だ」と
まだまだ

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残る枠は10名。ファーストペンギン待ってます!

残る枠は10名。ファーストペンギン待ってます!

今年4月開校の叡啓大学の

総合選抜と学校推薦の定員70名の合格者が決まりました。

残る枠は30名。うち20名の留学生枠は

続々と世界各国の受験生で決まってきています。

国内一般選抜の残る募集人員は10名。
出願期間は2021 年 1 月 18 日(月)9:00 ~ 2 月 1 日(月)必着。

出願要件は、CEFR B1相当以上の英語力を有している者。

1、県立大学ですが、国公立大学の統

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県内1 対 県外2

県内1 対 県外2

叡啓大学の総合型選抜の合格者は、

広島県内1に対して、県外2という割り合いになりました。

改革をするのは「よそ者、若者、バカ者」といいますが、

県外や海外から若い人が来てくれるのは、県内合格者に刺激を与え、

お互いにより成長する機会となるでしょうし、
人口減少問題を食い止めるのにも効果大ですよね。

春までにコロナが少しでも落ち着いて、
良い環境で彼らを迎えたいと思います。

待ってるよ、

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三井物産と戦略連携協定を締結

三井物産と戦略連携協定を締結

企業と連携し、プロジェクトベースで実践的な学びをしていく

プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL )。

このPBLが、来年4月開校予定の叡啓大学の大きな特徴です。

その戦略的提携パートナーが続々と決まってきていますが、

この度、私もIMJ時代にお世話になった

三井物産さんが受けていただけました。

大商社と一緒にプロジェクト参加できる学生は

ホント幸せ者ですね。

そんな取組、私が

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3つのクリエイティブ

3つのクリエイティブ

昨日、HBMSの最終講義が終わりました。

受講生のみんなの感想を聞いていると、それなりに良い気づきや視点の変化があったのではないかと思います。

叡啓大学の客員教授に就任予定の山口周さんの著書「ニュータイプの時代」に、こう書かれています。https://amzn.to/2XX49cW

「20世紀後半に比べ、MBAホルダーが増加し、ビジネスにおける問題解決能力は供給過剰に陥りつつあり、その価値が

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教える、伝える,ってホント難しい

教える、伝える,ってホント難しい

昨夜、HBMSでの3回目の講義「地域ブランド戦略とデザインマネジメント」が終了。

3時間の講義と、終了後1時間のオンライン飲み会。

今年度は全てオンライン授業なので、昨年とは違う緊張感の中で試行錯誤しながらやっています。

この講義をする前に、まずは自らかなりの数のオンラインセミナーやユーチューブ大学を体験し、どういう講義が退屈で、どういうやり方だと飽きずにモニターを見続けられるか、を考えて臨

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けんひろの挑戦3 親の相談・子どもの遊び相手をICTで実現

けんひろの挑戦3 親の相談・子どもの遊び相手をICTで実現

2018年から発達科学の島谷教授が尾道市と準備していましたが、   コロナの感染拡大による外出自粛に対応するため一年前倒しで      サービスインします。

もともと、窓口で悩みを打ち明けづらい親の相談を           どう受けていくかの対応策として一緒に研究してきたことが、      コロナを機に一気に前に進みました。

こうした地域課題と大学の研究課題を重ね合わせ、          

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