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自分の怒りをポジティブにアウトプットする方法

私は19歳にして通風を発症した逸材(異端児?)なんですが。

通風の時ってものすごく腹が立つのです。
落雷ほどの痛みが継続していて終始イライラしているということもありますが、何よりも足が思った通りにならないことに腸煮え滾るんです。

つい前日まで稼働域フルでヌルヌルだった足が急に停止するんです。

「いや、俺のせいやって分かってんで、連日のビールやんな、分かってるけど俺の足やねんから動いてくれよ」
身勝手に何度も懇願したこともありますが、私の願い虚しく、足は無視かつ激痛ですよ。私の怒り倍増です。
しかし、通風はストレスでも悪化するので、「怒り」を抱えることは悪循環になってしまうのです。

イライラすると尿酸値って高くなってしまうねんて

こんな状態どうしたらいいという具合です。今日そんな「怒り」という感情の上手な扱い方について共有します!

今の御時世「怒り」は嫌われ者

抱えている側も、当てられる側も決して楽しくない感情「怒り」。
その仕事は「自分の大切なものが危険にさらされているぞ!」ということを主人に伝える役割をしているそうです。

人間が小熊に近づくと母親熊ブチギレます🐻

つまり動物として「何かを守る」ためにはとても重宝した感情であったといえます。

しかし、近年の人間界では少々事情が異なってきました。文明の発展と共に社会はより安全になり、「何かを守る」ために「怒り」という手段を取ることはデメリットの方が目だつようになってきたのです。
「アンガーマネジメント」なんていうのも、動物的に考えると不思議な感覚かもしれません。

パワハラやモラハラが問題視されて、「怒り」に対する取り締まりも年々強化されていますし、その影響からか「怒ってはだめ」と怒りを否定する人も増えましたね(奇しくもそっから生きづらさになるケースもよくあります)。

「怒ったらあかん!」

そんな怒りをどうやったら上手く付き合えるのか。
ポイントは「怒りには願いがある」「怒りは手段で用いられる」この2点です。

怒りには「願い」がある

「願い」と聞いてびっくりされた方もいるのではないでしょうか。実は「怒り」の裏には「願い」が存在します。

最近イライラした場面や怒り感じた場面を思い出してみてください。

そこには相手や状況に対して「こうなってほしかった」「このように言ってほしかった/行動してほしかった」という願いが潜んでいませんか?

「作った料理を褒めてほしかった」
「無視されたくなかった」
「期待通りの結果を得たかった」

逆にあなたがイライラや怒りを感じることができたのは、その「願い」や「期待」が叶わなかった結果によるものであったかと思います。

極論、人は自分の「願い」や「期待」が叶え続けられていたら怒りを抱えることはないのです。
願いをなんでも叶えられる魔法使いは怒らないと言えるかもしれません。

自分の「怒り」に気づくことは自分の「願い」に気づくこと


例えば、相手に「大丈夫だよ」と言ってほしかった場合あったとして言われなかったらイライラします(まずは「残念……」かな)。『「大丈夫」と言われることで安心するな』と分かったら、「自分は安心感がほしかったんだ」や「自分は不安だったんだ」という自分の願い+自分の状態を俯瞰して認識することができるわけです。ここまで整理してみると何でもかんでも怒り任せに手に入れようとしなくていいことが分かってくるでしょう。

「怒りは手段で用いられる」

上記の文脈で察した方もいるかと思いますが、つまるところ「怒り」は自分の願いを再度叶えるために用いられるわけです。
おもちゃを買ってもらえなかった子供が嘆くのは、嘆くことで自分がどれほどそのおもちゃがほしいのかアピールして、再度買ってもらうことを営業していると言えます。

「おもちゃを手に入れる」という目的のために「怒り」「嘆き」を駆使しているわけだね

「怒り」という営業方法の効果はどないなん

結論からいうと、「怒り」という対処方法はケースバイケースで役立つと言えます。「あ、もうこれアカン、今わーっていかないと三途の川わたってまう」という絶体絶命のシーンでは怒りがないと対応できないですし、相手に伝わるかどうかは置いておいて「今日は感情のまま伝える」という日があってもいいかと思います。しかし、忘れてならないのは自分の願いを叶えるために「怒り」は必須でないということです。

事実として「怒り」以外の手段を用いる方が相手に気持ちが伝わりやすかったり、冷静に話が出来るというメリットがあったりします(気持ちは怒り以前の悲しいとか怖いとかという感情で伝えた方が伝わるというやつです)。

自分が自分自身の願いにさえ気づいているのであれば、願いを叶える最短ルートで遂行するのもコスパ良い手段かもしれません。何より、「願い」と捉えると怒る必要もないかもしれないのかもなと個人的には思います。

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