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宇宙人と地球人

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我が家の宇宙人である長女と地球人である次女の日常を描いています。
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記事一覧

地球人とうさぴょん

こんにちは。id_butterです。 今日は地球人がかわいがっているぬいぐるみの話をする。 名前はうさぴょん。 なんてことない、リサイクルショップのおばちゃんにおまけでもらったうさぎのぬいぐるみである。 だが、地球人はなぜかこの子をものすごく可愛がっている。 うさぴょんは、首におもちゃのブレスレットをはめられ、わたしの古着を切って作ったドレスを着ている。 夜は地球人に抱きしめられて眠る。 時には、わたしと一緒に地球人のお迎えに保育園まで出張する。 地球人の自転車の前カゴは

宇宙人親子

こんにちは。id_butterです。 もはや定番となった宇宙人の最近を書いてみる。 以前にも書いた、宇宙人の天敵であるところの ”いじめっ子”ちゃんは、たびたび我が家の話題に上がる。 あんまり話に上がるので、そんなに気にしているってことは好きと変わらないよ、と彼女に話したこともある。 あなたにとって一番どうでもいい人は、話にも上がらない、ママが名前も知らないクラスメートの子達だよ、とかそういう話。 きらいって言うたびに、あなたの人生に彼女を関わらせることになる。 それで

ねむねむしゃん

こんばんは。id_butterです。 短い夏休みを終えて、感傷に浸ります。 この夏休みはあっという間に終わった。 翌日の昼に実家から電話がかかってきた。 次女が「ママがいなくてさみしい」と拗ねているということだった。電話で説得を試みるも、電話に出てもくれない頑固な次女。母は困っていた。 かくして、翌日の夜にはわたしは再び実家にいた。 けれど、着いたら長女も次女もきわめて元気で、実家に馴染んでいるように見えた。 前日「ママとパパ以外の大人とお話しするのは苦手です。」とわた

宇宙人のともだち

こんにちは。id_butterです。 最近、宇宙人がおともだちをうちに連れてくる。 最初はいやだな、と思っていた。 だってうちはものすごく散らかっていて、どうしようもないまま片付かないからだ。 がんばってもがんばっても追いつかない。 子どもとはいえ、その子に見られるのは気が引けて、断り続けていた。 けれど、その子はどうしてもうちに来たい、というかうちに居たいらしかった。 最初は、つんつくしながら、トイレを借りたいというところから始まった。 それは何回かを経て、玄関で待って

地球人の女子力

こんばんは。id_butterです。 地球人とは我が家の次女のことである。 わたしには長女と次女がおり、同じ父と母の子どもであるはずなのに、全く性格が違う。 以前その特性について書いたのはこちら↓。 今まで、わたしの中の地球人は、どちらかというと「目立たない方」であり「手がかかからない方」であった。 けれど、彼女を見誤っていたと最近気づいた。 彼女の初期設定が気になってたまらなくなり、書いてみることにした。 今までも、地球人は女子力高めだとは思っていた。 けれど、最近そ

未完の母

こんばんは。id_butterです。 本日、宇宙人は帰宅するなり号泣しはじめた。 平常体温高めの宇宙人の顔は汗と涙でぐちょぐちょだった。 汗でじっとりと湿った体を抱きしめさせられる(…暑い!!)。 それで、ふと友人の家での会話を思い出した。 そのころ、わたしは小学校2年生になった宇宙人の抱っこが負担になっていた。立ってでの抱っこはもちろん、座っていての抱っこも辛くなっていた。痩せ気味の宇宙人のお尻の骨はわたしの太ももに刺さる。痩せてはいても体重は20kgを超えているのだ

我が家の宇宙人が地球を救うかもしれない

こんばんは。id_butterです。 少し前のことだけれど、思い出したので書いてみることにした。 以前にこんな記事を書いた。 その中で、宇宙人の特徴の一つとして、「どこまでも優しかったりして、時々切なくなる」と書いた。 こういうときに、切なくなるんだよなと思った時のことを書く。 半年前くらいのことだ。 スーパーのセルフレジでお会計をしていたとき、突然「もう、なんでこんなことすんのよ!」と叫ぶお母さんに遭遇した。 見ると、わたしたちの立っている後ろの床に、お菓子がばらま

我が家の宇宙人が自転車に乗れた日

こんばんは。id_butterです。 宇宙人が自転車に乗れるようになった日のことは、きっとずっと忘れないと思う。 この話は全然書こうと思ったことすらなかったけれど、宇宙人が自転車に乗る絵って、アレじゃんて思ったので書くことにしました。 遡ること半年くらい前のことになる。 小学校2年生ともなると、ほとんどの子たちが自転車に乗れるようになっている。 補助輪付きの自転車に乗るのが恥ずかしくなり始めた宇宙人は困っていた。 日に日に移動範囲は広くなっていく。 公園で出会ったお友だ

宇宙人のスランプ

こんばんは。id_butterです。 ほんの1ヶ月前、宇宙人は不調だった。 小学校に入って二年間ほぼ欠席しなかった彼女が、週に二回腹痛を訴え保健室に行っていた。朝から腹痛でお休みした日もあった。 宇宙人は学校が好きだった。 けれど、最近どうも雲行きがあやしい。 保健室の先生から電話がかかってきて、お迎えに向かう。 ちょうどそのころ、学校公開があった。 三日間くらい公開期間があり、その間保護者は好きな時間帯に授業を観られる。 本人からの話と学校での様子を見て、事情がだいた

宇宙人の姉と地球人の妹

こんばんは。id_butterです。 我が家には、宇宙人の長女がいると何度か書いた。 姉を宇宙人とするならば、妹は地球人だ。 地に足がついた保育園児、それが彼女だ。 いつも彼女たちは対極にある、ように母には見える。 姉は妹を操縦し、ときに家来のように扱う。妹は薄々その事実に気づいているものの、普段はそれに従うことで、ここぞというときに妹の特権を発動する。 そして、彼女たちはふたりで凸凹を補い合いながら上手くやっている。 ●公園にて 長女は行くたびに必ず女の子をナンパし

我が家の宇宙人が赤ちゃんだったとき

こんばんは。id_butterです。 最近長女について書いてきて、赤ちゃん時代を思い出したので書いてみようと思う。なんでかというと、おもしろかった気がしたからだ、たぶん。 ひとことでいうと、彼女は女まるだしの、妖艶な子どもだった笑 一番古い記憶、それは彼女が生後1ヶ月の時だ。 経験のある方ならわかるだろうが、わたしは衣食住という人間の権利すら奪われていた。 2時間おきの授乳、とは名ばかりで実際は1時間おきだった。 長女はなかなかおっぱいを飲むのが遅く、授乳には30分かかっ

我が家の宇宙人が反抗期な件

こんばんは。id_butterです。 まぁ、先週からいろいろ起きた。 前兆は、あったのだ。 先々週くらいから、我が家の宇宙人、つまり長女とわたしは交戦状態だ。 彼女はとにかく、いうことを聞かない。 いうことを聞かないというより、そもそも手前で話を聞いてないのだった。 わたしは毎日繰り返し言う。 これを朝晩で10回くらいは、言っている。 相手は8歳の長女である。(ちなみに5歳はできているので言う必要がない) 正直、うんざりしている。 靴下や脱いだ服を持っていくのが