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鬱・ネガティブ

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少し暗い話。 すべてをこれからのエネルギーに!
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記事一覧

精神の病と闘った1年間③もがく

精神の病と闘った1年間③もがく

はじめに

 いつも泣き叫びながら死にたいと思っていた当時の私は、通院を通して精神状態を改善する方法は知った。そしてある程度の実践もし続けた。でも、楽にはならなかった。

 そこには、大学1回生の楽しい時期を無駄にし、そして、18(19)歳としての自立した生活ができないという強い自己否定感が常にあった。

目の前のことに全力に

 とにかく自分が辛かった。でも、何か自分からアクションを起こさないと

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精神の病と闘った1年間② 向き合わなければならない辛さ

精神の病と闘った1年間② 向き合わなければならない辛さ

はじめに

 高校の卒業式以降、大学までの春休みが始まった。何にも囚われず、自由な時期だ。そして、「人生の夏休み」として、自分は何でもできる、もっとも楽しい時期を生きようとしていた。

 そんな中、体が言うことを聞かず、布団から出れず、涙ばかりを流す自分がいたのだった。

病院へ

 高校の卒業式まで何とか身体の異常やその辛さを隠し通すことに成功したものの、やはり症状は変わらなかった。ふとんから体

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精神の病と闘った1年間①受験勉強と体の不調のはじまり

精神の病と闘った1年間①受験勉強と体の不調のはじまり

はじめに

 あれから4年がたった。本当に自分は死ぬべき人間だと思っていた時期がある。そして、今のところ、この期間が人生で最もつらい時期だった。

 正直、こうしてnoteにまとめるにはとてつもないエネルギーを要する。でも、4年たった今、この出来事に対するダメージはそれほど大きなものではなくなった。自分の備忘録もかねて、そして、今つらい思いをしている方の手助けになればと思い、数回に分けて記す。

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私の中のネガティブさんとのお付き合い③(ぼちぼち、少しずつ編)

私の中のネガティブさんとのお付き合い③(ぼちぼち、少しずつ編)

はじめに

 前回は、私がネガティブ人間と化した過程をお話しした。あくまで1つの推測の域を出ないのだが、過去の出来事を振り返ってみるとやはりその時の苦しさを思い出してしまう。
 他方、「ネガティブ」とは悪いことしかないのかと考えることも最近ある。事実、現時点にてこの性格が功を奏したことはなくネガティブ人間でもいいとは思わない。しかし、この性格はマイナスな面を除いてどのような影響を与えてくれるのだろ

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私の中のネガティブさんとのお付き合い②(出没時間考察・肯定編)

私の中のネガティブさんとのお付き合い②(出没時間考察・肯定編)

はじめに

 前回は、私の経験談に伴う「ネガティブさん」の登場についてお話しした。20年以上生きてきてようやく最近分かってきたことだが、どうやら彼(ネガティブさん)は、常時付きまとってくるわけではないようだ。

 そこで今回は、いつ、もう一人の私がネガティブと化すのかを分析することにする。

1人、部屋にて

 このケースが一番多いと思う。

 すべてのタスクをこなしたあとであるこのときの脳内は、

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私の中のネガティブさんとのお付き合い①(ネガティブさんとの出会い編)

私の中のネガティブさんとのお付き合い①(ネガティブさんとの出会い編)


はじめに

 「○○(読者の皆さんのお名前)さんって真面目ですよね」と言われたとする。

 「ふーん、私ってそうなんだ」
 「お、なんか急に褒めてくれた!嬉しい」

と感じず、寧ろ

 「うわ、遠回しに面白くない奴って言われた」
 「日本人全員真面目やし、私だけ褒めてるわけじゃないしなー。あー私も真面目な人の域をでない一般的な人間なんか…(以下略)」

等と感じている人は、私であり、同じネガティ

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♡(スキ・いいね)にとらわれる日々~自己承認欲求~

♡(スキ・いいね)にとらわれる日々~自己承認欲求~

はじめに

毎日の仕事終わり、いつも密かにスマホをのぞき込む。こうして自分の記事に♡(スキ)が来たかどうかを確認する。(相変わらず少ないが…)

 この頃、noteやSNS、フリマアプリの出品物やマッチングアプリの自己紹介など、数多くのものの欄には必ず「♡」が押せるようになってきている。自分も含め、人々はたったちっぽけなこの「♡」に支配されつつある気がする。

知ってしまった快感

 冒頭でも述べ

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