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自分の文章を書くために

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#文章

アメリカの大学受験から学ぶ、いいエッセイを書くコツ

アメリカの大学受験から学ぶ、いいエッセイを書くコツ

アメリカの大学受験では、パーソナルエッセイと言って、受験生が自分の人生や印象深かった出来事などについて書いたエッセイを大学に提出しなければならない。大学の受験担当者は、このエッセイや共通試験の点数、高校の成績や推薦状などの提出書類をひとまとめにして、その総合的な出来を吟味して合否を決定する。その中でもエッセイは、合否を分けるほどの重要なピースだとも言われる。

大変重要な部分であるため、アメリカの

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文章を書くのが苦手な人は「濃縮還元ジュース」のように書こう

文章を書くのが苦手な人は「濃縮還元ジュース」のように書こう

 考えたこと、思ったことをパッと文章にできる人がいます。「あっ、これ書こう!」と思ったら2秒後にはPCに向かって書き始められる。そういう人は15分や30分ほどで一本の記事を書き上げることができます。

 ぼくはそういう芸当ができません。思っていること、考えていることを文章化しようとしてもうまくいかないのです。

 それは、思考がまとまっていなかったり、考えすぎたりするからでしょう。「どう見られるだ

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「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

いい文章を書くにはどうすればいいか? 先日、それについてあれこれとツイートしたのでnoteにまとめときます。



いい文章を書くには、いきなりいい文章を書こうとしないこと。下手でも意味わかんなくてもとにかく書きなぐる。ぼんやり思っていることをまず吐き出してしまう。

その「言葉の塊」を今度は客観的に見てわかりやすく整えて編集していく。少しずつ削って最高の輪郭にしていく。一発で美しい彫刻は生まれ

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30分で2000文字の原稿を仕上げる方法

30分で2000文字の原稿を仕上げる方法

2000文字くらいのnoteなら、30分から1時間ほどで完成まで漕ぎ着けられるようになってきたので、今日はその方法を共有します。

手順は3ステップです。

①言いたいことをざっくりメモするまずは「書くテーマ」を決めます。で、そのテーマにもとづいて「言いたいこと」を箇条書きでメモしていきます。

このnote原稿だったら、こんな感じのメモです。

書くテーマ:30分で2000文字の原稿を仕上げる方

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書きはじめる前に「地図」を描こう

書きはじめる前に「地図」を描こう

「書いてるうちに何を書きたかったのかわからなくなる」というお悩みをいただきました。

たしかに書いてるうちに迷ってしまって「はて、これはどこに行き着くんだろう?」となったり「いちおう書いてはみたけど、いったい何の文章なのかがイマイチわからないな……」ということはよくあります。

こんなときの解決策はひとつ。

それは「ひとつの文章で言いたいことはひとつだけにする」ということです。「この記事で言い

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書くときにぶちあたる壁とその打ち破り方について

書くときにぶちあたる壁とその打ち破り方について

年末年始、暇だったこともあり、ひさしぶりに連続してnoteを書きました。

……が、やっぱり書くときには、いくつかの「壁」にぶちあたるなあ、と気づきました。

今日は書くときにどんな「壁」があるのか? そしてそれをどうすればぶち破ることができるのか? まとめてみました。

第一の壁:自意識やはりいちばん大きい壁は「自意識」です。

自意識というのは「こんなに短い文章でいいのか?」「こんなに拙くてい

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あなたが自分の文章をまとめられないシンプルな理由

あなたが自分の文章をまとめられないシンプルな理由

ひとりで文章を書いて仕上げていくのは、つらいことです。

これはあなたが悪いのではありません。そういうものです。

なぜ、つらいのでしょうか?

それは無意識に「インプットとアウトプットを同時にやっているから」だとぼくは考えます。

どういうことでしょうか?

チャーハンをつくっているあいだに材料が足されていくぼくはいまこうして文章をまとめていますが、同時に「何を書こうかな?」「なにかいい例えや事

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いい文章を書けるようになるために学生時代やっておくといいこと

いい文章を書けるようになるために学生時代やっておくといいこと

「文章上達のために学生時代やっておくといいことはありますか?」という質問をいただいたのでそれについてざっと書きたいと思います。

ぼくも書くのが苦手でした 先に断っておきますと、いまは偉そうに「編集者」とか言ってますが、ぼくだって別に「文章がうまい学生」ではありませんでした。 読書感想文もイヤイヤやっていましたし、文章を書くことで何か賞をもらったりしたようなこともあまり記憶にありません。

ただ

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ぼくはだれに「文章の書き方」を教わったんだろう

ぼくはだれに「文章の書き方」を教わったんだろう

おかげさまで、編集協力で参加させていただいた『10年後の仕事図鑑』(堀江貴文、落合陽一共著)、『日本進化論』(落合陽一著)が同日重版との嬉しいニュースがあった。(それぞれ14刷25.4万部、4刷9万部)

ありがたいことに、現在も多くの書籍のライティングを担当させていただいている。(その一冊一冊には、プロダクトを丁寧に作り込んでいく感覚があり、早く世にリリースしたい気持ち)

でも、ふと立ち止まっ

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