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#1 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 -プロローグ-
はじめまして。id_butterです。
SNSはほぼやっていないのですが、id_butterは完全なる裏垢であることをここに宣言します。なんのこっちゃです。
人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 の1話目です。
id_butter情報 ・ 40代女性 ・ 既婚(離婚協議中) -> 未婚(先日、離婚が成立しました) ・ 二人の子供を子育て中 ・ 一般企業勤務
↑こんないたって普通の私なのですが、
掲示板で出会ったひと はちにんめ 最終話
最終話、と書いたけれど、別に会わなくなったわけではない。
出会ってもう3ヶ月経って、彼がいることが普通になった。
書き始めた当初は、こんなことになるなんて思っていなかった。
特殊な関係ではあるものの、数ヶ月で別れてしまうというよく聞く話に比べれば、安定している。
だから、掲示板云々はもういいかなと思った。
前回、こんなことを書いた。
このときのわたしは、会ったときに次回があることを当たり前だと思
最近調子に乗っている宇宙人姉は、「かわいいね」と言われると「そうなんですー」と返す。その後1時間は余韻でうっとりしている。わたしのメイク道具を片手に、鏡を覗きこみながら毎日吐かれる「かわいいでしょ、わたしの顔面」という台詞に「そうだねー」と軽く返すことに地球人妹も慣れたらしいww
ドロドロの靴下を手洗いで真っ白にして調子に乗ったわたし。長女に「ママえらくない?」と言おうとして、「ママエロくない?」と口が滑ってしまい、小4に「エロくはないかな」と鼻で笑われた。ついでにこれを読んだ方にも笑っていただけると悔いなく成仏できます。
掲示板で出会ったひと はちにんめ⑨
なんだか、空気椅子みたい、と思うときがある。
それは例えば、何か言うときに発言の重さを考えてから口にだすということだったり、拒否されたとしてもだいじょうぶだろうかと自分に問いかけてから言葉を一気に吐き出すとき。
そんな風に、倒れないように自分の方に体重を残しておく。
そういう気持ち。
彼と会えなかったことはあるけれど、何かを拒否されたりしたことはない。
ただ、どうしても彼からは秘密の匂いがす
掲示板で出会ったひと はちにんめ⑧
彼という存在は、わたしに感情を呼び起こす。
怒り、という感情をあまり感じなくなって久しい。
というのも、周囲がいいひとだらけになってしまい、あまり怒る必要がないのだ。
そうして気づいた。
今まで感じてきた怒りというのは、そのとき目の前で生まれたものじゃなかったのではないか。
自分の奥の方にしまいこまれたままのかつての怒りが、外に出たいと望んだ瞬間だっただけなのではないか。
怒るために、怒る対象
掲示板で出会ったひと はちにんめ⑦
唾液が美味しい。
そう感じるのは、身体の相性がいいということに含まれるんだろうか。
よくにおいが好きだとか言うけれど。
彼は忙しいらしく、そんなに頻繁には会えない。
なので、普段はチャットで会話をしている。
前回、彼はセックスを含めたコミュニケーションを通して、セラピーをしているようだと書いた。
澱のようなもの、がわかると彼がいうのを聞いたとき、わたしはこのひと本物だーと思った。
わたしが見
掲示板で出会ったひと はちにんめ⑥
挿入って必要?
掲示板を始める少し前。
とあるイベントに参加したときの感想はそれだった。
多くの男性の快感というのは挿入後の射精にあると思われている。
でも、それはまやかしだという説もある。
タオでもタントラでも、男性は射精の度に命を失うとされていて、それは射精は自らのエネルギーを外に出してしまう行為だからだ。
そのエネルギーを排出せずに自分の内側を回して大きな力に変える。
あるいは異性とのエ
掲示板で出会ったひと はちにんめ⑤
▼彼が掲示板を続けていたことが発覚したwww前回
ボタンを押す手は震えていなかったから少し安心した。
「わたしには他のひとと連絡しないでと言って、掲示板を続けているのは自分勝手だと思う」「誰かと並行するなら、好きだとかはやめてもっと割り切りたい」というようなメッセージにスクショを添えて彼に送信した。
攻撃性を隠し切ることはできなかった。
わたしは、わたしひとりでもわたしのまま変わらず、まだや
掲示板で出会ったひと はちにんめ④
「他と会うなら、自分は会わないよ。」
冗談交じりに「他のひととしたらやだ?」と聞いてみたら、そう返ってきた。
そっかー、やっぱりだめかーと思った。
予想通りではあった(1対1の関係で継続希望のひとが多い)ものの、予想より硬めのトーンだった。
彼にどんどん惹かれていく自分の中のバランスを取りたかった。
新しいひとを開拓したいとか、自分の体の追求をしようとかいう気は失せていた。
彼が与えてくれる
次女が愛おしい。ほぼ毎日わたしにプロポーズをしてくる彼女に、いつもはできないよ〜と笑う。けれど今日ばかりは!「ママーなんで外に行くときお化粧するの?ママはお化粧しなくても世界一可愛いのに!」…ですって?これ理想では?と思い、ついプロポーズ受諾して抱きしめてしまうwww
掲示板で出会ったひと はちにんめ③
このときくらいから、わたしはなんだか怖くなってきた。
何が目的なんだろう?
いや、でもわたし何にも持ってないよな。
若くもないし、美人とは言い難い、体だってふよふよだし、お金も持ってないしな…考えるほどに悲しくなってくるけれど事実は動かせない。
わたしがわたしをどう思うかではなく、一般的な市場価値の話だ。
知らぬ間に動画を回されているとか?…売れないわ。
ちなみに本当かどうかわからないけれど、彼