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エッセイ

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日々感じたことや面白かったことなどを書いていきます。 (駄)多発注意報が 常に発令されています。くだらなくても怒らないでくださいね。
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#キウイハズバンド

エッセイ488.家庭内英会話(3) 決まり文句

エッセイ488.家庭内英会話(3) 決まり文句

決まり文句というか、各国には面白い言い回しがあるものです。

あるサウジアラビア人の生徒に教えてもらったのですが、誰かと喧嘩になり、
「お引き取りください」「出て行ってちょうだい」
というとき、

「ラクダの出口はわかるわよね?」

と言うそうです。
ラクダって大きいので(VIVANを見て、馬より大きいんだぁ、と思いませんでしたか?) 出入りするにはそれなりの大きなドアが必要でしょう。
「あんたが

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エッセイ224.おうちでロスト・イン・トランスレーション(12)とっさに出てこない問題

エッセイ224.おうちでロスト・イン・トランスレーション(12)とっさに出てこない問題

私が昨日、お風呂を掃除しようとして排水溝の蓋を取りますと、
なんとなく、動くものがありました。
顔を近づけてよく見てもよくわからなかったのですが、
少し溜まったゴミの近くを、結構高速でその、細長いものは動いています。
スマホの明かりで照らして見て、私は

ぎゃっ!

と、飛び退きました。

それは、10センチ以上はある、毒々しく、角を生やし、
艶もある「あれ」でした。
びっくりしすぎて、名前を忘れ

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エッセイ223.おうちでロスト・イン・トランスレーション(11) Gマーク?

エッセイ223.おうちでロスト・イン・トランスレーション(11) Gマーク?

今は独立して家を離れた娘たちが、だいたい中学生ぐらいまでは、

夫(父親)が、ぽつーん・・・・・・・

その後、高校生から今に至るまでは、

私(母親)が、ぽつーんんんん・・・

なんのことかと言えば、言葉の問題で、疎外感を味わうことになった時期が、それなのです。

娘たちは、私たちのデスパレートな努力により、
生まれて最初の2、3年は英語ネイティブでした。(私が言ってるだけ)

・・といえば聞こ

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エッセイ183.国際結婚の面倒臭さ(ゴミ編)

エッセイ183.国際結婚の面倒臭さ(ゴミ編)

世界で一番よく家事をすると言われて一部で有名なのが、キウイ・ハズバンド。

うちに住み込みの夫もキウイなので、御他聞に洩れず、なんでもやります。

基本は、「言われればやる」というモードなので、何も言わなくてもいつの間にかやっていてくれないかなぁ、というのが私の見果てぬ夢ですが、そこまで求めるのは求めすぎということでしょう。

今日は、カラスと夫との戦いに、夫はいつのまにか破れていました。

私が

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エッセイ142.  おうちでロスト・イン・トランスレーション(9)てにをは問題

エッセイ142. おうちでロスト・イン・トランスレーション(9)てにをは問題

我が家では日常会話のレベルが二層に分かれています。

下層は日本語の世界で、これは日常語です。
「暑いので窓を閉めてエアコンをかけよう」
「ご飯もおかずもまだたくさんあるよ」
「もう出かけたいので、急いでよ」

というように、プラクティカルで実用的で短文となります。

上層が英語の世界で、これはひとえに、私が短気だからです。

日本語でなるべく夫と話そう、
たくさん話すことで、夫が自然なカジュアル

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エッセイその135.日本人同士だからグッド!というわけではなかった話

エッセイその135.日本人同士だからグッド!というわけではなかった話

日本語教師の仕事は、教育関係と言っていいと思いますが、
同時に接客業であり、サービス業でもあります。

プライベート専門になった私などは、特にそうです。

その昔、先輩の日本語教師から、

「腹にすえかねる生徒への対し方」

について、すばらしいアドバイスがありました。

「そんなときは、自分に言い聞かせるといいわよ。
 これは私の仕事、この人は私の友達ではない、って」

「tamadocaさん、

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エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

エッセイ132.おうちでロスト・イン・トランスレーション(5)ト・トランポリ〜ン

昨日の続きです。

日本人に対する英会話学習法には、有名な聞き流しメソッドや、ヒアリングレンジを鍛える方法などいろいろありますが、私がちょっとそそられるのは、性格を改善して、ひるまないようになり、抵抗なく口から英語が出るようにすればいいというものです。
恥ずかしがっているからだめなんだ!
という、あれです。

その理由は、自分の極端な内弁慶気質により、

安心して間違えられる場所だと平気で話すのに

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エッセイその93.恐怖のエアポート!②アデル見損なうとこだったの章

エッセイその93.恐怖のエアポート!②アデル見損なうとこだったの章

2017年3月のニュージーランド帰省は、
我が家にとっては思い出深いものになりました。

一つには、長女の大学最後の春休みであり、とりあえず、
一家揃って帰省できる最後の機会となりました。

また、祖父母の世代が過ぎ行き、子供・孫と一同に集まることが絶えていましたので、親戚の一人が企画して、100人規模で集まる計画がありました。
海外から参加する私たちに、予定を合わせてくれていたので、
これには是

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noteExpo2021に参加します:夢を叶えます

noteExpo2021に参加します:夢を叶えます

実は私は最近、少しだけ寂しかったです。
自分の人生で 一度きりだったかもしれない夢を諦めたからです。

独身だったら、もっともっと若かったら、
いえ結婚していても まだ子供がいなければ、
そういうのは絶対応援してくれる夫なので、行っていたでしょう。

その詳細も note に投稿させていただいたので、
一番下にぶら下げようと思いますが、
今日はnoteEXPO2021に参加するために、
差し支えの

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エッセイその63. 家族と英語③自分編

エッセイその63. 家族と英語③自分編

コロナの時代に入ってから人と会えませんので、
私が日本語を話す量がぐっと減りました。
それが、最近のコロナ疲れを助長しているように思います。

ああ〜、帰省したいなぁ、と思います。
ルミネエストのベルクに行って、千円札をテーブルに置いておいて、
ビールのおかわりをしながら、友達と心ゆくまで日本語で話したい。
子供の愚痴を言いたい・親の、旦那の愚痴を言いたい!
ぐちぐち、3時間ぐらい言いたい!

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エッセイその61. 家族と英語 ①夫編

エッセイその61. 家族と英語 ①夫編

我が家は、ニュージーランド人の夫、ミックスの、
もう大人になった娘二人の四人家族です。
一人はもう独立して、近県に移り、現在は三人暮らしです。

夫も夫の友達も、自分(自分たち)のことを「外人」と言い、
娘らも自ら「ハーフ」と平気で言いますが、外では私は気をつけています。

「ハーフ」という映画もありますし、
「ハーフが美人なんて幻想ですから」という本も読みました。

日本の公教育をずっと受けてき

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エッセイその60.  うちに住んでる外人の人(1)早く言っての巻

エッセイその60. うちに住んでる外人の人(1)早く言っての巻

うちの夫は、日本にワーキングホリデイビザを利用してやって来て、
2年のつもりが、30年以上日本に住んでいます。



見慣れてしまったせいか、自分の目からは、
特に外国人のように見えませんが、
結婚した当時は、

「外人さんと結婚したんですね!」

ということで、多くの人から同じような質問を受けました。



家では何語で喋っているのか。

やっぱりお肉が好きなのか。

お箸は使えるのか。
納豆と

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エッセイその37.おうちでロスト・イン・トランスレーション(1)

エッセイその37.おうちでロスト・イン・トランスレーション(1)

前にも書いたことがありますが、
我が家では英語と日本語がちゃんぽんです。
私がするっと口から出せる、日常に関係することは日本語です。
ワインないよ、注いでちょ、とかです。

私と夫が お互いにとっての外国語で話すには難しい分野だと、
しかたなく、英語になります。
私はしどろもどろになることが多くて、よく考えたら私、可哀想か。
でもそれを聞かせられる夫の方が、もうちょっと可哀想なのかもしれません。

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