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エッセイ

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1つのテーマを深掘りしたり、考察していきます。 一つの考え方として参考にしていただければ。
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#生活

エッセイ~気付きについて~

エッセイ~気付きについて~

前回、自分の変化を楽しむ=生きる目的ということについて
書いていきましたが、きっとほとんどの人が
10代の頃の自分、20代の頃の自分、
30代、40代と思い返せば価値観や思考は
10年単位くらいで見ていくとかなり変化しているのではないでしょうか。

10代の頃は未体験が多く、
色々な発見に恵まれた時期とも言えるでしょう。
最近思うのはやったことがあるorなんとなく想像がつく
ことが増えて、期待を裏

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エッセイ~変化について~

エッセイ~変化について~

「生きていく目的というのは、むしろ自分の変化を楽しむ方にある、と僕は感じる」
~森博嗣 道なき未知より~

「自分の変化」について考えてみると、
やはり幼少期や青年期に比べると
少なくなっていますね。
よくとらえれば「確立」してきたとも言えますし、
年と共に空白の部分が減るのは当然の事だと思います。

ただ真っ白な状態から取り入れるだけが変化ではない。
自己が確立しているからこそ、いい意味で自分と

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エッセイ~議論と体験について~

エッセイ~議論と体験について~

議論している中でしばしば起こりうることとして
目線が自分の正当性だけを向いてしまうということです。
最近流行りの言葉でもある「論破」という概念。
ただそのひと時「論破」できていたとしても
両者は分かち合うことができるのでしょうか。

そもそも「自分の正当性、正義」はどこから来るのでしょうか。
ひとつには「体験」があると思います。
例として「体罰」を挙げてみましょう。
大雑把に「体罰」はよくない派閥

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エッセイ~一年の振り返り~

エッセイ~一年の振り返り~

今年もあっという間に終わる、
毎年そう思いながら終わることを繰り返している。
人生全体では40/1年。
10代、20代の頃の1年の感覚とは違いますが、
それでも振り返れば色々試行錯誤してきました。

まず何はともあれ今年は仕事を辞めたことが
一番のターニングポイント。
体調がある程度回復してからは
色々な新しい事にチャレンジすることにしました。

【①近所付き合い】
これまで仕事ばかりで全く接点が

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エッセイ~勝ち負けとの付き合い方~

エッセイ~勝ち負けとの付き合い方~

私は自分で負けず嫌いだと思います。
勝負がかかると熱くなり、
負けると怒りや癇癪を起こしたくなったりします。
普段の私を知る人は意外だと思うでしょう。
平常運転では穏やかなほうですし、
熱くなるのも表面には出てないかもしれません。

学生のときなんかは今よりも顕著でしたね。
サッカーゲームを興じて負ければ涙が出るし、
実際フットサルの試合なんかでも
ちょっとラフなプレーをされただけで
大きな声で審

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エッセイ~弾き語りについて~

エッセイ~弾き語りについて~

以前のエッセイ「幸せの粒子」の回で、弾き語りについて触れたことがありました。今回は弾き語りという行為が自分にどういった役割をもたらしているのか、別の視点でを考えてみたいと思います。

例えて言うと「食事的な側面」があります。
食事って何が食べたいとか気分がありますよね。
肉ばっかり食べてたらそろそろ野菜多めにしたいなぁとか、
最近カレーばっかりやから違うもの食べたいなぁとか。
また「栄養素的」にも

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エッセイ~表現することへの解釈~

エッセイ~表現することへの解釈~

私はギター弾き語りで学生の頃から曲を作っているので
どちらかというと「歌のための詩」を書いています。
最近では詩だけをTwitterに投稿することもあり、
周りの詩人さん達の作品を見ては
その表現に圧倒されています。
また「普段使わないような言葉」をどうやって
自分の引き出しに保存したり出したりを
うまくコントロールできるのだろうと
感心させられっぱなしです。

私は詩を書くことを毎日はしていませ

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エッセイ~夢について~

エッセイ~夢について~

「いつかって言っている間は、夢は終わらないよ。美しい夢のまま、ずっと続く。かなわなくても、それもひとつの生き方だと私は思う。無計画な夢を抱くのも、悪い事じゃない。日々を楽しくしてくれるからね。」
~お探し物は図書館まで 青山美智子著より~

叶える夢と寝て見る夢が同じdreamだって初めて知りました。
今回は叶える夢についてです。

私には20代の頃、お店を持つという夢がありました。
コーヒーをメ

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エッセイ~スポーツについて~

エッセイ~スポーツについて~

私は小学校から高校までサッカー、
大学から30歳くらいまでフットサル、
そして40歳になった今はバトミントンを始めました。

バトミントンを初めて3ヵ月、
やればやるだけ「気付き」があるスポーツだなという印象です。
サッカーと違って何度も点が入り、区切りが多いため
頻繁にワンプレーを思い返すことができます。
「もう少し手首をひねってクロスを狙えばよかったな」
「今のはドロップじゃなくてクリアしてお

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エッセイ~言語化について~

エッセイ~言語化について~

以前どこかのエッセイでも同じような事を書きましたが、
私は感情を言葉にする瞬発力が乏しいと思っています。
それもあって積もり積もった感情の塵を
詩に反映させたり、代弁させたりしているのでしょう。
そういった表現方法によっての補完は望ましい事かもしれません。
しかしその場で伝えきれない「悔しさ」「もどかしさ」が常につきまといます。

ではなぜ伝えられないのでしょうか。
単純に語彙力がないとは思います

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エッセイ~引退について~

エッセイ~引退について~

野球で原辰徳監督が引退を表明したというニュースが
たまたまテレビから流れてきました。
引退セレモニーを見ていると、
去り際のかっこよさみたいなものを感じました。

一つ断っておくと、普段私は野球は見ない人間なので
相互関係については何もわかりません。
契約を1年残しての引退が何を意味するのかも知りませんし、
ただ画面からは次の世代に託すという潔さ、
また悔いなくやりきったんだろうなぁという感想だけ

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エッセイ~高所恐怖症について~

エッセイ~高所恐怖症について~

皆さんは恐怖症というものがありますか?
私は高所恐怖症です。
子供の頃は大丈夫だったように思いますが、
今は歩道橋の上を渡るだけでそわそわしてしまいます。

よくあるのがホテル。
決まってレストランが最上階だったりして
景色が一望できることを売りにしていたりします。
決死の覚悟で行くと、
ウェイトレスの方が笑顔で窓際を勧めてくるので、
こちらも笑顔でお断りします。
たまに「慣れるかな」と思い、

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エッセイ~海、「深さ」「浅さ」の両義性~

エッセイ~海、「深さ」「浅さ」の両義性~

残暑になりましたがまだまだ暑い日が続きそうです。
最近海にも言ってないなぁ。

海。
パラソルの下、かき氷なんか食べつつ眺めてる人。
浅瀬で波を楽しむ親子。
足が届くかどうかの深さまで泳ぐ人。
それぞれ色々な楽しみ方があるなぁと、
テレビを眺めながらぼんやり。

最近思考する際、睡眠中の「夢」みたいに、場面の面影だけ残して全然違うことをパッと結びつけている感覚があります。今回「海」はあくまでその原

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エッセイ~トイレ掃除から達成感を得るには~

エッセイ~トイレ掃除から達成感を得るには~

皆さんは好き嫌いがありますか?
私はあります。こんなにざっくりした問いかけなら
「全くない」と答える人は稀でしょう。
食べる物、人間関係、ありとあらゆるものに私達は
「好き」「嫌い」と分類しているのではないでしょうか。

ある午後、私は妻からトイレ掃除を頼まれました。
私にとってトイレ掃除は比較的「嫌い」に分類されます(こんなこと書いたら怒られますね)。便器の中、外周り、座る所など洗剤を使い分け、

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