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愛知県弁護士会所属。 読書と格闘技、護身術。 労働関係、破産・再生、製造・工事に関する…

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愛知県弁護士会所属。 読書と格闘技、護身術。 労働関係、破産・再生、製造・工事に関する紛争、相続、親族関係、損害賠償請求事件。 フォレスト出版『合法的に借金をゼロにする方法』 月刊プレジデント2008〜2013『任意売却』寄稿 新日本法規出版『資本・増資』実務本の法務部門

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  • 「バカの壁」を超える梯子の作り方

記事一覧

「バカの壁」を超える梯子の作り方(3) 〜動画解説版

動画音声解説版:「バカの壁」を超える梯子の作り方 「バカの壁」とは、養老孟司先生が書かれた、2003年のベストセラーの題名です。  「バカの壁」とは人と人と…

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4年前
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「バカの壁」を超える梯子の作り方(2)

【まずは論理が大切、そしてその先にあり、それを支えるもの】 脅したり、騙したりして、一時的に相手を言いくるめるのではなく、きちんと理解させ、納得させた上で、こち…

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4年前
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耐え忍び、乗り越えていく

東京では、昨日、「要請するなら、金をくれ!」とシュプレヒコールをして、総理私邸までデモをした人たちがいました。 コロナ禍で、密接も3密の1つとして禁忌のはずであ…

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4年前
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こんな時期だからこそ

懐かしい友人からメッセージがありました。 メッセージに添えられたリンク。 M.J マイケル・ジャクソンの名曲「Heal The World」でした。 リアルなこともしっかりやり…

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4年前

第2次冷戦構造と「IT全体主義」の浸透(優位)〜読売朝刊ニール・ファーガソン(歴史家)記事より

読売朝刊ニール・ファーガソン(歴史家)記事。 ①最悪の被害は貧困地域 ②疫病はいずれ終息 ③世界景気は後退 ④主戦場をネットにした米中冷戦の継続 ↑ ①は、残念だが…

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4年前
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春の美味しいもの❗️

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4年前
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今日の名古屋能楽堂前の小径

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4年前

議論、交渉、説得の理想形

議論、交渉、説得は、何のために行うのでしょうか。 なぜ、力づくで無理やり言うことを聞かせないのでしょうか。 基本的に、人は個人として尊重され、自由が保障されてい…

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4年前
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小細工は一回的

脅し、騙し、泣き落としが通じるのは1回限り。 脅され、騙され、泣き落とされて道を譲らされた者は忘れない。 された者からのリベンジを物ともしないだけの圧倒的な力量…

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4年前
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交渉術

脅し、騙し、泣き落としに負ける交渉者はジュブナイル。 脅し、騙し、泣き落としで勝てると思う交渉者もまた同じ。

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4年前
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【寄与分について】(受任時配布図解)※医師の初診カルテの役割

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4年前

「バカの壁」登坂(突破)責任の所在

「バカの壁」が誰かとの間に存在するようだ。 そう気づいたとき、「バカの壁」を超えていく努力は誰がしたらよいのでしょうか。 「どうも話が噛み合わないな。」 「どう…

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4年前
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議論は何のためにするのか

話せば分かるはずが、話しても、ますます分からないときがあります。 現代は情報社会。 欲しい情報は瞬時に入手可能、専門家の意見も簡単に聞けます。 欲しい情報を得て…

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4年前

「バカの壁」を超える梯子の作り方

私は、平成7年登録の愛知県弁護士会登録の弁護士です。弁護士生活も25年を超えました。 弁護士の仕事は、対人交渉であり、説得ですが、一番大切な交渉先、説得相手は、…

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4年前
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「バカの壁」を超える梯子の作り方(3) 〜動画解説版

動画音声解説版:「バカの壁」を超える梯子の作り方



「バカの壁」とは、養老孟司先生が書かれた、2003年のベストセラーの題名です。



 「バカの壁」とは人と人との話が通じない場合を意味する造語です。 



『話せば分かる』でなく、『話しても分かり合えない』状態です。 







この「バカの壁」は、SNS時代、ますます多く存在し、かつ、それらは高く、厚くなりました。 





どう
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「バカの壁」を超える梯子の作り方(2)

「バカの壁」を超える梯子の作り方(2)

【まずは論理が大切、そしてその先にあり、それを支えるもの】

脅したり、騙したりして、一時的に相手を言いくるめるのではなく、きちんと理解させ、納得させた上で、こちらが考えるのと同様な結論に至らせるために最低限必要なものは、「論理」です。

「論理」をもって交渉、説得するには、実際にどうすればよいのか、簡単に触れておきます。

1 三段論法

議論の方法は、ギリシャ・ローマ時代から研究されています。

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耐え忍び、乗り越えていく

東京では、昨日、「要請するなら、金をくれ!」とシュプレヒコールをして、総理私邸までデモをした人たちがいました。

コロナ禍で、密接も3密の1つとして禁忌のはずであり、この時期にデモ行進を行うことは好ましくありません。

しかし、困窮者、不安を抱える市民の声を無視してはいけないのは間違いないと思います。

表題が過激なのでご紹介するのもはばかられますが、三橋貴明さんのブログの一節がズバリ指摘していま

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こんな時期だからこそ

懐かしい友人からメッセージがありました。

メッセージに添えられたリンク。

M.J マイケル・ジャクソンの名曲「Heal The World」でした。

リアルなこともしっかりやりながら、

その後を考えて、 今から良い種を蒔く。

まずは、自分の心の中に種を蒔く。

でも、心が荒んでいれば、良い種を蒔いても、岩の上に蒔かれた種のごとし。

心を耕すには、芸術、音楽や絵画。

そんなことを改

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第2次冷戦構造と「IT全体主義」の浸透(優位)〜読売朝刊ニール・ファーガソン(歴史家)記事より



読売朝刊ニール・ファーガソン(歴史家)記事。
①最悪の被害は貧困地域
②疫病はいずれ終息
③世界景気は後退
④主戦場をネットにした米中冷戦の継続

①は、残念だが、挽回不能…。

③も、②同様、いつまでも続きはしない。
いずれ、復活するだろう。
但し、④の関係で違う形で復活せざるを得ない。

④が重要だろう。
IT技術・機器を駆使し、民衆の行動と思想までも統制する「IT全体主義」の中国。

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議論、交渉、説得の理想形

議論、交渉、説得は、何のために行うのでしょうか。

なぜ、力づくで無理やり言うことを聞かせないのでしょうか。

基本的に、人は個人として尊重され、自由が保障されているからですね。

その自由、権利、利益は、法律で保障されています。

つまり、いざとなったら裁判所で守ってもらえる、ということです。

なら、法律に反しないすれすれのところで、脅し、騙し、泣き落としをすればよいかというと、昨日書いたとお

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小細工は一回的

脅し、騙し、泣き落としが通じるのは1回限り。

脅され、騙され、泣き落とされて道を譲らされた者は忘れない。

された者からのリベンジを物ともしないだけの圧倒的な力量差があるか、どこまでも逃げて逃げ切る覚悟がある場合でないと使えない。

交渉術

脅し、騙し、泣き落としに負ける交渉者はジュブナイル。

脅し、騙し、泣き落としで勝てると思う交渉者もまた同じ。

「バカの壁」登坂(突破)責任の所在

「バカの壁」が誰かとの間に存在するようだ。

そう気づいたとき、「バカの壁」を超えていく努力は誰がしたらよいのでしょうか。

「どうも話が噛み合わないな。」

「どうして分かってくれないのだ。」

「理解力が無いのか?」

そう感じたときどうしたらよいのでしょう。

裁判では、「主張立証責任」という概念があります。

それぞれが、自分に有利な事実について「主張立証責任」があるとされています。

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議論は何のためにするのか

話せば分かるはずが、話しても、ますます分からないときがあります。

現代は情報社会。

欲しい情報は瞬時に入手可能、専門家の意見も簡単に聞けます。

欲しい情報を得て有頂天になると、誰かに伝えたくなります。

しかし、自分が容易に得た情報は他の誰もが知っている可能性が高いです。

他の誰もが自分のように、その情報を獲得している可能性を忘れます。

得意満面で情報発信し、少し反論されると、

自分の

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「バカの壁」を超える梯子の作り方

「バカの壁」を超える梯子の作り方

私は、平成7年登録の愛知県弁護士会登録の弁護士です。弁護士生活も25年を超えました。

弁護士の仕事は、対人交渉であり、説得ですが、一番大切な交渉先、説得相手は、裁判官です。法治国家の日本では、紛争の解決は法に則って行われます。当事者間での交渉、解決が行き詰まったとき、紛争を解決してくれる制度が裁判制度です。

裁判所はどんなところでしょうか。一般の取引社会、学校と、どう違うのでしょうか。
裁判所

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