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公務員のキャリアパスとキャリアの可能性
就職先を選ぶに当たって、多くの方が気にするのが「キャリアパス」です。
職業としてその道を選んだら、どんな機会があるのか、何年くらいでどうなっているのか、気になる方が多いのも分かりますが…、「キャリアパス」を気にしたところで、そのキャリアパスを自分が本当に歩めるのかは考えた方がいいです。
(1)「キャリアパス」に含まれるキャリアの2つの意味「キャリアパス」を気にする人は、どんな仕事を経験して何年く
社会人が社会人大学院で学ぶ意味
私は2022年3月に法政大学大学院キャリアデザイン学研究科を無事に修了しました。
せっかくなので、大学院を意識している方の少しでも御参考になれればと想い、体験的に社会人大学院に通う意味をまとめました。
(1)社会人大学院で失うものまず、社会人大学院は生半可な気持ちで行くものではありません。短期的に大きく失うものがあるので、それらを失っても中長期的に価値あるものに変えられる覚悟がなければ、通っても
”公務員”志望者の残念な志望動機
“公務員”を目指している方によく見かける残念な志望動機が3つあります。それぞれ紹介するので、もう少し深く考えるきっかけにしてください。
① 民間企業の利益追求が嫌だ 税金という限られた原資を使って効率的・効果的に政策の効果を上げるためには、公益の追求も利益の追求と視点はあまり変わりません。最近では、SDGsなどが浸透して、民間企業でも公益を強く意識するようになっています。公務においても、公務単独
「キャリア」は関係性で考える
VUCAな世の中を生き抜くためには、「自律的キャリア形成」とか「キャリアオーナーシップ」が盛んに叫ばれています。私も叫んでいる一人です。
「キャリア」は様々な言葉で定義されています。物事を考える上で、定義は非常に重要です。しかし、普通は厳密な定義を理解するよりも、まずはイメージから掴むことが大切です。
「キャリア」のイメージは、「自分」と「社会」の関係性として考えられます。ここで「社会」とは家
「人事(じんじ)」と「人事(ひとごと)」の差
公務と人事とキャリアが重なる領域に棲んでいることを自負しているので、「人事」への想いを綴ります。
「人事」を音読みすれば「じんじ」ですが、訓読みすると「ひとごと」になります。「じんじ」か「ひとごと」かは大きな違いのはずなのですが、「じんじはひとごと」みたいな冗談もあるとかないとか…。
職場に人事部の職員が来た時、みなさんはどのような反応をするでしょうか?
「人事」が人事権という権力を持っている
noteへの想いと方針について
公務と人事とキャリアの重なるところに棲む橋本です。
公務員になってもうすぐ15年(ライスワーク)。
キャリアへの問題意識が芽生えて10年(ライフワーク)。
キャリア教育に関わってもうぐ7年(半分使命感)。
採用を通じて学生と関わってもうすぐ4年(本務)。
3つの軸足を行き来しながら、様々な場面でお話させていただく機会に恵まれ、公務と人事とキャリアに関していろいろなことをまとめたり発信してきました