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#詩
時の花が咲く方へ|詩|かよんさんの絵に寄せて
目を閉じて
小鳥に時をたずねたら
そよ吹く風が
髪を揺らした
朝な夕な
時の薄もやのなかを歩く
誰かの呼び声を
聞きながら
小鳥が歌う方へ
こわれたシャボン玉を探しに
凋れた花を
つぼみの朝に連れて帰るために
陽にとけた雪の結晶を
ふたたび裸の梢に結ばせるために
聞こえてくる声
時間の花の
花びらが
ひとひら
ふわりと風に透けるのは
優しいひとたちの
おもかげが
浮かぶから
失くした記憶
麻衣さんに朗読いただきました|星のかがり火|花幻忌
先日掲載した『星のかがり火』。
もともと、麻衣です!さんに何か朗読を依頼しようと思ったタイミングで書いたもの。
こんなふうに、心をこめて誦んでくださいました。音楽的。↓↓
麻衣さんは、stand.fmにチャンネルをお持ちで、先日そちらで自作の詩を朗読なさっていたのです。静かで穏やかな翳りのある、とても素敵な詩&朗読でした。(記事にもあるように、詩のパートは5:40:05から)↓↓
私が詩/短
『峰不二子』描きました
前回の『LOVE PSYCHEDELICO』の絵、
星の汀さんが
とても素敵な詩を書いてくださいました。
とってもクールでカッコイイ!!
その詩の中で描かれている女性のイメージが
私の中で『峰不二子』になったので
絵にしてみました。
星の汀さんの詩の中の『峰不二子』
あくまでも、「私の中で」ですけどね。
元ネタ
↓星の汀さんの詩はこちらからどうぞ↓
星の汀さん、
素敵な詩を
せきぞうさんとコラボ♪|LOVE PSYCHEDELICO|情景
軽くほどけた髪
落ちたピアス
真珠色の肌が
下弦の月に
浮かび上がる
その謎めいた瞳は
夜の闇を見透かして はるか
時を止められてしまう
一瞬
熱に浮かされた街は
夜更けでもまるで眠らず
ひとつひとつの約束をたがえ
哄笑を響かせる
不意のバックハグ
いつわりのナイフが
首元にさしつけられ
切っ先がまるで
黒曜石のように
赤くきらめいて
すべての街が闇に
くずおれるさなか
ひとつ