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【詩】

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書きためていた詩。
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記事一覧

【詩】得意なこと やりたいこと

【詩】得意なこと やりたいこと

得意なことと
やりたいことって違う

人から言われて
得意なことに気づく

でもそれは
やりたいこととは
違っていたりする

そこをどうあやつろうか
どう騙していこうか

いつかぴたっと
重なる時が来るのか

【詩】だからねえ

【詩】だからねえ

いつまでだろうか
こうやって手を繋ぐのは

いつまでだろうか
こうやってギュッとひっつくのは

いつまでだろうか
「ばあも一緒に」って言ってくれるのは

だからね、ばあはねえ、
たくさん会いに行くんだよ

【詩】春と風

【詩】春と風

春と風

2人はいつも一緒
生まれた時から一緒

春が寝ている横で風はいつも
横で丸くなって寝ていた

春が目で追うようになると
風は首を伸ばして上からのぞいていた

春が手を伸ばして風のしっぽをつかむようになると
風はしっぽの動きを止めて春が離すのをじっと待った

春がハイハイするようになると
風はゆっくり動いて春が追いつくのを待った

春が立つようになると
風はその横で支えるようにしゃんと座っ

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【詩】うるうどし くるうどし スルーどし トゥルーどし

【詩】うるうどし くるうどし スルーどし トゥルーどし

閏年
毎年あったら
日にちと季節が狂うねん(年)くるうどし

だから3年はスルーやねん(年)スルー年

4年目の今年こそがtrueやねん(年)トゥルー年

うるう、閏、多い分潤う年
#シロクマ文芸部

閏年のお題に参加します。

【詩】何をやっても 

【詩】何をやっても 

好きな番組をつけても
コーヒーミルで豆を挽いても
読みかけの本を開いても
今日はまったく気持ちが晴れない
外はこんなに穏やかに晴れているのに

【詩】梅の花 桜の花 桃の花

【詩】梅の花 桜の花 桃の花

梅の花 桜の花 桃の花

実家の庭で、産まれてひと月の長男と見上げたのが梅の花

入学式の記念にと写し込んだのが桜の花

いまだにはっきりわからないのが桃の花

濃いピンク、通勤途中で見かけるあれは桃の花?
それとも河津桜?
#シロクマ文芸部

【詩】ちーよーこーれーと

【詩】ちーよーこーれーと

ちーよーこーれーと
じゃんけんぽん!
ぱーいーなーつーぷーる
じゃんけんぽん!
あいこでしょ!
ぐーりーこ

声はすれども一向に帰ってこない

子どもの頃の懐かしい遊びです。昭和の遊びですね。

シロクマ文芸部のお遊び話企画に参加させていただきました。

【詩】何食べよう

【詩】何食べよう

今夜は何食べよう
今昼を食べたところやのに

書きためていた詩。
あまりにも普通すぎるのになぜか長い間メモに残っていました。

【詩】青写真なんてなかった

【詩】青写真なんてなかった

青写真なんてなかった
計画も予想図もなかった
親のことを見て
同じような仕事について
あんな感じになるんだろう
そう思っていた

でも親が早くにいなくなり
自分で考える番が来た
戸惑って迷ってうろたえて
わくわくもした
気づいたら親とはまた別の
今になっていた

青写真なんてなかった

シロクマ文芸部の企画「青写真」に参加させていただきます。

【詩】光の春 少しずつ

【詩】光の春 少しずつ

向かいに座っている人が
眩しそうにした
そうか、日があたるんだ
先週まではあたらなかったのに
光の春 まさにそれ
少しずつ 春

書き溜めている詩。通勤電車の中で感じる春です。

【詩】待つ

【詩】待つ

なんどもアプリを開いては
やっぱりやめて閉じる
大丈夫やんな、絶対

何かの結果待ちはこんな感じ。

【詩】しめきり

【詩】しめきり

あとまだ4時間あるさ、大丈夫

書き溜めていた詩。この呪文のあと、深呼吸。

【詩】人って

【詩】人って

扱ったように
扱われる

できることなら若い頃から気づいておきたかったこと。

【詩】うまくいく

【詩】うまくいく

うまくいく うまくいく うまくいく

書き溜めていた詩。
いつもビクビクしていました。